身体の使い方、見せ方、見え方「胸っすよ?膝っすよ?首っすよ?腰っすよ?」その3

はい来ました!
桜の花も次々に咲き始め、あっという間に小春日和の毎日。
皆様いかがお過ごしでしょうか♪
千本桜プロジェクトの撮影本番を控えて、体力を上げようともがいている晶です。

前回は、『自分の感覚で身体をコントロールして、実際にそれが「どう見えているか」を確認してみる』
という内容でした。
しかも、確認する範囲は驚きの360°!
空間把握能力もビックリです。

今回は、身体の動きを把握出来た所からお話が始まります。
※少々記事内容が前後しますが、次回は身体の動きを把握する為に必要(だろうな)と思われる解剖学をまとめさせて頂きますね。
(本来ならば、こちらが最初なのでしょうが、資料が膨大なので…ゴメンなさいね)

ダンスの場合には、「音」に合わせて身体を「コントロール」していく事となりますが、
ご自分の身体がどう動くかが掴めたら、音の中である一定の法則をもうけて、動かしてみてください。

例えば…。
『胸(首・膝・腰)を前から後ろに動かして(移動して)いき、
8カウント中、4カウント目で一瞬止まる。5カウントから動きの続きをする。』

『右から左に首(胸・膝・腰)を動かし(移動し)6カウントで来た道を後戻りする』など。
動きの把握に加えて、細かい箇所のコントロールを加えていきます。

次に、一曲分(長いがな!とおっしゃるそんな貴方には、8×8分の長さなんていかがでしょう!)の間、
胸だけ動かします。胸が出来れば、次は首だけ、膝だけ、腰だけ…と部位を一カ所だけ使い行います。

アイソレーションの進化系と言えば、イメージしやすいでしょうか?

ただアイソレーションと分けて説明しているのは、決まった方向のみでなく稼働域全部を使い、また、止まったり動いたりを
自分の自由意志で行う所に違いがあるからです。
より一層、音に合わせる要素が強い分、「踊」に近付いています。

ある一定の法則※ も、もちろん継続です。
動きの把握に加えて、細かい箇所のコントロールを加えていきます。
身体を使う事にだいぶ慣れてくるのもこの頃かもしれませんね。

ではここから、「音」のイメージに身体を合わせてみます。
「どん!」とか「ちゃらららら~」といった音が聴こえたら、その音が流れた時に、
「固い!」とか「柔らかい~」という第一印象を想像するのです。
そして、想像した印象に合っているであろう「動き」を、身体の部位を使って表してみるのです。
今現在使っている身体の部位は一カ所ですから、その部位の出来る動きに集中してチャレンジです。

もちろんイメージは一人一人大いに違って構いません。
必ずしも「固い=止まる」「柔らかい=ぐねぐね」ではないのですから。

さてさて、ではさらに「踊」に近付けていってみましょう。
一カ所毎の動きが出来れば、今度はその箇所を組み合わせていきます。
胸と腰。首と膝。などなど。

二カ所が出来れば次は三カ所。三カ所が出来れば次は四カ所。

扱う箇所が増えれば、その分動きの制限が少なくなっていく事が体感出来るでしょう。
膝は上半身を支える為に動き出し、腰は身体の安定感を生み出す為に力を発揮する。

それに加えてある一定の法則※ を持たせると、あら不思議。
何だかたくさんの動きをコントロール出来ちゃうではありませんか!

そこに、はい!音の第一印象投入です!

どうです?
身体の各部位それぞれに、役割と可能な動きがあり、身体は繋がってるんだなぁ~と感じたことでしょう。
コントロールも、なるほど可能なのだなと伝われば嬉しいです。

またアレンジ編としてですが、ある一定の法則は「胸はこのタイミング、首はこのタイミング、膝はこのタイミングとこのタイミング、胸はこのタイミング」といった具合に、バラバラに決めて頂いても面白いかもしれませんね。

さて、冒頭でもお伝えしましたが、次回は動きを把握する為の「解剖学」を少々取り入れさせて頂きます。
なるべく分かりやすく伝わるように頑張りますので、宜しくお願い致します!
お読み頂き有り難うございました!

それでは次回、お楽しみに~♪


※『ある一定の法則』

『胸(首・膝・腰)を前から後ろに動かして(移動して)いき、8カウント中、4カウント目で一瞬止まる。5カウントから動きの続きをする。』や『右から左に首(胸・膝・腰)を動かし(移動し)6カウントで来た道を後戻りする』など。


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