3年目のデビュー(日向坂46)
お久しぶりです。
8月に入って蒸し暑い日が続いてますね。
そんな中、待望の『3年目のデビュー』が公開となりました!
当初の予定より半年弱遅れての公開とはなりましたが、ひとまず無事に公開できて良かったなと思います。
私もしっかりと観に行かせて頂きました。
正直「泣かないだろうな」と思っていました。がしかし、まあ、そういうことですよね。ウルウルを繰り返し、涙を流してしまったことは内緒にしておきます。
それでは「#3年目のデビュー感想文」 感想を書かせて頂きます。
※以下はネタバレも含む感想となるので、観ていない方は観た後に是非覗いてみてください
目次
⚪︎日向坂46=佐々木久美
⚪︎長濱ねる・柿崎芽実・井口眞緒
⚪︎濱岸ひより・上村ひなの
⚪︎映画を観て個人的に考えたこと
⚪︎まとめ
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日向坂46=佐々木久美
「日向坂のキャプテンが佐々木久美で良かったな」と、映画を観る前からずっと思っていたことだが、改めてそれを強く感じた。
お台場での「悔しくないの?」の発言は、メンバーの嫌われ役を買ってでも日向坂を良くしたいという表れだったと思う。
久美(以後こう読んでみる)は、グループの立場を常に考え、把握し、立ち振る舞っている。
ひらがなけやきとして活動する一期生は、置かれている環境も相まって、途中からぬるま湯に浸かっていたメンバーもいただろう。それでも久美はそこに高温の湯を継ぎ足し続けた。
日向坂となった今でもその役割を担いつつ、メンバーのON OFFスイッチの役割をも担っていると思う。
久美はバラエティ班としておちゃらけたイメージも強くある。
久美がふざける時はメンバーも一緒にふざけて、久美がやる時はメンバーもやる。こういった切り替えのスイッチを久美が担っている。
「日向坂46=佐々木久美」というのは佐々木久美が日向坂にとって大きな存在、大きな影響力をもっているという意味である。
この章はここで終わるが、久美の名前は次の章でも次の次の章でも出すつもり。日向坂=久美なので
長濱ねる・柿崎芽実・井口眞緒
①長濱ねる
長濱ねる、彼女に関しては過去のnoteで言及した。(是非ご覧ください)
今回言及するのは、長濱ねると二期生の関係性だ。
この映画を通して、二期生は長濱ねるの“代わり”だと感じた。
“代わり”といったら聞こえは悪いが、ニュアンス的には長濱ねるの穴を補充、補強するという意味だ。
長濱ねるの兼任解除後、二期生が加入。二期生は長濱ねる“代わり”の役割を任されたのだ。
実際、二期生は比較的運営に推される形で一期生よりも前に出ることが多く、日向坂のデビュー曲は二期生の小坂菜緒がセンターとして君臨した。
このポジションは本来、長濱ねるが担っていたポジションだった。長濱ねるの“代わり”は今の二期生である。何度も言うが代わりではない、その役割を担っているという事だ。
②柿崎芽実
柿崎芽実、長濱ねる、この2人の卒業理由は同じだろう。
私は日向坂を知った当初、ストーカー被害に遭っていたという情報が先行していたため、それが理由で卒業したという認識だった。
しかし、そうではないと日向坂を知れば知るほど理解する事になった。
今回の映画でも「日向坂改名」が取り上げられていた。
芽実は誰よりも「けやき坂」が好きだったと思う。
ねるから受け継いだバトン、それ以外にも多くのものを背負っていたに違いない。その「けやき坂」が無くなることは、芽実のモチベーションを大きく下げたに違いない。
改名は人それぞれの捉え方があったと思うし、あっていいと思う。
齊藤京子のように飛び跳ね喜ぶのも良し。濱岸ひより、松田好花のように笑顔になるのも、渡邉美穂のように泣くのも、芽実のように困惑するのも、人それぞれだ。
ただ、芽実は最後までこれを受け入れられなかった。自身が描いたアイドルには日向坂ではなれないと思ったのかも知れない。
芽実の方向性(考え)と、グループの方向性(考え)が合わなかった。
これは恐らく長濱ねるにも当てはまる。アイドルに憧れてアイドルになった長濱ねると欅坂のマッチ度は0に近い。
佐々木久美、加藤史帆が柿崎芽実の卒業を悔いている様子が映画にあった。
特に加藤史帆は柿崎芽実が卒業する最後まで悔やんでいた様子だった、それと同時に柿崎芽実を背負って今後戦っていくという強い意思を感じた。
柿崎芽実は活動の最後、日向坂のためにアイドルとして言い難い言葉をファンに向けて発信してくれた。これが芽実の置き土産だと思う。
柿崎芽実の「魂」は消えない。一期生の絆、加藤史帆の想いはファンまで伝わってる。
正直、柿崎芽実はまだ日向坂にいてもおかしくなかった存在だとは思う。
