岡三RSSの無応答を自動で解消する方法

最近、コロナの影響で取引量が急増したからか岡三RSSが無応答になることが多くなりましたね。

岡三RSSを使った自動売買ツールを動かしていると、自動売買ツールも止まってしまい、とても困ります。

そういう時は、岡三RSSを再起動すれば直るのですが、ここ最近は無応答になることが１時間に１０回を超えるなど異常な頻度で再起動が必要になっています。
これを四六時中人力でやり続けるのは到底ムリです。

そこで、岡三RSSの再起動を自動でやってくれるスクリプトを作りました。これを動かすことで無応答になっていないか？と常時見張っている必要はなくなりました。
やった！解決！、、、、と思っていられたのは束の間でした。

岡三RSSの再起動を数時間繰り返していくと、今度は自動売買ツールのメモリが増えていき、やがてEXCELが動かなくなるという副作用が出始めたのです。
試行錯誤の結果、岡三RSSの再起動中は自動売買ツール（正確にはEXCEL）の計算処理を止めるのが有効でした。

一週間ほど動かしてみていますが、私のところではこの二つを併用することで、自動売買ツールを動かし続けることができています。

同じ事象で困っている方から欲しいという声もいただいたので、スクリプトとツールを提供します。（2020/3/31までの限定提供の予定でしたが、まだ無応答・フリーズする事象が発生しているので延長します）

これを岡三RSS、自動売買ツールと同時に動かしておくと、岡三RSSが無応答になる前に岡三RSSを再起動することができます。結果、自動売買ツールが動かなくなることを予防できます。

前提条件

・デスクトップに岡三RSSのショートカットがあること
・Excelベースの自動売買ツール（OFA,Boctok01) 専用のPCであること（ほかの用途と兼用していないこと）

設定方法

所要時間：5分程度

1. 下のスクリプト・ツールからWatchOkasanRss.ps1 と、WatchOkasanRssHelper.xlsm をダウンロードして、同じディレクトリ（例：デスクトップ）に置く。（ダウンロードしたファイルは右クリックして「プロパティ」を開きセキュリティを「許可する」として適用しておく。）
2. WatchOkasanRss.ps1を右クリックして、「ショートカットの作成」をクリック。するとショートカットファイルが作成される。
3. 作成されたショートカットを右クリックして、「プロパティ」をクリックする。リンク先欄（例：C:\Users\user\Desktop\WatchOkasanRss.ps1）の先頭に、「powershell.exe -ExecutionPolicy RemoteSigned -File 」を追記し、「適用」をクリックする。すると、リンク先欄は「C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe -ExecutionPolicy RemoteSigned -File C:\Users\user\Desktop\WatchOkasanRss.ps1」と展開されて更新される。
4. 動作確認。作成されたショートカットをダブルクリックすると、WatchOkasanRss.ps1のウィンドウが開き、1分経過すると以下の出力が始まることを確認する。

OkasanRSS2 cpu:0 mem:123457536
OkasanRSS2 cpu:0 mem:123441152
OkasanRSS2 cpu:0 mem:123441152
OkasanRSS2 cpu:0 mem:123457536
OkasanRSS2 cpu:0 mem:123457536    

出力が確認できたらウィンドウを閉じて終了する。
5. WatchOkasanRssHelper.xlsmを右クリックして、「ショートカットの作成」をクリック。するとショートカットファイルが作成される。
6. 動作確認。WatchOkasanRssHelper.xlsm を開く。セキュリティの警告がでる場合は「コンテンツの有効化」を押してマクロを有効にする。
7. （PC起動時に自動起動させるために）WatchOkasanRss.ps1とWatchOkasanRssHelper.xlsmのショートカットを、スタートアップフォルダ（例：C:\Users\user\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup）にコピーする。

動作確認環境

・Windows10
・Excel 2019（64bit）
・OFA V2.93