したくもない話はするもんじゃない

したくない話をする
からSNSにはシェアしないでおく。
ただ、滔々と意味もない言葉を並べたいだけなのかもしれない。
けれどもわざわざしたくもない話をする。

最近ずっと、夜が怖いのだ。
怖くて1人じゃ眠れない。
こんな時、ああ、一人暮らしでなくてよかった。と心の底から思うのだけど、やっぱり怖いことにかわりはない。
なぜ夜が怖いのだろうか、記憶をぐっと遡る
こどものころ、幼少期、まだちいちゃかったころ、私はとにかく寝つきが悪かった。
それまで5人もの人間がわあわあと好き勝手に好きなことを話していたはずなのに、まだ私は眠くないのに私位がのみんなは静かに寝息をたてはじめるのだ。
それまでの騒々しさから一気に波が引いたような静けさに、隣に母がいるのに世界でたった1人になってしまったような気になった。
暗闇が恐ろしいのでない、眠りが怖いのでない、まだ見ぬあすに畏れているのでない。
私は、独りが嫌だったのだ。
ちいさく、母の背中をつつく
小声でねえねえ、と呼びかけてみる
ちょっと強めにゆすってみる
それでも起きない母に、幼い私は酷く傷ついた。
勝手に、勝手に傷ついた。

そんなような記憶が浮かび上がってくる。
これが本当の記憶なのか、捏造した記憶なのか、私自身ですら判断つかない。

したくない話はするべきでない
けれどもとまらないから、本心ではしたいのだろう。
そういうことにしておく。
始まりもなければ終わりもない、中途半端なだれかの話。

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