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川を上って

季節を意識するようになった 道端に咲く花 以前は気にも留めなかったが そこにめぐる季節を感じる

きっかけは葛飾北斎の絵 小布施の北斎館で観たいくつかの肉筆画のうち 冬の旅路を行く 旅人たちの姿を描いたもの すっと心の内にせまる 心細さ 四季折々の表情と 人々の暮らしとのかかわり

秋は収穫の時期 木々は実り 鮭は産卵期を迎え 母川に帰ってくる ここで終わる命 また季節は巡り 長い冬を越えたころ 新しい命が芽吹く




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