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藍染先生とロロノア・ゾロ先輩に学ぶ、ネットのダークサイドに堕ちない心構え

以前のnoteで、私は言いました。ネットというのはフォースだと。漫然と使っているとダークサイドに引き込まれ、戻ってこれないぞと!!

言いました。

すいませんもっと具体的に言うと、ネットは構造的に闇の感情を増幅し、対立構造をあおる性質があると。そんなことをマンガと絡めて書いてました。

今回はそれの続編的に、そんなネットとうまく付き合い、ネットのフォースを適切に利用するための心構えを、またしてもマンガの先生に倣おうと思います。

フォースって言いだしたからにはジェダイに絡めたかったですが全く無理だったので、他の先生に来てもらいました。

気に入らないことや、反対したくなる意見があっても「強い言葉を使うなよ」

いやもうこれが基本ですよ。藍染先生!!

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「あまり強い言葉を使うなよ、弱く見えるぞ」

藍染先生ー!!!

マンガ氏に残る名言といっても過言ではないでしょう!

藍染先生の大物感、傲慢さ、理知的な雰囲気までが凝縮されたセリフではありますが、一定の真理を感じさせるところがまた、素晴らしいですね。

いろんなSNSやニュースを見ていると、どうしても人や物事に文句を言いたくなったり、批判したくなったりすることありますよね。否定自体はいいと思います。ただ、「必要以上に強い言葉を使わない」ことはとても大事ですよね。ただただ過激なだけの表現は、ネットでこねくり回されて、更なる過激派を生んでしまったりするのです。

否定や批判をするときは特に、一度投稿する前に「強すぎる言葉、乱暴な言葉を使っていないか」立ち止まって見てもよいのではなかろうかと。

「弱く見えるぞ」!って言われますよ、藍染先生に。

中庸・無意見はカッコ悪くない。どっちにもブレない軸を持ってるのだから。

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可能性の話をしてるんだ。別に俺はどっち側にも揺れちゃいねぇ。
信じるも疑うも…どっちかに頭を傾けてたら…真相がその逆だった時、次の瞬間の出足が鈍っちまうからな

ベタながら私、ワンピースも大好きで。一番ゾロが好きなんですけど、ゾロの好きなところはこういう、”軸”を持ってる感じなんですよね。

このシーンもかなり好きで、たまに勝手に人生哲学にさせてもらってます。ロビンが味方なのか?敵なのか?で意見が割れそうな時、ゾロは「どっちにも揺れてない」とはっきり言うんですよ。

普通なら何となく、情に流されて「味方でいてほしい」と思っちゃうとこですよ。もし仮に、これでロビンが敵だったとしても、ゾロだけはためらいなく斬れるってことですからね。そこにシビれるあこがれる!!

そう、先述の通り、時にSNSやネットの世界では、過激な意見が飛び交います。そういう情報にさらされると、うっかりすると流されちゃうんですよ。自分も何かの意見を持っていないといけない、何かを発言しなきゃいけない、何かを批判しなきゃいけない、みたいな気分になっちゃう。それがむしろ普通です。でも、ほんとはそんな、なんでもかんでも意見もってなきゃいけないなんてこと、全くないんです。いろんな情報を見たうえで、中庸、無意見を貫くことだってカッコいい。むしろそれも強さなんだと思うんです。ゾロ強いし。

あ、あと、あそこのゾロも好きです、あの、デービーバックファイトの時の。まあでも関係ないか、いいや。

違う世界を見ているように見えても、実はみんな同じ

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ちゃんと習ったでしょ?奴らは今も昔も殺されて当然の残虐な悪魔
海の外も壁の中も同じなんだ

最後にこれも紹介しておきたい!進撃の巨人です。

私は将来、もし子供に「なんで戦争が起こるの?」と聞かせたら、とりあえず進撃の巨人を読んでみなさいと言おうと思ってます。それくらいこの漫画の、絶望感と悲壮感が常に漂っているにもかかわらず戦いを続けなければいけないどうしようもなさ、みたいな描写は異常に生々しいなと思うんです。戦争ってこんなんじゃないかなと思わされる。

で、このシーンはそれが象徴されたシーンの一つで。この少女は敵国(壁の中の国)のことを「悪魔の国」と教え込まれてきたんですよね。実際はそんなことないのに。その国にだって、自分と同じような普通の子供が、普通の生活をしてるだけなんですよ。でも、幼少からそういう教育、情報に触れ続けてきたというだけで、そこまで認識がゆがんでしまうという。国と教育の怖さですね。

ネット上の批判合戦、叩き合いも同じ側面があって、今あなたが否定して、批判して、叩き切ってやろうと思ってる相手も、ひょっとしたら、自分の情報がちょっと偏っているからそう見えるだけかもしれません。実際に一緒に普通の話をしてみたら、自分と近い部分の方が多いのかもしれませんよ。

ちょっと立ち止まってその可能性を一瞬考えるだけで、戦争が一つ止まるかもしれません!大げさではなく。

否定はすれども攻撃せず

全部同じこと言った気もしますが、否定・批判がいけないといってるわけではなく。ただ、ちゃんと立ち止まって考えようねということを、マンガの先生は教えてくれてます。

ちょっと立ち止まって、

・必要以上に強い言葉を使おうとしていないか?
・周りに流されて、思ってもいない主張・不要な批判をしようとしていないか?
・自分の見方が偏っていないか?ひょっとしたら批判相手も自分と同じ事情があるのかも?

と、考えてみてはと。


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