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コロナ禍の観光情報発信ですから児童書専門店「こども冨貴堂」さん

数年前までやってたAirBnBでは世界各国から外国人が私たちの会社に泊まりにきてくださって、ついこの間も、そんな縁でユニークなアートイベントに参画させていただくなど、交流が続いています。

ちなみに、そのアートイベントとは、コロナ禍前から企画をしていた「旅するアート作品」というもの。

普通は美術館やギャラリーで鑑賞するアート作品自体が自宅にオフィスにやってきます。その作品を飾ったらどうなるか。世界を股にかけ、届いた先々を巻き込むインスタレーションです。

偶然にも「with コロナ」なプロジェクトになりました。

私たちにとって、見知らぬ人との偶然の出会いは、様々なインスピレーションの源泉になってきました。

そもそも私たちがAirBnBを始めた理由は、忙しくて世界に出ていけない私たちが手軽に世界と出会う手段として始めたものでしたし、その狙いは見事に達成したのです。

それにしても、素晴らしいアイデアでした。

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さて、話は変わって、北海道旭川1市7町の情報発信。

このお仕事をいただいてから、ここ数日でたくさんの北海道民の方々と出会いました。当然ですけど。


北海道といえば、私の住う長野県からは遥か遠く。

いや、この際、距離は関係なく、いっさいの接点のない土地にして、何方かと知り合う気配など微塵もなかったわけです。そんな北海道の方々と連日お話をして、やはり、インスピレーションとも呼ぶべき刺激をいただいています。

ここにコロナ禍の情報発信についてのヒントがありそうな、そんな視点で書いてみたいと思います。


本日はUさんとのミーティングでした。

Uさんは国体に出場経験のある元スキーの選手。本州出身でご結婚されて北海道に移住。お子さんが二人おられるお母さんです。旭川観光コンベンション協会で私たちと一緒に情報発信を担う、いわばチームメイトです。

「燃え尽きるほどスキー」に生きたUさんが語るスキーを含めた旭川1市7町のウィンターアクティビティの魅力は疑う余地がありません。

とはいえ、わたしがお話をお聞きしていてもっとも惹かれたのは、児童書専門店「こども冨貴堂」さんについてのお話です。

道内最初のこども向け書籍の専門店で、旭山動物園の飼育係より転身された絵本作家、あべ弘士さんゆかりの本屋さんとしても知られる同店。旭川駅から歩いて行ける距離にあり、

絵本を中心になんと1万冊。

お話を聞くだけでもワクワクします。


ちなみに、私たちの会社のある長野県飯田市は本屋さんが少なく、本屋さんに囲まれて育った私(名古屋市出身)にとって、地域に対する唯一に近い不満がそれで、その反動か、今や貸本屋をやってるぐらいですから、この「こども冨貴堂」さんの存在はなんとも羨ましい。

しかも、児童書専門店って!


ということで、お母さんでもあるUさんのお話の中に、この「こども冨貴堂」さんのエピソードが出てきた時、思わず「これだ!」と思った次第です。

しかし、ここで一旦、冷静に分析してみたいと思います。

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しかしながら、このコンテンツに喰いつくのは私のような存在であって、万人がそうではない、ということは自明です。

これは情報発信として好手か、悪手か。


ただ、次の3点を理由に、敢えて私はこのスキームを大切にしたいと思っています。

ひとつめは、どこまでも顧客志向でありたいから。

ひとりの顧客に寄り添うスタンスは実現可能な時代になってきています。もともと多様な価値観だったものを、これまでは統一せざるを得なかった時代はもうお仕舞い。

テックの進化で多チャンネルサービスが実現したように、いまや様々なニーズに合わせることが出来るようになっています。

情報発信メディアも進化する昨今、敢えてこれを実現したいと思います。


そして、ふたつめ。

キラーコンテンツの情報発信は、当然ながらそれを外そうという考えはありませんが、このような情報ばかりに頼り過ぎると、逆に何か物足りなくなるような気がします。

弊社はネパール系のカレー店もやってますが、王道のクミンやターメリック、コリアンダーといった御三家の背後に、実は隠されたスパイスがあります。弊社の場合、その数10数種。

そう、師匠アディカリ・ディペンドラ氏(ネパール人料理人)曰く、「メジャーなスパイスの背後から個性豊かなスパイスが顔を覗かせ、香りの豊かさを醸すのだ!(完全なる意訳)」。

学ぶところが違うかもですが、師匠を信じてニッチも主役だという観点でいきたいと思います。


みっつめは、これは表現が少々難しいのですが、やはり、コロナ禍での価値観の変化。


例えば、残念ながら従来の観光には当然ながら移動が伴うけれど、本との出会いは移動がなくても叶うなと・・・。

「移動のない観光」と考え、今一度観てみると、この「こども冨貴堂」さんには観光でいうところの「光を観る」ってのがきちんと存在してるのです。

それは、本との出会い方。


ステイホームで本を読み聞かせておられるご家庭もあるのではないでしょうか。どこにも出かけられない、そんな生活スタイルが次第に定着する中、もちろん読書があって良いかと思います。


そんな時、いわば「キュレーター」とも言える書店員のいらっしゃる老舗のこども本専門店の存在って、大変ありがたいのです。


実はこの「こども冨貴堂」さんには「こどもの本一万円選書」というサービスがあります。

できることなら、お店で直接お話しを伺いながら、手に取って選んでいただきたいのですが、色々な理由で、お忙しかったり、遠かったり・・・。 ご来店いただけなかった方も多いと思います。そんなあなたに代わって、こども冨貴堂が本をお選びします。

なんと。

「色々な理由」・・・まさに、そう、コロナ (TдT)

でも、

こどもたちの心の成長を願って、絵本やこどもの本を手渡したいという思いをお持ちの方、おひとりおひとりのご要望をお聞きし、ずっと大切にしていきたい本と巡り合えるお手伝いを致します。

ということで、日本全国、どこに住まいがあっても、旭川の本屋さんによって良書との巡り合いが実現します。

これは遠く旭川をイメージする瞬間でもあります。


書店員さんと拓く、本の世界。

膨大な本の海を、経験豊かなガイドとも呼ぶべき書店員さんと渡るなんて、考えただけでも楽しそう。

さあ、旭川とジョインしましょう!

って、もはや観光ではありませんし、少々、拡大解釈気味ですが、このような状況下での情報発信を担うとなると、こんな感じもありかとぁと思っています。

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・・・あれこれ書きましたが、人との出会いは偶然なり。その人から伝えられる情報もまた然り。出会いを紡いで、「こども冨貴堂」さんのようなコンテンツを掘り出してみたいと思っています。


このプロジェクトの冒頭から考えて考えている「コロナ禍の情報発信」とは・・・。もしかしたら、こんな思考の末に答えが見出せないか、引き続き探索が続きます。

「株式会社週休いつか」で答えなき答えを探索したい方、ご一緒にしませんか?ピンときた方は、履歴書送ってください。


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(写真:Copyright(C) Asahikawa City

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