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「渋谷のラジオ」という場所

📻イラスト、左上に居る渋谷のラジオ「ラジ公」の生みの親は
「渋谷のナイト」第4水曜日のパーソナリティ、寄藤文平さん📻

私が渋谷のラジオという、とても大きな街<渋谷>に在る小さなラジオ局と出逢ったのは2016年10月だった。ボランティアをしようと思い立ちネット検索をした時に出てきた渋ラジは渋谷の中の狭い範囲の人たちだけの為のコンテンツだと思っていたから気軽に入ることができた。
渋谷のラジオはクリエイター箭内道彦元理事長(現名誉局長)を中心に勇士が協力し合って2016年4月に渋谷のコミュニティラジオFM87.6MHz「渋谷のラジオ」として開局されている。

当初は渋谷区の中で無料の聴取チケットを入手しないと放送が聴けないという難しさがあり区外に住む私はすぐに聴くことができなかった。が、半年もするとApp StoreやGoogle Playでアプリをスマホにダウンロードして聴けるようになり、一気に日本中の人が「渋谷のラジオ」をスマホで楽しめるようになった。私が渋ラジでボランティアを始めたのがちょうどこの頃だ。学生は大学に入りボランティアに参加し卒業就職と同時に去って行く。もう少し上の人たちは仕事とボランティアを両立している人が多い。主婦も居る。
現在は西樹理事長(シブヤ経済新聞編集長/みんなの経済新聞ネットワーク代表)を中心に、元ボランティア2名がスタッフとして働き、100名を超える無償ボランティアが力を合わせ毎日の放送を日本中に届けている。

過去の放送は開局当初はボランティアの人数も少なく時間的にも無理があったが2016年10月から note を使って公開できるようになった。今ではラジオクラウド、Abemaビデオでも一部の番組が聴けるようになっている。
noteには夜の放送を除くほとんどの番組がアップされ、渋谷のラジオのサイトトップにあるアーカイブから聴くことができるようになっている。(楽曲はカットされた状態に編集されている)
一般の方のご出演時の声が後々何度でも聴けるのはご本人、ご家族、ご友人にも好評だ。私も最初自分の声を聴いた時、初めて自分の声を客観的に知った。私ってこんな声?って思う人が案外多い。誰でも出てマイクで話すことができるのが渋谷のラジオの素晴らしい特徴でもある。普段の番組以外にもオープンマイクの日など、ぜひ皆さんがチャレンジしてほしいと思う。

2017年4月には開局1周年記念特番が渋谷駅ハチ公前広場から8時間生放送され、その後の2周年、3周年特番も同じ場所で行われている。私たちはお揃いのTシャツを着て番組放送中にタイムテーブルやラジ公ステッカーを道行く人に配っていた。その後コロナ禍に入りボランティア説明会も周年特番もできなくなったがスタジオから工夫を凝らした特番はいくつか続いていて、例えば「渋谷おとなりサンデー」「開局5周年特番」防災特番の「ラジオから安心を」などがオンエアされている。現在募集中なのは「渋谷のラジオオープンマイク」、サイトで詳細を知ることができる。
その他にも過去、当時の箭内理事長の スタジオに居るボランティア全員と話そう! というテーマの2時間特番や、1口5000円 / 年 の寄付をして下さるファウンダーさんをスタジオにお呼びする市民ファウンダー感謝デー、渋谷のラジオの理事会をオープンに生放送してしまう特番など、他のラジオ局では多分無いだろうと思う事を、しかも生放送でオンエアしてしまった面白いラジオ局だ。

渋ラジ開局時のスペシャルサポーターで開局第一声を発した福山雅治さんが2017年5月に始めた 福山雅治と荘口彰久の「地底人ラジオ(仮)」 は2018年4月から 福山雅治と荘口彰久の「地底人ラジオ」 として正式に放送され始め、現在は渋谷のラジオをキー局とし20を超える日本中のラジオ局で放送されているという不思議な現象が起こっている。昔「魂のラジオ」を聴いていた人なら福山さんと荘口さんの軽快なやり取りに引き込まれているはずだ。
また、魂のラジオを聴いていた人ならきっとご存じだろう放送作家の小原信治さんが渋ラジで毎週火曜21:00~21:50「渋谷のラジオの惑星」のパーソナリティを担当しているのもご縁だ。

