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尊敬する指導者の言葉

雑念が湧いている時の決断は失敗する。無になった時、腹をくくった時の決断が成功する。(=私心のない判断をすることが大切)

スタンスで相手は感じてくれる。(腹をくくっているか否か。相手に気を使っていたり、私心があってはならない=覚悟が大切)

覚悟はそう簡単に持てるわけではない。修羅場に直面し、完全に開き直った時にしか生まれない。(追い込まれすぎて無になった。そういう時にスッとくる。勘をとれるという事)

チームが結成されれば仲良し集団なんかできない。けど、認め合える環境はできる。だからこそ、選手1人1人を認めてあげる。指導者の何気ない言葉(承認)で組織をコントロールする。※承認が続くと自己肥大する選手もいる。その時にも選手と向き合う。

「選手を育てる」なんて言葉はおこがましい。育つのを助けるのが精一杯。育つ気がない人を育てることはできない。

例えば、10人の選手がスランプに陥ったとき。手を貸せば、這い上がれる人はいる。けれど、2回目のスランプに陥った場合、(手を貸さなければ)なかなか這い上がって来ない。=自律ができていないから。だから、最初はほっておくのがよいと言う。

すると、選手は泥沼の中で必死になってもがき、這い蹲る。やがて、5人は淵までたどり着き、自らスランプを脱出できるようになる。(指導者はその時になってはじめて助けてあげる。)しかし、残り5人は淵まで辿り着けず沈む。沈んだから放っておく。選手からは後に、何故○○は何も差し伸べなかったのか、という批判もくるが、よく考えて欲しい。這い上がれなかった5人に手を貸したところで、また彼らは手を貸さなければ這い上がれない。そうであれば、自らスランプを脱出できる自律できる人材をチョイスするまでである。(=このスタンス・覚悟も選手には伝わる。)

本日は以上。