豊洲の地下空間が作られた訳と今後の見通し

 ひょっとすると、豊洲の地下空間が作られたのは、わざと、この問題を発覚させるためだったんではないかと思う。

 ちゃんと盛り土して地下水管理システムも稼動させていたら、こんな問題は起こらなかったし、あの説明図や会議資料に書かれていた全ての土壌汚染対策システムが稼動してないということは、入れ替えた土がすでに全部汚染されていることになる。

 実は盛り土とかと対外説明が食い違ってるのはさほど問題ではなく、地下水管理システムが稼動してなくて、汚染された地下水が上がってきてることの方が問題なのだ。

 建物だけでなく、敷地全体の土を、また4.5m掘り返して入れ替えなくてはいけなくなった。
 地下水管理システムが稼動してないということはそういうことを意味する。
 手抜き工事というより、これだけ作っていて地下水管理システムが稼動させないというのが非常におかしい訳です。
 維持費、お金がかかるのもあるだろうけど、そういう設備を作った意味がないというか、土を入れ替える前に作って稼動させておいて、土を入れ替えて基礎工事してる間もずっと稼動させないといけない設備なんだけど。


------------------------------------------------
ところで55億かけて作った、地下水の浄化システムなんだが、現在フル稼働しているのだそうで、それでも地下水が上昇して水溜りができるというのは、完全に「計算ミス」のようだ。年間35億の維持費だそうだが、ナニにそんなにカネがかかるんだ? 流域下水道の100億円施設でも、年間の管理費は数億円なんだがw 議会のドン内田の会社が請けてるそうだがw よっぽど儲かりそうなので、ウチで請けたいですw

環境アセスメントからやり直しより 
------------------------------------------------

 フル稼働してるという情報もある。
 電気代と汚染物質の浄化システム(どういう方式なのか?)ぐらいしかお金はかからないんじゃないかな?


 土壌汚染対策全体が機能してないというのが最大の問題で、市場がダメになっても、他への転用するにしても、土壌汚染対策をしっかりやって安全だよということにするしかない。

 福島原発問題と似ていて、汚染源を完全に断てないので、除染しても除染しても無駄ということなのかもしれない。


 だけど、テレビなどでは全く大丈夫、問題ないという意見が多くて、空気を読んでの発言なのかもしれないが、地下水管理システムの説明図(技術会議の18回最終回資料)を見たら砕石層の下で(地下空間の床に砕石層がある)管理すると説明されている。   

 どうしてそういう結論になるか、科学的思考、土壌汚染対策の工法への理解という面で疑問だらけである。

 砕石層の上に汚染水が来てしまった時点で、毛細管現象によって水位はどんどん上がってくる。それを防止するために砕石層があるとはっきりと書かれている。

 そうなると、豊洲市場の敷地全部の地下4.5mの土壌を全部掘り返して、新しい土と入れ替えないといけなくなるはずなんだけど。 

 つまり、都庁は自分たちがやると公表してる土壌汚染対策を全く実行していないということが最大の問題なのだ。

 投げっぱなしで放置してるんだよね。

 大丈夫だと言ってる人々は、何か幻でも見てるのか、変なニセ科学や宗教でも信じてる人々なのかなと思ってしまう。

 集中豪雨や台風でA.P.+2m(砕石層の真下)、普段は砕石層のさらに下のA.P.+1.8mとはっきり書かれてるんだけどね。

 それが砕石層の上に上がって来てるので、地下に溜まってる水が雨水だったら大丈夫という話も全く違うことが分かるはずです。

 全ての土壌汚染対策が完全に崩壊してるというのが最大の問題です。
 
 小学生レベルの知能があれば読解できるはずなんだけど、そういう意味では盛り土を問題にするマスコミの報道も全くのミスリードである。

 盛り土をしなかったのは「現場と都庁」の知恵でという言い訳をさせてしまうことになる。だから大丈夫なんだという。

 そういう判断もあったかもしれず、そのお陰で今回の問題の発覚に繋がったとは思うが、本質は土壌汚染対策が全く実行されてないので、最初からやり直さないといけないということなのだ。

 という結論しか出ないはずなんだけど。

環境アセスメントからやり直し(盛り土前提だったらしい。結構、重要でした) 

ゴゴスマ 2016年9月21日 東国原英夫 / (中継解説) 森山高至 おときた駿 ▼豊洲市場 ~ 石原慎太郎 緊急コメント ▼自民 若狭勝 擁立へ ~ 小池百合子 ◆


 でも、どうも今回は地下空間の床を二重(100億円ぐらいかかるらしい)にして強引に豊洲に移転する案も出てるようですね。

 地下水管理システムも年間数十億の維持費がかかるので、これもどうなのか?という意見も出ています。まあ、まだ稼動してないか、全く機能してないけどね。

 安全の確認して対策工事などをすると、2年ぐらい移転は伸びそうです。

 個人的には築地のブランドイメージもあるし、築地の再整備して、豊洲はアマゾンの倉庫とか(やっぱり床が弱いのがネックで最初の設計自体が欠陥である)、カジノにでもした方がいいですね。

 カジノ収入で地下水管理システムの年間数十億の維持費を稼ぐという感じですね。

 だけど、倉庫に転用しようとしても床が弱いとか、設計自体に欠陥があり、追加工事費用はまた数百~千億円ぐらいかかるので、どちらにしても大変なのは確かです。

『カクヨム、noteではじめる小説家、クリエーター生活』もよろしく! https://ncode.syosetu.com/n0557de/