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「Filmout」MV考察

1回目の方、はじめまして。
2回目の方、愛しています。
LATTEです。

今日は4月2日0時配信解禁されたBTSの日本語曲「Filmout」のMVについて考察してみたいと思います。​

映画「シグナル」の主題歌

映画「シグナル」の予告映像に挿入されていたサビ部分だけでも素敵な悲恋ソングかなと感じていましたが、全体を聴いてますます素敵な曲だと感じることができました。

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浮かび上がるきみは
あまりに鮮やかで
まるでそこにいるかと手を伸ばすところで
ふっと消えてしまう

淡々と降り積もった記憶の中で
君だけを拾い集めて繋げて
部屋中に移して眺めながら
込み上げる痛みで 君を確かめている

Lalalalalalala…

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切ない歌詞ですよね。
大切な人の記憶だけが自分の頭や心にこびりつく。
どんなに想ってもその人はそばにいない。

オープニングの変化

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Hybeに社名変更してからどう変わるのかと心配してましたが、キュピーンと音がなるあの慣れ親しんだオープニングからシンプルなものに変わりましたね。まぁBighitという表記が残っただけでも良かった😊

ジョングクが立っている部屋は?

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少し荒れた部屋に一人立つジョングク。
背後の窓?には雲が大きくうねる様子が映し出されています。

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寄ってみると、グクの後ろには紙のようなものが散らかっているのがわかりますね。机の上には黒いコップがあるように見えます。

ジンがいる部屋とメンバーがいる部屋

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場面が変わって、ジンが部屋の中央に向かって歩く様子が映されますが、ジンが歩いている「こちら側」の部屋は先程ジョングクが立っていた部屋と同じ部屋だと思っていいでしょう。
雲が映し出されていた窓には「むこう側」の部屋があり、そこにはBTSメンバーが楽しそうに談笑する様子が見えます。「むこう側」には顔こそ見えないようにしていますがジンと思わしき人物がシュガとテーブルに座っていますが「こちら側」にもジンがいますので、これは別軸で存在するジンだと言えます。

『砂時計』と状況の変化

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切ない歌詞と真逆の「むこう側」の明るい雰囲気に今後の展開が心配になるところですね。BTSのMVには『砂時計』がキーワードのように出てきます。
今回ももちろん出てきたのですが、「こちら側」のジンが砂時計を返し、砂を落とし始めると「むこう側」でも変化が起きます。

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「むこう側」のジョングクがふと何かに気づいたような表情を浮かべ、「こちら側」のジンがジョングクに視線を向けるのです。

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「こちら側」のジンが持っている砂時計の砂は落ちて時が進むのがわかりますが、「むこう側」にある砂時計の砂は落ちきっていて、「むこう側」が『未来』、「こちら側」が『過去』であることを指しているような気がします。そしてその砂が進むと「むこう側(未来)」で起きる変化というのが、BTSメンバーが消えるということです。

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始まる世界の崩壊

「こちら側」のジンが時を進めると「むこう側」の砂時計の砂が逆流し始め、未来が消えてしまう。それを切なそうに見つめ、手をのばすジン。

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その後世界が崩壊していく様子が映し出され、ジンはそこから逃げる、または何とかしようと画面手前にあるドアを開けるのですが、そこは逃げ場のない世界。他にも同じようなドアがありますが、過去MVにもよく登場するパラレルワールドの入り口と考えました。メンバーを元の場所に戻すためには、自分がこの世界から出ていかなければならないが、そうすると自分はこの世界に戻ることができない。

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どうすることもできない、どうにかしないといけない。
辛い選択をしようとしていることがジンの表情から読み取れます。

ジンの選択とラスト

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最後にジンが皆がいた部屋を見つめた後、「むこう側」にテヒョンが現れ、誰もいない「こちら側」に手を伸ばしMVは終わります。
「こちら側」でジンがいなくなったということは、手前のドアから外に出たと考えていいでしょう。自分は戻れないが、メンバーを取り戻すために行動したと考えています。それに気づいたテヒョンがジンを想い手をのばす。ジンが最初に戻したのはテヒョンだったのでしょうね。

ドアで隔たれた複数の世界

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中盤に出てくるシュガとホソクのいる世界は、太陽が眩しい枯れた世界。中心にあるドア枠が、ジンが出たドアと同様のドア枠だとすると、シュガもホソクもそれぞれ違う世界に飛ばされたと読めます。

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近くにいるのにお互い干渉できない世界。
そしてドア枠に向かって世界が歪んでいるのがわかります。(身長173cmのシュガと177cmのホソクが同じ身長となっていることは歪んでいることとは無関係かと)最初は歪んでいなかったのに、ジンが皆をもとに戻すために動き出したから、シュガとホソクのいる世界は繋がろうとし始めたととれるのではないでしょうか。

全くの別軸予想

ジンが時間を進めることで全員がそれぞれ別の世界に飛ばされてしまう。それぞれが近いようで遠い世界。ジンが外に出ようとしても出られないと悟り部屋に戻った。別軸の世界でテヒョンはメンバーを思う。ということも予想できますね。

オープニングでギョングクとテヒョンがいた部屋

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大きなソファーの配置からして、ジンが一人でいた「こちら側」の部屋だとわかりますが、ジンが自らを犠牲にして皆を戻したあとの「こちら側」なのか、複数の世界に飛ばされたあとにそれぞれ存在している「こちら側」のジョングク、テヒョンなのか。

まとめ

未来ではメンバーがバラバラになってしまうことを知ったジンは、過去に行き皆が一緒にいられる未来を守る、取り戻すために行動しようと考えたが、その結果、自分だけが戻ってくることができないことに気づく。それでもメンバーの未来のために行動した。(または行動できないことを悟り、部屋に戻り自分しかいない世界でメンバーを想う)テヒョン、ジョングク、ジミンはメンバーを想いながらそれぞれの世界で過ごしている。

と考えました。
花様年華シリーズでは、ジンが何度も過去に戻り、未来を変えようと行動してきた内容となっていて、それが昨年はじめに公開された「ON」まで続き完結したと思われていました。(考察班による)
新しく始まったにしても、なにかを意味するものだとしても、今回の曲が良いものだということには変わりないと思っています。
ジンの入隊を示唆しているという声もあり、彼らが韓国の男性である限り、どうしても避けられない兵役がBTSを推し続ける上で常に頭にあることですよね。
2年近く元気な姿が見られないのは寂しいですが、その後帰ってこられる環境を整えていてあげられるようなARMYでいたいと思っています。

疑問

メンバーが消えてしまい崩壊が始まったあと、ジンが走り去るときの背後のドアが空いています。

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崩壊が始まった直後のドアは閉まっていたので、その違いに大きな疑問が残ります。

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最後崩壊した世界に戻ってきた(または別の次元の同じ部屋)テヒョンの背後のドアは閉まっていましたので、考えることは多いですね。

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Film out

しかし今までの日本語曲は、日本の長さに合わせて4:30〜5:00くらいの曲に仕上げられてきていましたが、今回のFilmoutは3:30の長さ。
そのためラップラインの活躍の場が少ないのが寂しいところですね。短いながらも心にしみる歌詞が本当に良い今回の曲。

<ユンギ>
正しくなくていいからさ
優しすぎる君のまま
笑っていてほしかっただけなのに
それなのに

<ホソク>
涙の量測れるなら 
随分遅ればせながら
やっと君のとなりまで追いついて

<ジョングク>
見つけたのさ

ホソクの口から『遅ればせながら』って言わせられるの、うち(日本)の清水依与吏くらいじゃないですか?

本当にありがとうございます!
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イルアミ活動頑張りましょ🤗💜