個人的に選ぶ今年のブレイク候補(パ・リーグ編)
前回からの続きで、今回はパ・リーグの各球団の個人的にブレイクするのでは?と思っている選手を紹介していきます。
前回のセ・リーグ編を読んでいない方は、こちらも読んでいただければ幸いです。
それでは始めていきます。
埼玉西武ライオンズ
戸川大輔(23歳)プロ6年目 188cm90㎏ 右投左打 外野手
長打力と50m5秒8の俊足が武器の大型外野手です。
昨年は1軍で10試合に出場しプロ初本塁打を放つなど着実に力をつけてきていると思います。
2018年にファームで119三振を記録しましたが、昨年は63に減らし進歩を見せています。
自慢の長打力も更に向上しているように見えます。
足は速いですが盗塁はそこまで得意ではなく、守備は安定感に欠けるので改善が必要だと思います。
外野のレギュラー争いが過熱しており、川越誠司、鈴木将平、高木渉などレベルの高いライバルが多いですが、個人的にはこの選手が秋山翔吾の抜けた穴を埋める活躍をすると思っています。
福岡ソフトバンクホークス
杉山一樹(22歳)プロ2年目 193cm95㎏ 右投右打 投手
毎年のように好投手を輩出しているホークスから今年ブレイクするのはこの投手だと思っています。
長身から投げ下ろす最速157キロの真ッスラ気味のストレートと縦に鋭く変化するスライダーとパワーカーブが武器の本格派右腕です。
ファームの成績を見ると奪三振率が低いこととコントロールが気になるところではありますが、打者がボール球に手を出すことが多くなるようにピッチングを見直せば両方とも改善できると思います。
ホークスの投手陣は先発、中継ぎともにレベルが高く、競争が激しいですが毎年、怪我人が多いので登板機会は多くなると思います。
未完成で荒削りな部分もありますが、エースの千賀が絶賛するほどのボールを持ち主なので活躍を期待したいです。
東北楽天ゴールデンイーグルス
太田光(23歳)プロ2年目 178cm76㎏ 右投右打 捕手
昨年は、ルーキーながら1軍で55試合に出場し、盗塁阻止率.389にプロ初本塁打を放つなど活躍したので今季はさらなる飛躍を期待したいです。
二塁送球1.9秒の強肩とフレーミングの上手さが武器の捕手です。
守備の面はもう言うことがありませんが、打撃はさらなる向上が必要だと思います。
ファームでの打撃成績は、まずまずのように思いますし、大学時代に打撃フォームを改良して首位打者を獲得しているので、努力次第で打撃は向上出来ると個人的に見ています。
長年にわたり正捕手を勤めていた嶋基宏がヤクルトに移籍し、ライバルの堀内謙伍達と激しい正捕手争いをしていますが、競争を制してレギュラーを獲得してほしいです。
千葉ロッテマリーンズ
成田翔(22歳)プロ5年目 170㎝78㎏ 左投左打 投手
種市篤暉を筆頭に、ここ数年のロッテは良い右投手が多く出てきていますが左投手がイマイチ出てきてないので期待込みで入れました。
昨年は1軍での登板はありませんでしたが、ファームで51試合に登板し防御率2.82を記録するなど着実に成長しています。
少し気になるところは、肘を下げてサイド気味のフォームに変えたことで肘への負担が増すのではないかと危惧しています。
ストレートは以前よりも威力が上がったそうですが、持ち球のスライダー、チェンジアップがフォームを変えたことでどう変化するのかが気になるところです。
個人的には先発で見たいという気持ちもありますが、今季は中継ぎでの起用がメインになると思うので先ずは中継ぎで結果を残してほしいです。
北海道日本ハムファイターズ
清宮幸太郎(20歳)プロ3年目 184㎝101㎏ 右投左打 内野手・外野手
やはり、ファイターズの将来を背負う選手はこの選手だと思うのでブレイク候補に入れました。
昨年は、怪我の影響もあって思うような結果を残せませんでしたが、今季は持っている才能を開花してほしです。
長打力は誰もが認めるところだと思いますが、今よりも打撃を向上させるには、やや前に突っ込む癖と手首を捏ねる癖を矯正する必要があると思います。
この2つの癖を治すことができれば、打撃の確実性が増し手首の負担を減らすことができると思います。
外野守備は不安なところもありますが、1塁の守備は股関節の柔らかさを生かした安定した守備をしているように見えます。
昨年は手術した右肘の影響で現在、二軍キャンプで調整していますが、調子は良いみたいです。
リハビリ中のなので、あまり無理はしてほしくないですが、チームの得点力不足を改善させるには彼の力が必要になると思いますので期待しています。
オリック・バファローズ
頓宮裕真(23歳)プロ2年目 181㎝102㎏ 右投右打 捕手・内野手
昨年は右足の疲労骨折で離脱しシーズンを終えましたが、ルーキーながら1軍で28試合に出場し3本塁打を放つ活躍をしました。
打撃センスの高さと長打力はあるので、1軍の投手のレベルに慣れれば結果はついてくると思います。
チームの方針で捕手から慣れない三塁にコンバートしたこともあってか打撃に悪影響を及ぼしたみたいです。
今季は捕手に再コンバートするので打撃への影響は減ると思われます。
守備に不安なところがあるので最低限のレベルまでは守備力を上げる必要があると思います。
打てる捕手は需要がありますし、チームの課題の得点力不足という面でも出てきてほしい選手です。
おわりに
選手を選んだ基準は、この選手が出てきてくれるとチームとして助かるのでは?という個人的な嗜好で選びました。
12球団の若手選手を中心に様々な選手を見て選びましたが、良い選手が多く正直、選ぶのにかなり迷いました。
前後編にわたり長くお付き合いしていただきありがとうございました。
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