夏祭り

暑い!
夏は好きなのだけど、仕事の繁忙期もあり、毎年なかなか夏らしいことができずにいる。
そんな中、今年も近所の神社のお祭りの時期がやってきた。
このお祭りの期間中は、夜店が通りにたくさん並ぶ。
子供の頃は、故郷のお祭りなんて非日常すぎて、ワクワクしながら見て回ったものだが
今年も私は神社のお祭りの張り紙を見ても、お神輿やお囃子で夏の雰囲気を少し感じられたらもう満足。
夜店見物に出かけよう、とはならない。
なぜか。

一言で言うと、大阪の夜店は人を騙そうとして来るから。

こんなことを書くと、いやいやそんなことは〜、と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが

実際、夜店クォリティには、苦湯を飲まさせてるんだよなー。
初めて行ってみたその神社のお祭りで買ったかき氷は遠くにマンゴーや甘みの存在を感じるか?程度の薄味。

えべっさんに行った時も、鉄板で売っているフランクフルトが冷たく、
よく見ると煙かとおもっていたそれは鉄板横から出ている水蒸気演出。

大阪育ちのダンナの話でも、子供の頃にくじ引きで当たった一等のプラモは、作ってみて初めて全てのパーツがないことに気づく…

と、なかなかの世知辛さ。
確かに故郷でも、くじ引きではなめ猫カードなんてどうしようもないものしかくじでは当たらないし、いい思いもしてないのだけど。
にしても、食べ物はそれなりのものが出てきたし子供心に嫌な思いはしなかった。
(大人になって、舌が肥えたってのはあるとは思うけど)

が、そこは子供が社会の厳しさを学ぶ場になっている、と言う意味では不可欠だ。
どの様に、納得いく形で限られたお金を使うのか。
アンテナを張っていないと騙される!!

数夜限りの不特定多数相手の商売、そこにお互いの信頼関係はいらない。
お客が付く、離れるもない。
そうなれば、その限られた範囲内で儲けを出す、それが大阪の商人魂なのだろう。

何にせよ、最終的には子供達の思い出になってくれれば良いのだが、と大人の目から見て思う、お祭りの季節。

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