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コンビ二家族とAIの妖精/アルファポリス第2回ライト文芸大賞(4月開催、エントリー締切りは3月末)

村上龍はかつてすべての小説は「人間が穴に落ちる」「穴からはいあがる/穴の中で死ぬ」という話型でできていると道破したことがある。
http://d.hatena.ne.jp/hidematu/20060507/1146972551

 喝破の間違いじゃないかとも思ったが、道破=言い切ること、断言するという意味らしく、とても勉強になった。

 だが、僕が書こうとしてる小説は「コンビ二家族が穴に落ちて、AIの妖精の力を借りてそこから這い上がる話」である。  
 よくある家族の絆を描いた感動のストーリー、よくあるハッピーエンドである。
 そんな物語を書こうと思う。
 まあ、いつものようにエタらなければ(あかんやろ!)

 一応、初心にかえって「複垢調査官 飛騨亜礼」のような短編連作の形式をとれば、エタるということはない。
 とりあえず、短編なので話は一話完結だし。

 アイデアもかなり浮かんでいる。
 ロスチャージとか、契約解除とか、違約金2000万とか、合法的詐欺とか、ドミナント戦略とか、子宮頸がんワクチン薬害とか、インフルエンザワクチンは効かないとか、血中抗体が多過ぎると炎症になるとか、抗がん剤とか、コンビ二家族が穴に落ちる材料には事欠かない。
 何なら近所の原子力発電所で事故が起きるとか、豪雨で町が水没するとか、地震が起こるとかもあるかもしれない。
 問題はそこから這い上がる話になるかもしれない。

 そこは現代の魔女というか、魔法使いである「AIの妖精」に任せておけばいい。
 何とかハッピーエンドにしてくれるだろう。
 ただ、この物語が果たして家族の絆を描いた感動のストーリーになるかどうかは分からない。
 とりあえず、凄いネガティブな話を逆転してポジティブかつ、ちゃんとしたエンタメにできるかどうかがなかなか難しいだろう。

 すでにエタってしまってる「コンビニ猫ハネケの日常」と共に「コンビ二シリーズ」と名付けようと思う。
 「人狼戦記~少女格闘伝説~」も早く完結させろよと言われそうだが。
 小説って書く気になるまでが大変で、さらに完結させるのも難しい。
 「六芒星、かごめ歌の謎」は完結したので安心して読んでいいだろう。

 5月からは「鬼媛烈風伝」(第五回歴史・時代小説大賞エントリー)も書かないといけないので、ほどほどに書いて5月に備えたい所です。
 三万字ぐらいで完結させて、コンビ二家族編だけで終わらせて、子宮頸がんワクチン編は辞めた方がいいかもしれない。
 第二章ぐらいから、「複垢捜査官 飛騨亜礼」も出てくる予定である。
 「捜査官」は「調査官」の間違いではない。
 間違っても原発事故編とか、豪雨編とか、震災編まで書いてしまうと、まずいだろう。
 だが、最後はハッピーエンドになるので安心してるのだが。
 作者としてはこんな作品(ろくでもない?)を書けるのは、日本で僕しかいないと自負してはいます。




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