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Jimi Hendrixのライブ盤を聴き比べてみた(1)


①Live AT Monterey (1967/06/18)

Live AT Monterey

早速、①モンタレーです。
一般的にジミヘンのライブといえば、このライブかWoodstockが最も有名だと思います。
また、このライブはDVDも出ているので映像も観ることができます(私は観てませんが)。
では、聴いていきます。

1 Introduction by Brian Jones
 ローリングストーンズのブライアンジョーンズが紹介してくれます。この頃はまだ元気だったんでしょうか。

2 Killing Floor
 何といってもイントロのギターでしょう。ヤバすぎ。今の耳だとそんなことないけど、って思う人もいるのかな?ただ、当時は今以上の衝撃だったんでしょうね。イントロのあとも爽快で、グイグイ進んでいく感じはミッチ・ミッチェルのドラムあってこそ。

3 Foxy Lady
 ジミのライブ鉄板レパートリー。
本曲収録の1stアルバムが出た直後ってのもあるんでしょうが、他のライブと比べると原曲に近く、アドリブもなくすぐ終わります。これはこれで聴きやすくて良いかな。
(ちなみに、このとき1stアルバムは英国では発売済みだが米国ではまだで、このライブの伝説的パフォーマンスにより米国での発売が決まった、とWikipediaに書いてありました)

4 Like a Rolling Stone
 ギターとドラムの存在感は言わずもがなだが、ジミのボーカルも良い。メロウなギターもなかなか良いと感じる。ところで、ジミとボブディランの関係性って何かあるのかな?

5 Rock Me Baby
 他のライブ盤ではLover Manというタイトルに代わっており、歌詞も違います。が、正直そんなのはどうでもいい(笑)。
スピード感や勢いという点では、他のライブと比べても素晴らしいと思います。特にイントロが気持ちいい。

6 Hey Joe
 英国でのデビューシングル。
イントロのギターが気持ちいいです。1分半すぎのギターソロも好き。ただ正直言うと、個人的にはこの曲の好き度はあまり高くないです。自分でも理由はよくわかりません。

7 Can You See Me
 珍しいナンバー。というか、これにしか収録されていない気がする。
最初やや音割れしているが、それも勢いがある象徴のようであまり気にならない。スタジオ版よりこちらの方が圧倒的に良い。

8 The Wind Cries Mary
 これも珍しい曲。セットリストとしてこういう落ち着いた曲があるのもいいね。

9 Purple Haze
 真打ち登場。ただ、音がややこもり気味?演奏はよいが、これより良いバージョンがほかのライブにあったと思う。悪いわけじゃない。
これもFoxy Ladyと同様、スタジオ盤に近く短め。潔い。

10 Wild Thing
 メジャーリーグといえばでよく流れるあの曲です。でも全然違います。この曲はリフもいいけど、2分40秒~のギターとドラムの絡みが聴きどころ。
ただ、後半のほぼドラムソロのところは正直よくわからない!(映像を見ないと分からないけど、ここでギター燃やしてるのかな?)

まとめ
音質、演奏、総合評価をA~Eで書いて終わりたいと思います。

音質:B 演奏:A 総合:B

音質は全然良いですが、もっと良いのがあったのでB評価にしました。
演奏は素晴らしく、特にKilling Floor、Rock Me Baby、Can You See Me の勢いやスピード感はスゴいです。
初期の勢いが感じられる名演です。

おわり

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