Jimi Hendrixのライブ盤を聴き比べてみた(3)
③Miami Pop Festival (1968/05/18)
今回は③Miami Pop Festivalです。
最初に言っちゃうと、こちらは音質・演奏ともに抜群です。
また、この頃からジミはアドリブを長めにやるようになってきていて、これ以降のライブでは自由で素晴らしいギターが聴けます。
1 Introduction
2 Hey Joe
もう始まりからスゴいです。67年までのライブとはかなり変わっているのがわかります。
ギターに重厚感があって素晴らしく、ジミの調子も良い。バンドとしてのまとまりを感じる。
3 Foxy Lady
67年までのライブよりもややスピードが抑えめでゆったりしており、これが非常に良い。地に足がついているというか。
この演奏の様子はYouTubeの公式動画にもなっているが、観客が全くノることもなくただただ座って聴いているのが何ともシュール。
4 Tax Free
時おり演奏する誰か(Bo HanssonとJanne Karlssonという人達らしい)のカバー曲。
こういう長尺の曲をやるようになったのも、67年までとは明らかに違うところ。
中盤のギターとドラムの絡みは最高です。
5 Fire
「ギターとドラムの絡みが~」ばかり言ってしまいますが、この曲はまさにそこが素晴らしいと思います。
6 Hear My Train A Comin'
ジミ作のブルースナンバーで、ライブでは数多く演っているが、スタジオ盤はない(はず)。
ジミはかなり自由に弾いているが、ノエルレディングとミッチミッチェルがちゃんと付いていけてるのがスゴい。
7 I Don't Live Today
やや珍しいナンバー。ベースの存在感があります。終わるかと思いきやのそのあとが最高。
8 Red House
ジミ作の定番ブルース。10分越え。
(自分のブルースを聴く耳が育っておらず、正直いうとやや退屈に感じる。いつか良さがわかる日が来るはずと思っている。)
9 Purple Haze
いよいよラスボスの登場。
Foxy Ladyと同じく、ゆったりなのが良い。
なんか特に書くこともないな。
音質・演奏ともに最高です。はい。
10 Fire (Afternoon Show)
(Afternoon Show)って、今まで午前中だったんだね。。
10と11はおまけですね。
こちらのバージョンは本編よりもややスピード感がある印象、いやそんなに変わらないか。
どっちも良いです。
11 Foxy Lady (Afternoon Show)
そういえば、FoxyかFoxeyかどっちかわからないので、楽な方のFoxyで統一してます。
内容は本編と同じくらい良いです(雑)。
まとめ
音質:A 演奏:A 総合:A
Miamiは文句なしのA評価です!
この辺りのライブからジミは自由に弾くようになっており、最高のプレーが堪能できます。
おわり