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新年最初のスクールでの指導ポイント

2019年がスタートし、早10日が経ちました。子供たちの学校や習い事などもスタートし、先週、今週は初授業・初スクールという地域が多かったのではないでしょうか。

この新年『初』という時間は子供たちと向き合う時間をたっぷりとってあげる必要があると思います。


指導者自身は、新年スタートということで「新たな練習メニューを特別にやってみよう!」と意気込む方がいるかもしれませんが、その気持ちはちょっとストップしておいてもよいかもしれません。

新たな年(新学期)は子供たちにとってもさまざまな思い、感情が湧き、気持ちが揺れ動いている時でもあるからです。

そのため、指導者の思いを突き進めるよりは、まず、子供たちの気持ちに寄り添うところからはじめてみるのが良いように思います。

・クリスマスはサンタさん来た?プレゼント何もらったの~?
・お正月はどこかに行ったりしたのかな??
・学校行くのは楽しみにしてた!?今日のサッカーは楽しみだった?

こんな些細なコミュニケーションを通じて、まずは子供たちの顔色や気持ちに敏感になり、子供たちの思いを把握することが新年最初のスクールで大切にすることだと考えます。

(特に新年最初のサッカー練習を嫌々ながら参加している子がいればフォローが必要です。最初の練習でそういった子を見つけられるか否かで、その子のサッカー人生が大きく変化する可能性があるからです。)

スクール指導者は1人1人の思いや考えを把握した上でスクールの指導を始めていく。つまり、自分本位ではなく、子供たちを主役にしてスクールを運営することがポイントであるように思います。

こんなこと、言われなくても当たり前だと思う方ばかりだと思いますが、

必ず1人1人に声をかけること。

さらに、その子の個性に応じて、発言、態度、プレー、どれでも良いから、よーく観察し、

認めてあげる。褒めてあげる。励ましてあげる。

これをスクール時間内に1人1人に、個別で対応することが求められます。

子供たちは指導者の言葉に敏感です。そして、指導者をよく見ている。(今日も私がサッカーのシューズを変えた事に気がつき、それを伝えてきたくれた子が3人もいた。)

現代の子供たちは、学校の先生と保護者以外の大人とコミュニケーションをとる機会はそう多くないのが現状だと思います。

だからこそ、第3者的な立場であるスポーツ指導者は、サッカーの技術向上云々だけでなく、子供たちの心を潤し、子供たちが安心して心を預けられる土台(信頼関係)を作った上で、指導を始めるのが良いと思います。