毎夜19:00~19:05には渋谷系、野宮真貴さんの「♪東京は夜の七時」が流れるし、月曜にはその前17:00からのカジヒデキさんとの番組もある。音楽ばかりでなく、スポーツ、演劇、お笑い、美術、お天気、食、健康、防災、シニアに特化したものなど様々な話題が各番組で繰り広げられている。
2021年10月1日には渋谷ヒカリエ4階にあるヒカリエデッキに新たなスタジオがオープンした。「ラジ公スタジオ」と名付けられた場所はデッキを歩く人たちの新たなスポットになるだろう。渋谷の商店街の話題を中心にお届けする、月~金と日曜15時台「渋谷の商店部 お店に行こう!」という地元密着の番組が今後はラジ公スタジオから届けられる。

月)本町・初台
火)幡ヶ谷・笹塚
水)外苑
木)上原・富ヶ谷
金)恵比寿
土) -
日)中央ブロック

番組の中では商品情報やイベント情報、お店の人の声やお人柄も知ることができる。本日の特売情報などもあるかもしれない。番組を聴いてから商店街に行くとよりお店や商品が身近に感じられると思う。

ラジ公スタジオでは右手に小さなテイクアウトドリンクのコーナーがある。渋谷商店部の放送終了後にこのコーナーでの販売が始まる。そこで働くのも渋ラジのボランティアスタッフだ。
ラジ公スタジオ ドリンクスタンド
営業時間は火曜〜日曜16:00〜20:00
(月曜のみ16:30〜20:00)です☕️
https://www.instagram.com/shiburadi_drinkstand/

ラジ公スタジオの前には広いイベントスペースがあり、私が以前歩いた時には小雨の中、このデッキのオープンイベントが行われていた。今後このスペースがイベントで賑やかになった時にラジ公スタジオもテイクアウトスペースも沢山の人に認知していただければ、またまた渋谷のラジオが大きく育つことになるだろう。
私が渋ラジボランティアになってちょうど5年。渋谷のラジオは何度もバージョンアップしていて、私の眼からもとても大きな存在に見える。渋谷区とも、渋谷の商店街とも、東急ヒカリエとも、渋谷で暮らす人や渋谷にやって来る人たちとも結びつき、今後も地域に密着しつつ、若い人たちのエネルギーで新陳代謝を繰り返していく、ダイバーシティとして老若男女が共存していくラジオ局で在りますように。更に大きく便利なコミュニティラジオに育って行きますようにとボランティアのひとりとして渋谷のラジオの隅っこで願っている。 本日㊗ラジ公スタジオオープン✨📻 2021年10月1日


渋ラジの凄い所を書き忘れていたので追記を。
渋ラジはプロもボランティアで参加してくれてたり、逆にボランティアが技術を積んでプロになったりもする場所だ。ラジ公スタジオもプロの工事の人が来てくれたわけではなく西理事長はじめとするスタッフ、ボランティアたちで設置設営していたことを私も今日知ったばかり。そういう手作り感も放送と共にリスナーさんに届いてくれればありがたく、嬉しいことだ。

そして大切なことをあとひとつ。
渋谷のラジオの元々の目的は渋谷の街の防災であると聞いた。地震や台風、その他すべての事象が起こった際に自分たちでスタジオから速やかに情報発信できるようになることが当初からの最大の目標だった。避難や安全に関わる街中の人が必要とする正しい情報をいち早く流せるように、ボランティアスタッフは日頃から決まった日にスタジオに集い放送を届けつつ技術を磨いている。
番組を聴き楽しんでいただき、FM87.6MHzをいざという時に頼ってもらえる身近な存在(ラジオ局)になれるよう、沢山の人に普段から聴いてもらえる番組作りを渋ラジに居るみんなが一体となり頑張っている。そんなことも知っていただけると尚嬉しい。

📻渋谷緊急ぼうさい会議
防災に関する番組も2018年1月から続いている。


後日☺10月7日、お客さんしてきました! 
お近くの方は覗いてきてください。


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