言葉にならないことばたち

言葉にできない感情がある。
言葉にできない言葉がある。
頭の中をそんな言葉たちが渦巻いて占領してのかない。
出ってくれよ!と泣きながら僕は彼らに言うんだ。
だけれどかれらは出てってなどくれない。
なぜなら、君が外に出してくれないからだ。
だそうだ。
僕が言葉にして初めて彼らは外の世界に出られる。だから僕が言葉にしない限り、かれが出ていくことは無い。
このまま染みて落ちない汚れになるかぎゅうぎゅうと僕の思考のじゃまを延々としつづけるらしい。なんとも暇なことで。
言葉にできない言葉のほうがおおい。
音に、かたちに出来なかった言葉の末路を僕はしらない。半分落ちかけている意識の中手を手繰り寄せて言葉に近い言葉を外に押し出す。
少しだけ、光がみえたきがする。
眠れないあさ、のけぞってみた。そとはあかるい。

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