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「自主研のススメ」13.自主研祭り

前回のノートでお伝えしたように、僕たちはこれまで関東自主研サミット実行委員会として様々なイベントを企画してきましたが、その中の一つ、Facebookを活用して行ったオンライン企画「自主研祭り」を今回は紹介します。この企画は、プラス面もマイナス面もはっきりしていたので、企画づくりにあたっての参考となる面があるのと、様々な自主研の活動事例がログに残っているので、学びの場を作ろうにも何をやろうかなと悩んでいる方にはネタ探しで活用してもらえればと思います。

自主研祭りとは

僕自身の経験談ですが、自主研活動の実践者とのネットワークが大分広がってきていた頃、Facebookに今日はやけに自主研やってますの開催報告が多いなって感じたことありました。そこで、閃いたのです!これ、意図して皆で開催報告をあげるよう仕掛けたら盛り上がるのではないかと!!

そこでサミット実行委員会の仲間で話し合って、次のような企画として発信しました。

ーー(以下、FB投稿)ーー

★10月第3水曜日は「自主研の日」★
この「自主研の日」及びその前後約2週間を含めた期間<2015年10月10日(土)から11月8日(日)>に「第1回全国自主研祭り」を開催します!
―*―*―*―*―*
「全国自主研祭り」とは、自治体職員等による学びの場・語らいの場などのオフサイト活動(いわゆる「自主研」)を、日本全国各地で一斉に開催し、情報を共有しましょうというものです。
何故、このようなイベントをやるのかというと・・普段から学習会や語り合いの場などを開催しているグループにとってはネットを通じた情報共有で刺激しあうことができます。また、活動が停滞していたり、これから活動したいという方々にとっては企画のきっかけとなります。また、近場で学習会の開催情報があれば見学者として参加することもできるかと!
総じて自主研活動の機運を高めることが狙いです!
皆さんの力を結集して、「楽しみながら前向きに活動している人達もいますよ~」「地域を元気にしようとオフサイトで活動している人達もいますよ~」といったメッセージを広く発信し、自主研の輪を全国へ広げていきましょう!
【実施概要】期間中に学習会や語り合いの場を開催し、
 ①その様子をこのイベントページに投稿してください。
 ②その後、同じ内容を個人のページにも転載投稿をしてください
【開催期間】10月10日(土)~11月8日(日)
  <自主研の日(本命)>10月21日(水)勤務終了後
【開催場所】各自主研の開催地
【参加表明】このFBイベントで「参加」をお願いします。
 ※今後このイベントに投稿される情報が見やすくなりますので、自主研祭りを応援いただける方もぜひ「参加」を押してください!
【招待拡散】参加表明後、一緒に活動されているお仲間の皆さんに本イベントを招待くださるよう、お願いいたします!

ーー(ここまで、FB投稿)ーー

第1回目は上記のリンク先のとおり、Facebookのイベント機能を使って開催しました。上記リンク先にアップしてある報告書にも記載してあるように、29の都道府県、74団体の参加があり、約1500名の参加がありました!
いや、参加といっても、各グループで通常の学習会があって、それに参加しただけですよね?という突っ込みもあると思いますが、まったくもって、その通りです。
ただ、この一定の期間でそれだけ多くの(主に自治体)職員が自主研に参加しているということは、それまで調査されたこともなかったので、ある意味ではパイオニア的なイベントであったのではないかと捉えています。

ちなみに「自主研の日」の定義ですが、毎月開催している自主研では第3週水曜日に開催しているグループが複数あること、また秋の夜長に学びましょうという趣旨で、10月第3週水曜日を「自主研の日」と勝手に指定しました。皆さんも、最近活動が停滞しているなと感じた時、少なくとも「自主研の日」ぐらいは学習会開いてみようかなというマインドにつながってもらえたら嬉しいです。

攻め続けることの難しさ

結果として、自主研祭りは第1回が一番盛り上がり、翌年の第2回には既に下降傾向が見られ、第3回はもう最初の勢いは見る影がないほどの寂しい状況となってしまいました。

理由は様々あると思いますが、これまで自主研サミットを度々開催してきた中で感じるイベント主催のハードルは、新しい価値を生み出すことができるか?ということで、サミット本体も自主研祭りも、一つの新しい形ができた瞬間、そこが一つのピークとして自覚することが大事です。というのも、2回目以降は、同じ事を繰り返しても価値は下がる一方です。
サミット本体は、毎回異なる、その時々にあった視点を取り入れることで、ある意味で飽きさせない仕掛けづくりに努めてきましたが、自主研サミットではそれが上手くできなかった。実行委員会内での打ち合わせでも、話の盛り上がりが今ひとつだったこともつながっていると感じます。

何故盛り上がりにかけたのか、今この原稿を書きながら改めて振り返ってみて思うのは、要は自分の体験につながらない話は共感が生み出しづらいのかなと。そのあたりが工夫の余地なんでしょうか。

最後に、第1回自主研祭りはFacebookイベント機能を使って開催しましたが、イベントだとせっかくの情報が埋もれて見えづらいということがあったので、第2回からはFacebookのグループ機能を使いました。以下のリンク、元々は自主研祭りというグループ名であったのですが、全国自治体職員ネットワークサミットの開催を機に、グループ名を変更しました。そのため、こちらのグループも遡ると、他グループの開催報告が多々あるので、(現在参加できるのは公務員限定となっていますが)よかったらグループに参加してみてください。


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