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Jimi Hendrixのライブ盤を聴き比べてみた(8)


⑧ Live At Berkeley (1970/05/30)

Live At Berkeley

続いては、⑧Live At Berkeleyです。
前回の⑦Fillmore Eastはバンドオブジプシーズによる演奏でしたが、すぐに解散してしまったらしく、今回からドラムはミッチ・ミッチェルに戻っています。ベースのビリー・コックスは同じです。
このライブは演奏・音質ともハイレベルだと思います。

1 Introduction

2 Pass It On (Straight Ahead)
 初っ端から最高です。
ジミが絶好調なのはもちろんですが、ギターの音色が私の好みです。キレがあるというか、乾いているというか。言葉で表現するのが難しいので(そもそもジミヘンのライブを言葉で表現しようとすることが間違ってますが)、とにかく聴いてみてください!
この曲は1997年発売の「First Rays of the New Rising Sun」には()の方の曲名で収録されています。
余談ですが、個人的には後期のこういうファンクっぽい系統が好き(Night Bird Flyingとかも大好き)で、そういう意味でも早くに命を落としてしまったのが残念でなりません。

3 Hey Baby (New Rising Sun)
 前の曲から続けて始まります。ゆったりした曲調でも良いギターを弾くジミ、さすが。

4 Lover Man
 スピード感が最高です。それでいてイントロのリフをきっちりとキメてくるあたり、流石です。全体的にも素晴らしい演奏ですね。
やっぱりこのギターの音色いいなあ。

5 Stone Free
 疾走感のある良い演奏です。後半のギターがめちゃくちゃ良いです。

6 Hey Joe
 これも良いです。Hey Joeの中では一番良いかも?

7 I Don't Live Today
 この曲は、③Miami、⑤LA Forum、および今回の⑧Berkeleyの3テイクのみだと思います。珍しい曲ですが、カッコイイ演奏です。

8 Machine Gun
 前回の⑦Filllmore Eastとドラムが変わりましたが、相変わらず良い演奏です。ただ、この曲に関しては、⑦Fillmore Eastのバディ・マイルスのドラムの方が好きかな。

9 Foxy Lady
 うん、ふつうにカッコいいです。ただ個人的には、もう少しゆったりめな方が好き。MimaiやWinterlandのときみたいな。

10 The Star-Spangled Banner
 このバージョンは聴きやすくて良いですね。

11 Purple Haze
 イントロからスピード感がありますが、ダレることのない気持ちの良いギターが聴けます。アドリブも少なくすぐ終わるのは初期のようです。

12 Voodoo Child (Slight Return)
 これも速い演奏で、かなり良いバージョンだと思います。
中盤過ぎくらい(5:50~くらい)で何か他の曲を演奏していますが、よくわかりません。わかる方いればご教示ください。

まとめ(A~Eの5段階で)

音質:A+ 演奏:A 総合:A

音質はとても良いです。
あと個人的にギターの音色が好みです。
演奏は全体を通して非常にスピード感があります。まあ速ければ良いというわけではなく、一長一短だと思いますが、これはこれで良いですね。
これだけテンポが速くても弾けちゃってるということでもジミの好調さがわかりますね。

おわり


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