在宅勤務1日目を終えた感想

こんばんは、宮益坂ナズナです。

今日のブログは占い師としてではなく、普通の会社勤めをしている者として感じたことを書きます。平日は都内のIT企業で働いておりまして、このたびの新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、しばらくのあいだ全社で在宅勤務することになりました。首都圏は人口も密集していてウイルス感染リスクが高く、こういった対応をとる企業も多いのではないでしょうか。

在宅勤務に際して私がまず思ったことは、満員電車でぎゅうぎゅうに押しあいへしあいしながら会社に行かなくて済むのはほんとうに最高だなと。通勤ってすごくエネルギーを使うので、朝会社にたどり着いた時点で一仕事終えたような気分になります。帰りも同様。電車遅延に巻き込まれた日なんかは疲労が2倍。単純に乗り継ぎの待ち時間などもあるし、この行き帰りの時間がなくなったらどんなに効率的だろう、とずっと思っていました。

逆に在宅勤務をするうえで最も恐れていたのは、Twitterでもたびたび書いておりますが、寝落ちです。日中は強烈な睡魔に襲われやすい体質で、これまで事務職でも販売職でも眠いときはどうにも抑えられませんでした。店頭でお洋服を畳みながら膝ガクッてなってるスタッフ、見たことありますか?その話はまあいいか。今の職場はわりとおしゃべりな女性陣が多いこともあり、眠いときはしゃべって切り抜けたりしているので、在宅で一人ぼっちになったら知らず知らず爆睡してしまうんじゃないかと不安で不安で仕方なかったです。

でも実際に働いてみたら、びっくりするぐらい仕事に集中できて快適でした。電話もかかってこないし、社内の連絡チャットだけこまめに確認しておけば、あとは自分のペースで作業ができるんです。自分の、ペースで!!

私は1ハウスうお座の水星持ちで、水サインなのでくっつきたがりのお喋りしたがりではありますが、水星はノーアスペクトなので、自分のやりたい作業(おもに書きもの系)に没頭する時間もすごく大事なのです。誰かに話しかけられたらリアクションを取らずにはいられない柔軟宮だし、そこはいつも葛藤があります。

眠気より集中や興奮が上回ったのか、恐れていた寝落ちはまったく大丈夫で、結果的に仕事はとても捗りました。日ごろ思考が散漫な私にしては捗りすぎるほどでした。通勤時間もないわけですから、保育園のお迎え時間ギリギリまで仕事して、子乗せ自転車でダッシュでお迎えに向かい。

そこでふと、景色がものすごくかすむことに気づきました。目の疲労がいつも以上にひどくて何もかもぼんやりぼんやりして見えるから、何だこりゃと。作業を遮られるものが何もないから、適度な休息を取るのも忘れてやりすぎてしまって後から疲労がガタッとくるのだなと思いました。

会社にいると他のパートさんに話しかけられたり雑談とも打ち合わせともいえるやりとりがあったり、用があって別のフロアへ行ったり自販機行ったり、やりかけの作業を中断しては戻ってのストレスが発生するのですが、それは意外と必要な余白なんじゃないかと思いました。通勤時間もそう。満員電車でもみくちゃになりながら、両手を封じられてボケーっとするのもあれはあれで大事なひとときなんだなあ。

無駄なく目的だけに集中した方が短期的な生産性は上がるけれど、ほどよく無駄がある方が心身豊かに暮らせるのではないでしょうか。若い子たちの会話を盗み聞きしたり、昔の後悔とかどうでもいいこと考えたりするのも、何らかの味わいだったりするわけです。

とりあえず今日は早く寝ます。明日はオンライン会議もあるので、また違う感想が生まれるかも。今回の在宅勤務は働き方というものを考える有意義な機会になりそうです。そんなことを言ってられるのは今だけかもしれないけれど、どんな世の中でも誇りを持って日常を営む市井の民でありたい。

宮益坂ナズナ

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