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人生最初の同窓会を捧げる

先日、「抜きゲーみたいな島に住んでいる貧乳はどうすりゃいいですか?」のイベント「ぬきたし同窓会」に行ってきた。
トップ画像で分かる通り、既に会場であるなかのZERO西館改修工事が終わるくらいの日にちが経っており各所で語られ尽くし、今更誰が見るのだという疑問を自身に投げかけているがあくまで自分用の記録として書きつらっていこうと思う。

当日、私はスクーターで会場まで向かうことにした。
片道1時間半を超えるほどの道で、季節が冬ということもあり冷蔵庫で冷やしていたペットボトルの麦茶が会場に到着してもよいのど越しを保っていられるほどの気温で、風を受けていたということもあり震えがしばらく止まず、すぐになかのZEROに駆け込んだ。
17時前には到着したのだが、会場周辺には数多くの若者があり何の目的で来訪したのかは明白だった。
私はそんな彼らの姿を見て道を間違えることなく来れたのだとひそかに安堵した。
他ホールなどでは展覧会などが開催されており、家族連れは我々を何だと思い横切ったのかとても不安に駆られた。

入場が開始されたが、最初はSS席という少し割高の最善席の人々が案内される。
私はというと一般席のチケットであったためしばらくの間、掲示板に貼られたポスターなどを眺めていた。
入場をすると、このゲームの象徴的なキャラクターであるハメドリくんのパネルが置かれている。
その近くには出演者への贈り物を入れる箱が置かれていた。
私も「卒園式」の際にはファンレターを書いて入れたものだ。
今回はというと、完全に忘れていた。
うっかりである。
少しばかり気分を落ち込ませながら開演を待っていると、黄色い声援と共にハメドリくんが現れた。

光で神々しいハメドリくん

この時間は写真撮影が可能とのことで撮りに撮ったのだが、ものの見事に光に阻まれた。
作中や公式では嫌悪感を抱く気持ちの悪いキャラクターとしての扱いを受けているが、ビジュアルや三次元の存在となった際の動きなど何とも言えぬかわいらしさを感じさせ、あの場にいたファンが漏れなく魅了されていた。
出演者の方々もそれを感じているらしく、最後の挨拶の時に花丸姉妹役の天知遥さんが動きに現れるほどかわいさに打ちのめされていたのが記憶に残っている。

トークパートは二部制で一部は一作目二作目でヒロインをつとめられた声優の方々、二部は脇を固めるサブキャラクターやモブキャラクターをつとめられた声優の方々。
どちらも最初は同窓会らしくフリートークという名の近況報告で、渡会ヒナミ役の飴川紫乃さんがコンビニで年齢確認をされたり、炒飯ピラフさんが体調が優れず生放送で一瞬意識を失った話など、ヒロインの方々はほのぼのとしたエピソードで二部の方々はどこか心配になるような近況だった。
また、二部の方々は登壇時にMCのナオト†サンクチュアリさんやそらまめ。さんのフリがあり、ラーメン屋の大将のように全員が腕を組んでいた。

フリートーク後にはそれぞれコーナーが設けられ、一部では本編中やコミカライズなどからクイズが出題された。
てっきり大喜利などが飛び交うライトな物だと思っていたのだが、思いの外難しいものばかりだった。
難しいからこそキャストの方々も大喜利的回答を交えていた。
優勝者への特典が「欲しいもの(無茶の無い範囲、デパ地下のスイーツとか)」だったのがQruppoの切実な思いが感じられる。
二部では作中のワードから川柳を作るというもので、モブ男B役の工藤玲司さんの本領発揮とでもいうべき企画で、川柳も奇跡的に文脈が通っているものやランダム特有の奇天烈なものまで様々だったがそれらを見事に演じていらっしゃった。

ライブパートでは一作目二作目の主題歌六曲が披露された。
「非実在系女子達はどうすりゃいいですか?」は観客も合いの手で盛り上がれるような楽曲で、「THE APPLE IS CAST!」「BWLAUTE BEIRRD」はとても格好良く専門時代、登校の電車内で気持ちを上げるために聞いていたあの頃を思い出していた。
この三曲からの「May day+」「May day+^2」そして「非実在系のわたし達」というエンディングを飾る曲たち。
MCパートも歌手の皆さんの色が出ていた。
心残りはというと立ってペンライトを振ればよかったということだ。
一階席は見た限り経っている方が多かったのだが、私のいた二階席は9割の方が座っていたため「これは立ったら後ろの方の邪魔になるだろうか」「晒されたらどうしよう」などという不安に駆られ、結局座っていた。

その後は出演者の方々の最後の挨拶とお知らせであった。
劇場版糺川アフターを諦めない水野七海さんやその後の宣伝のためにグッズを持っている男性陣やこはる凪さんなど聴覚だけでなく視覚的にも楽しい挨拶だった。

私がぬきたしを知ったきっかけは高校時代の友人からで、2をプレイした後に1をプレイした。
初めてプレイした18禁ゲームということもあり思い出深い作品。
発売されてから5年以上が経つものの、ぬきたしという作品で受けた衝撃はいまだ忘れることは無いだろう。

最後に、「奈々瀬は淳の正妻」


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