やめました

無理することをやめました。
もう何年も前の話。

昔の私は周りと比べて、今以上にできることに偏りがあって
できないことがたくさんありました。
あの子はできるのに、私にはできない。
この子には簡単なこと、私には難しい。

みんながみんな、同じじゃないとわからなかった。
できないことが悔しくて悔しくてたまらなかった。

けど、それとおんなじくらいに、考えるのも苦手で
ぱったりとなのか、だんだんとなのかはもう覚えてないけれど、
できないことを無理に頑張るのはやめました。

できないこと、苦手なこと。山のようにあるけれど
たとえ私ができなくたって困るのは私ぐらいなもので
不自由は感じるけれど、苦しくはない。
苦手なことに時間をかけて嫌な気持ちでやるくらいなら、
好きなことを好きなだけやった方が絶対にいいと思ったのです。

そのせいか、おかげか
未だにできないこと苦手なことは山ほどあります、でも
できることも増えたし、私にしかできないこと、作れないものを見つけることができました。

これは、”あなたも無理するのはやめるべき！”とういうことが言いたいわけではなくて
こんなやり方もあるのだよ、という独り言です。
これが正しい、あれが正しいなんてわかりませんし、それこそ自分で見つけるべきです。
どんなに時間がかかったとしても。

無理することはやめたけど、頑張ることはやめてません。

どうしてもできないこと、苦手なこと、それでもやりたいことのためにやれるようにならなければいけないこと。
そのためならばいくらでも頑張れるのです。
今どんなに頑張ってもできなかったことも、いつかできるようになるかもしれない。いまはタイミングが違った、ぐらいにしてできなくても気にしない。
目の前にあること全部できるようになる必要なんてない。
一個、胸を張ってできると大きな声で言えるものがあれば、それはもう
とってもすごいことなんだ。

楽に生きる方が、楽しいと思うんです。