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「自主研のススメ」22.月刊ガバナンス

『月刊ガバナンス』 株式会社ぎょうせいが発行している”できる公務員御用達”と言われている月刊誌です。

行政職員としての一般的な知識に加えて、自主研系の記事も定期的に掲載されているので、活動のヒントを得られます。さらに、継続的に活動ができていると、その活動内容をレポートしてもらえる場合もあって、個人的にはこれまで大変お世話になってきました。
そこで、今回は特に”自主研推し”の僕からみた『月刊ガバナンス』について、お伝えします。

月刊ガバナンスの構成

手元にある7月号を例にすると、首長へのインタビューから始まり、地域伝統系の話を経て、特集コーナーに入ります。7月号は「コロナ後を見据えたまちづくりへの模索」となっています(以前、小平市の自主研K-upにて「もっと公務員勉強しないとダメよ!」と発破をかけて下さった関 幸子さんも執筆されてました!)。

続いて、キャリアサポート特集として「夏を乗り切る!熱中症対策」があり、その後、公務員仲間や自治体行政に深く関わっている方々の連載が続き、その次が自治体最新情報にアクセスできるDATABANKのコーナー。それ以降、取材リポートなど各種多様な連載のコーナーが続いています。

ちなみに、上述の公務員仲間による執筆ですが、尼崎市の江上さん、小金井市の堤さん、前足立区教育長の定野さん、佐賀県からJAXAへ出向中の円城寺さん、島根県の中西さん(交替連載)、郡山市の阿部さん、山形市の後藤さんが連載コーナーを持っています。

この方々に加えてコーナーとして公務員が交替で連載している、「公務員女子のリレーエッセイ」「”三方よし”の職場づくり(自治体改善マネジメント研究会)」「つながる力」「どさんこ職員パワー(北海道179市町村自治体職員ネットワークによるコラム)」「オンライン市役所~課長さん!何やってるんですか!?」「コミットメントー他責から自責文化の自治体職員(早稲田大学マニフェスト研究所人材マネジメント部会の修了生メンバー)」とあり、足し合わせると(ほぼ)現役公務員が14ものコーナーを担っています。

自主研視点でいうと、積極的に外に学びの機会求めて動いていると、こうした執筆者とつながるご縁も増えます(僕の場合、この14人のうち、何かしらのやりとりをしたことある人は9人でした)。知っている人が書いていると、より興味関心も湧きやすく、学習効果も高まるのではないかな~と何となく感じています。

「もっと自治力を!」

自主研にとって、月刊ガバナンスで最もかかわりが強いのが「もっと自治力を!」のコーナーです。僕個人的な思いとしては、ここに掲載されることは、自主研にとって一つのステータスだと捉えています。というのも、一般的にはそれなりの期間活動を継続することができ、かつその活動内容も評価されないと取材してもらえないから。
だからこそ、取材の連絡をいただけたときは、まさに

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

という気分です。

なお、コロナ禍以降、特にリアルの活動の場が減衰傾向にあるという背景もあるかと思いますが、最近は以前にもまして不定期掲載となっているように感じていまして、2021年1月号から7月号の間で掲載されたのは、

・公務員Shiftプロジェクト(山形県)
・公務員人材開発研究会(愛知エリア)
・茨城自主研サミット(茨城県)

の3事例となっています。
(補足として、冷静に振り返ってみるとこれらはいずれもエリアで主催されたものであって、個別自治体内の自主研ではありません。リアルでの集まりではなく、zoom中心の世の中になってきているからでしょうかね)

掲載の効果

「もっと自治力を」のコーナーは、現在編集長を務められている三海さんが担当されています。その三海さんが取材し、話をまとめてくださるわけですが、活動を的確にまとめ、言語化してくださるので、自分達の活動を振り返るのに大変役立ちます。特に、ストロングポイントなどフォーカスしてくださるので、活動自体の誇りにもつながります。

また、他者に対してPRがしやすくなるというも大きなメリットです。「僕たちこんな活動してますー、ガバナンスにも取材してもらいましたー」となると、同じ活動の説明をしたところで、「で、あなたたち怪しい人達ではないですか?」と思われるリスクも軽減していたと感じます。それはつまり、グループの信用価値を高める効果があったということです。

というわけで、自分達の誇りに加えて、他者へのPRにもとても役立つガバナンスへの掲載。
せっかく自主研活動をはじめたのであれば、主目標にするのはもちろん筋違いですが、目指す座標の一つとして「もっと自治力」掲載を位置づけることは、活動のモチベーション維持の手段としても効果的だと考えます。

最後に、これまで関東自主研サミットとして様々なイベントを開いてきていますが、たびたび三海さんに取材していただいてきました(直近では、4月29日に開催した『トリプル出版記念イベント』の様子を6月号で紹介していただいてます)。
少なくとも、僕自身はこうして取材をしていただけることで、企画づくりから登壇者調整等を経て開催するこうしたイベントについて、それなりに認めてもらっているのだなと感じ取れています。
だからこそ、次また頑張ってやっていこうというモチベーションにつながるところあります。
そう考えると、今まで関東自主研サミットの活動を続けてこられた要因の一つといえるかも知れません。だからこそ、こうして記事化してくださる三海さんには本当に感謝しかありません。

いつも本当にありがとうございます。

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