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コバルトリッチクラスト~海底資源

近年コバルトは、リチウムイオン二次電池の正極材料として大幅に需要が拡大しており、ノートPCやスマホのバッテリーにおいて使われています。

ところが、鉱物資源としてのコバルトは他の金属と比べても岩石中に含まれる割合が小さいため、高コストになりやすいという問題があります。

また日本は、コバルトなどのレアメタルのいずれもほぼ全てを輸入に依存しています。

そんな中、豊富なコバルトリッチクラストが日本のEEZ(排他的経済水域)内にあるということがわかっています。

コバルトリッチクラストとは、希少金属であるコバルトを多く含む海底鉱物資源のことです。

その存在する場所は、水深1,000~2,400mの海山です。

2020年、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)

南鳥島の基線(領海などの範囲の基準になる海岸線)から200海里以内にあるEEZの中でコバルトリッチクラスト掘削実験を行い

世界で初めてコバルトリッチクラストの掘削に成功しました。

このことから今後、日本が資源開発をリードしていく可能性があり、

また海底資源によって、レアメタルを日本で取れるようになるかもしれません。

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