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「自主研のススメ」47.引き際

自主研活動をすることで得られる効果は公務員人生を変えるほどに大きいと考えていますが、活動から手を引こうかなと考えはじめて、心がモヤモヤすることも普通にあります。そんな時にどんな風に考えればいいのか?、今回はそんなときに参考になればいいなというお話です。

1.自主研はあくまで”有志活動”

まず前提を確認しておきましょう。
自主研は仕事じゃないです。あくまで有志活動です。
有志活動は、やりたい人が集まってやるもので、強制されてやるべきものでは全くありません。
活動にポジティブな仲間が集うので、やってて楽しいし、やりがいも感じることができるし、そういうマインドだからこそ活動も続きます。

2.5年の壁

以前も書きましたが、自主研には5年の壁というものがあります。
自主研を立ち上げる年齢層が20代後半から30代前半が多いということもあって、活動し始めてから5年くらいの間に、家庭の変化(結婚・出産・親の介護)、職場環境の変化(異動・昇格)、自身の変化(体調・趣味)といった環境の変化が起きやすいようです。
これらの変化は、自主研にとってみるとマイナス変数として乗算され、自主研活動へのコミット具合が相対的に減衰しやすくなります。

3.運営チーム内における意見相違

自主研の立ち上げは”3~4人が望ましい”ことは、このnoteの最初の方で書きました。ただ、活動が長くなっていくと、独り親方状態に進化することもあれば、逆に運営側の人数が徐々に増えていくこともあります。
後者の”運営側の人数が増える”と、一人当たりの運営負担の軽減が図れるのに加えて、学習会開催時に新規参加者等への声かけをする人の頭数が増えるので、運営上大きな強みになります。
その一方で、人数が増えることで抱える不安要素もあります。
だって、船頭が増えるわけですから・・

4.バンドあるある?「方向性の違い」

有名バンドの解散や活動休止する際にでるエピソード「方向性の違い」
ビートルズファンだった若かりし頃の僕は、やりたい音楽の方向性に違いが生じたから解散したんだろうなって純粋に思ってました。
しかし、今では必ずしもそれだけに限らない気がするように感じられるようになっていて、あくまで僕の推測ですが、日常の些細な考え方や行動の相違等が積み重なっていき、それが知らず知らずのうちにストレスとして積み重なり、もう耐えられないと感じるようになったとき、それが「方向性の違い」という表現で言語化されるのではないかと考えます。

これ、自主研でも同様なことが起きます。運営人数が増えると、人によって運営手法や優先すべき事項にばらつきが生まれ、意見の相違が生まれることもあります。そんなのが積み重なると、「方向性の違い」が生まれます。

5.対処法

これらのように、自主研への参加意欲が減衰してしまった時や活動の方向性に疑問を感じるようになったとき、どうすればよいのか?
オススメの答えは・・

A. (基本的に)無理しない

これに尽きます。
だって、これ有志活動なわけですから。
無理して頑張って、その結果家族や職場で大切な役割を果たせなかったり、一緒にやってきた仲間との関係性を悪化させてしまったりとか、そこまでして続けることないことです。なんで、活動を続けるのが厳しいと感じるようになったら、活動からそっと離れるのが大人として得策でしょう。

なお、(基本的に)と記したのには意味があって、実はリーダーに限っては多少無理する覚悟が求められるかも知れません。
というのも、リーダーが無理しなくなると活動が即終了となりがちなので、だからこそ覚悟が伴う面あります。

ただ、「無理する覚悟」と書いてしまうと、なんか気が重くなってしまう方もいますよね。なので、どちらかというと
「大変だけど、やりがいある!仲間と活動できて楽しい!!」
みたいなマインドで乗り切るのがよいでしょう。
しんどい時こそ、プラスの面に目を向ける。こういう経験も自主研の醍醐味の一つです。しかも、一緒に超えられる仲間との出会いは、かけがいのないものになりますよ。

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