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肌が弱い人のためのサウナ入門

私は肌が弱い。学生時代はアトピーで悩んでいたし、大人になっても乾燥肌である。しかし、サウナで「ととのう」ことにハマって通っているうちに、肌のコンディションまで良くなってしまった。

このエピソードを持って「サウナは肌にいい」と言ってしまっても良いんだけど…どんなサウナでも肌に良いわけではない。むしろ肌にダメージを与えてしまう場合もある。

今回はサウナ初心者かつ肌の弱い人のために、私なりの「肌のコンディションを整えるためのサウナの入り方」を紹介したい。

ただ、一つだけ気をつけて欲しいことがある。肌が弱いとは言っても、重度の皮膚病やアトピーの場合はサウナで治そうとしない方がいい。私も昔、アトピーがひどい時期にサウナに入って悪化したことがある。まずは専門の医療機関に相談することをオススメする。

何よりも「施設選び」が大事

小手先の入り方よりも、まずは設備の整ったサウナを選ぶ。これが全てと言ってもいいくらい。サウナ内で蒸気を発生させる「ロウリュ」のサービスを行っている施設なら、ほぼ間違いない。Googleなどで「(地域名)+サウナ+ロウリュ」で検索すると出てくるはず。

あとはサウナでロウリュを受けてしこたま汗をかいて、水風呂にダイブして、風に吹かれながら休憩すれば…何も考えなくても9割がた肌の調子は良くなってしまう。

サウナと水風呂に入る時間や順序がわからない場合は、こちらの記事がわかりやすいのでオススメ。

サウナの入り方入門ーsaunatime.jp

施設選びさえ間違えなければこれで十分なんだけど…もうちょっと詳しく説明していきますね。

「乾燥」を防ぐ

ロウリュを行なっているようなサウナは、たいていナイス湿度にセッティングされている。しかし、肌のコンディションが良くないと、汗をかく前に肌が乾燥してしまいダメージを受ける場合がある。

そんな時の対処法が2つある。

一つは、身体の水分を拭き切らずにサウナに入る方法。
通常、身体に水滴が残っていると汗が出にくくなるので、きっちりタオルで水滴を拭き取ってからサウナに入ることが多い。しかし、この方法だと汗をかき始めるまでの間に、肌が熱のダメージを受けてしまう。
そこで、うっすらと水滴を身にまとった状態でサウナに入る。これによって、汗をかき始めるまでの肌の乾燥を防ぐことができる。もちろん身体がビッチャビチャの状態でサウナに入るのはマナー違反なので、その辺はご注意を。

もう一つは、肌のコンディションが悪い部位に、硬く絞ったタオルをかける方法。
例えば私の場合だと、首の後ろ部分が赤くなってヒリヒリしやすい。そんな時は硬く絞ったタオルをヒリヒリする部位にかけておく。するとサウナの乾燥から肌を守ってくれる。もちろん、全身に汗をかき始めたらタオルを取ってしまってもいい。

「汗は天然の化粧水」だと思っている。汗と言われると臭い、汚いイメージだが、サウナに何度も通っているとサラサラ・無臭の水のような汗が出てくるようになる。これを身にまとうと、肌がしっとりすべすべになるのだ。

水風呂はしっかりと

「水風呂なんてよく入れますね、あんなの冷たすぎて入れない」とよく言われる。しかし、サウナ好きが冷たさに強いわけではない。水風呂に入れないのは、単純にサウナでも温まりが足りないだけ、というケースが多い。

つまり、サウナでしっかり温まっていれば、水風呂にもしっかり入ることが出来る。しっかり水風呂に入っておくと、その後の休憩(外気浴)が俄然はかどるのだ。

風呂には長時間入らない

これを言うとスパ施設に申し訳ないんだけど…私は湯船に入るのが苦手である。

理由は、肌が乾燥することが多いから。まず、お湯によって皮脂が必要以上にうばわれてしまう(気がする)。塩素がキツいケースもある。また、施設側が気をきかせて入浴剤やら何やらを入れてくれていることもあるが…その成分も肌に合うか合わないかはギャンブルである。

なので、肌が弱い人はあえて湯船に入らない、という選択肢もアリだと思う。今まで「入るのが当たり前」と思っていた肌の弱いあなた。入らなくても、いいんじゃないかな。

外気浴の際も乾燥に気をつける

サウナでしっかり汗をかいた、水風呂にもしっかり入った、この2つが出来ていれば、休憩の際に気をつけることは何もない。しかし、万全を期すのであれば…休憩時も乾燥から肌を守ることをオススメする。具体的には、バスタオルなどの大判のタオルを身にまとって休憩する、これだけである。むしろ休憩時に肌が乾燥するようなら、サウナと水風呂の入り方を見直すといいかもしれない。

というわけで色々書いたけど、

・ロウリュを行なっているサウナを選ぶ
・肌を乾燥から守る

これだけである。

Let's sauna!

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