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歌詞の意味を漁る

1回目の方、はじめまして。
2回目の方、愛しています。
LATTEです。

今日はFilmoutの歌詞に注目してみたいと思います😚
back numberの清水依与吏さんが作詞提供ということで、本当に「らしい」歌詞がいたるところにありますよね。

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いきなり切ない

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浮かび上がる君は あまりに鮮やかで
まるでそこにいるかと 手を伸ばすところで
ふっと消えてしまう

淡々と降り積もった記憶の中で
君だけを拾い集めて繋げて
部屋中に写して眺めながら
込み上げる痛みで 君を確かめている
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自分の記憶の中の「きみ」は鮮明に残りすぎて触れられくらいだってことですよね😥それでも「記憶」なので決して触れることはできない。
こんな辛いことありますか?
「忘れられたらどんなに楽か」ありきたりなそんな言葉をこの4行で表している気がします。
でもその後のサビの部分で、忘れられたら楽なのではなく、忘れる幸せよりも忘れられずにいる辛さや苦しみで「きみ」が居たことを確かに感じられる幸せを噛み締めている。そんな感じでしょうか。
こういうときに人は「愚かだ」と言うのでしょうかね。。

ここまでの様子だと、「きみ」に去られてしまったのか、それとも失ってしまったのかはわからない状態です。

歌詞が俄然美しくなっていく

旋律がナムジュンに受け継がれると、歌詞がグッと美しくなって行きます。
ラップになるのですが、歌は言葉だということがよく分かるといいますか、とにかく様子が見えてくるのです。

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光も水も吸わないくらいに腐敗して
根も葉もない誓いで 胸の傷を塞いで
並ぶ2つのグラス 役割を果たすこともなく
ああそのままで 君の触れたままで
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心が枯れた酷い状態だというのに、「きみ」と交わした「根拠のない誓い」で苦しみから逃げている。しかも「きみ」が触れた状態のグラスはそのままにしてある、とな。
サビだけではわからなかった様子が少し見えてきました。
「きみ」が触れた2つのグラスがあり、それは今は使われることがないということ。最後に使った状態が最後というのは衛生上良くない。あんま推奨しないということで、「きみ」が片付けた状態が最後だったということにしておきましょう。
準備して出ていったのか、突然だったのか。。まだ不明のままです。

ラップで紡ぐ「手遅れ」という歌詞

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正しくなくていいからさ
優しすぎる君のまま 笑っててほしかっただけなのに
それなのに
涙の量測れるなら 随分遅ればせながら
やっと今君の隣まで追いついて

見つけたのさ
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「きみ」の優しすぎるところが正しいかはさておき、ただ「きみ」のまま笑ってそばにいてくれればよかったのに。
その笑顔を守るただったら何でもできたのに。という感じでしょうか。
「きみ」との衝突を繰り返し「きみ」も自分も沢山の涙を流したのち、随分経って「きみ」の考えを理解することができた。

理解できたからこその辛さ

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淡々と降り積もった記憶の中で
君だけを拾い集めて繋げて
部屋中に写して眺めながら
何一つ消えない君を抱きしめて眠る

君がささやく言葉が その響きが
行き場をなくして 部屋を彷徨ってる

嗅いでしまった香りが 触れた熱が
残ってるうちは 残ってるうちは

浮かび上がる君は あまりに鮮やかで
まるでそこにいるかと 手を伸ばすところで
ふっと消えてしまう
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理解できたからといってもう遅い。「きみ」の言っていることが理解できた今だからこそ、余計に「きみ」が心から、記憶から消えてくれない、消したくない。「きみ」の香りや温もりが記憶にあるうちはずっと苦しむんだろう。

ほら今もそこにいるのに、触れようとすると消えてしまう。
「きみ」はもうここにはいない。

back number 清水依与吏に感謝

総合的に見て、死別ではなく恋人に去られてしまったという見方をしました。万人の解釈があるでしょうから、作詞者のみぞ知るというところですが、さすが失恋ソングの帝王back numberだと感じました!
BTSさえも失恋ソングの沼に引きずり込むとはさすがです!(ヒドイ)
ありがとう!

もともと私はback numberの曲も大好きでよく聴いているのですが、歌詞が好きな曲の一つに「瞬き」があります。

幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降り掛かった雨に 傘を差せることだ
そしていつの間にか僕のほうが守られてしまう事だ
いつもそばに
いつもきみがいてほしいんだ
目を開けても 目を閉じても

お互いが自分のように、自分以上のことのように感じられ、一緒にいられることが幸せだ。
この歌詞が本当に心にしみます。実体験じゃないと書けないことだと思いますが、清水依与吏さんはどれだけの愛を経験してきたんでしょうかね。

私は職業上、人に「ありがとう」「嬉しい」という表現を沢山使うようにしてきました。それでも日本人的なところがあるというか、なにかを「好き」と表現することは少なかったのですが、BTSを好きになってから、家族に友人に「好き」「愛してる」とすっと言えるようになってきました。私はこれをされて「嬉しい」とかね。

素直に感情を表現することができて新たな交友関係も作ることができましたし、感謝しかないのです。

今回、日本オリジナル曲でこんな素敵な愛すべき曲を作ってくれてありがとう。サランヘ。

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