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おばさんのリールが痛々しい問題
先日、インスタのストーリーで、
最近はおばさんのリールが見るに堪えないというか、リールって頑張っている感が出たら見ているほうが恥ずかしくなって逆効果だからやらないほうがいいと思うんですよね。
とアップしたら、反響が大きかったので、この話の本質をお話します。
まず大前提として伝えておきたいのが、身分に不相応な行動を取っている人って、周りから変に見られます。
新卒社会人がスーツに着られている感を感じるとか、全身ブランドで固めている人に対して違和感を覚えることってあるじゃないですか。
それと同じです。
当たり前ですが、変に見られたらお金は払ってもらえません。
一般的にTickTokやリールは若者が手軽に楽しむためのものです。
そんな中で、おばさんが本気で踊っていたらどう思うでしょう。
見方を変えましょう。
数年前にタピオカミルクティーのお店がブームになり行列を見かけましたが、そこにおばさんが並んでいたといたらどう思うでしょうか。
おそらく違和感があると思います。
なぜなら、タピオカミルクティーはおばさんが日常的に飲む飲み物としてふさわしくないからです。
その証拠というわけではないですが、開店直後のパン屋みたいにおばさんが行列を作るみたいな現象にはならなかったですよね。
TickTokやリールは、一般のおばさんが本気でやっているならまだ見れるかもしれません。
が、お店をやっている人が店の制服を着てやっているとなると、もはや痛々しさしかないというか、見ていて恥ずかしくなるという人も多いでしょう。
ここからがこの話の本質ですが、年齢に相応しい集客方法というのがあります。
そもそもなんですが、今の若者がデジタルツールを使いこなして、僕らおじさんおばさん世代の脅威になるのは、僕がコンサルタントになった10年以上前から見えていたことでした。
僕は当時から
「デジタルネイティブ世代が社会人になったら集客のハードルはめっちゃ上がるよ」
と言い続けてきました。
スマホ一つで動画編集までして、YouTubeにアップしてファンを獲得できちゃう世代と、いい年して「パソコン苦手なんです…」って言っちゃう世代がまともに正面から戦ったら勝負にならないと思うんですね。
その最もわかりやすい例がタイトルの「おばさんのリールが痛々しい」ことだと思うんです。
わざわざ若者が得意なTickTokやリールで戦おうとすることが間違いなんですよ。
我々おじさんおばさんが、デジタルネイティブに勝てるところで戦ったほうが楽に勝てます。
それはなにか。
経験です。
と言われると、「わたしは人に伝えられるような経験を積んでないしなぁ…」と思うと思うんですが、そんなに難しく考えないでください。
例えば、25歳の人は、10代と20代前半のお客様の気持ちしかわかりません。
それに対して、40歳の人は、10代と20代と30代のお客様の気持ちがわかるはずです。
15年間長く生きてきた中で、培われた経験や知識が財産となっているのです。
もちろん、その経験や知識を言語化しなければ価値は伝わらないので、文章力は必要になってきます。
おそらく、あなたは文章を書くことへ苦手意識があると思いますが、それはデジタルネイティブ世代も同じです。
彼ら彼女らは、日記やつぶやきを書くのは得意ですが、論理的に説明するような文章を書くのがものすごく苦手です。
日記やつぶやきを書くことになれてしまっている分、他の世代の人たちと比べても文章が書けないように感じます。
ということで、経験を武器にするという視点で文章を書けるようになれば、デジタルネイティブ世代にも余裕で勝てますので、有利な土俵で戦うように意識しましょう。
最後に余談として、お店のリールの使い方について書いておきますが、Before→Afterを動画で伝えるために使うんだったらありだと思います。
要は、動画の主役が自分ではなくお客様という状態です。
これはポストの投稿にも言えることですが、ビジネスでお店をやっている限り、主役はお客様です。
お客様だけを載せておけば、痛々しい感じになることはないので、どうしてもリールを使いたいのであれば、お客様を載せましょう。
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