でもこればっかりは「たられば」の世界線、柿崎芽実の意思は尊重するし、久美の言葉にもあったように幸せになって欲しい、ファンとして、それを心の底から願っている。
③井口眞緒
なあ、井口、あなたにはもっと、日向坂にいて欲しかったよ。
おっと、本音が漏れてしまった。
井口眞緒という存在、不器用で、ダンスも、歌も決して上手くはなかったかもしれない。
ただ彼女の努力、彼女の笑顔、彼女の存在は特にメンバーにとって大きかったに違いない。
週刊誌に撮られた後にメンバーに謝罪するアイドルほど見ていて苦しいものはない。
ただ、日向坂が暖かいなと思ったのは、メンバーが謝罪後の井口にすぐ寄り添ったところだ。
久美が「ダンス毎日踊ってね」高本が「痩せてね」と、スキャンダルに対して直接怒らず(その前に精算されてると思うが)、温かい言葉をかけるメンバーには心を打たれた。
井口の復帰が叶わず、メンバーの前で卒業発表をする井口は感情的だった。メンバーみんなが抱き合うシーン、、、私は涙なしには見られなかった。
アイドルのスキャンダルは致命的だ。
アイドルは目の前の幸せに囚われてはいけない、5年後の自分を想像して、5年後一番幸せになる選択肢を選び続けなければいけない。
多感な時期だが、それをできるアイドルが「ホンモノ」になれる。
濱岸ひより・上村ひなの
①濱岸ひより
最近ビジュアルが限界突破し始めた濱岸ひより(以下ひよたんと呼ばせて頂きます笑)。ひよたんは小坂菜緒と並んで日向坂のビジュアル担当になれる逸材だと個人的に思っていたし、今も思っている。
濱岸ひよりは柿崎芽実の卒業発表と同時に休業を発表した。
休業の理由は体調不良とのことだった。期待や不安がストレスになってしまったのかな。
ひよたんが映画の中で印象的だったのは「青春の馬」のシーン。
「青春の馬」の振り入れで涙を流すメンバーが多数いた、色んな想いがあったんだろう。
その中の振り付けに小坂菜緒がひよたんの手を取り踊るという振り付けがある。
ここは「エモい」という言葉では表せないそれがある。
復帰後初パフォーマンス、DASADAライブ。
「青春の馬」のフォーメーションについたと同時にひよたんが久美の方を向いて「はい」と返事をしていた場面があった。
久美、お前ってやつは、、、どこまでできる人なんだ……。
復帰パフォーマンスの前にひよたんになんて声を掛けたのか、、、気遣いができる久美は流石だ。
「青春の馬」を初披露する時は惜しくもセンター小坂菜緒が不在だったが、金村美玖は代役を感じさせないパフォーマンスを見せ、感動のパフォーマンスとなった。
涙を堪えてパフォーマンスするひよたんにも心は打たれた。
オンラインライブで「青春の馬」を2回やったことも理解できた。
ひよたんは歳も若い、過保護くらいに優しくして欲しいと切実に思う。ファンにも運営にもメンバーにも。
十人十色、ひよたんの良いところを沢山引き立ててくれるのが日向坂だと信じてる。
復帰してくれてありがとう、ひよたん、改めておかえり。
②上村ひなの
唯一の三期生(新三期生を除く)。彼女に降り注いだ重圧は計り知れない。
映画ではダンス、歌すら覚えられず苦しむ姿が映されていた。
ひなののそういった場面はあまり見られることがなかった。そのためファンはこの姿に色々思ったことはあるだろう。
その中でも目立ったのは一期、二期生の優しさだ。
当たり前といえば当たり前なのかもしれない。ただひなのを優しく支える先輩達はどこか太陽のような温かみを感じた。
ひなのはひなくり2019でもソロパフォーマンスをするなど、ファンの心をいい意味でえぐってくる。
在籍中のメンバーにかける言葉ではないかもしれないが「よく頑張ったね」と声を掛けたくなるような、ファンですら想像できない頑張りがあったはずだ。
ひなののポテンシャル、更なる飛躍に期待したい。
個人的に映画を観て考えたこと(思ったこと)
①日向坂のフォーメーションについて
小坂菜緒のセンター固定に否定的な意見は一定数見られる。こればっかりは仕方ない。ヲタク自己満足のために「センターを変えろ」と呟く。
私は小坂菜緒のセンターを“まだ”固定するべきだと思う。
センターを変えるべきタイミングは2つあると思っている。
1つは「グループ=センター」になりすぎた時
もう1つは「グループの方向性を変える時」
前者は例えば「欅坂=平手」のようにグループ自体がその人に囚われるようになった時である。
後者は例えば日向坂改名、センターを佐々木美玲から小坂菜緒のように、分かりやすい方向転換の時。
日向坂は小坂菜緒のチーム、というより、佐々木久美のチーム。
小坂菜緒のポジションよりも佐々木久美のポジションがいつ動くか、そこがもしかしたら小坂菜緒が動くタイミングなのかもしれない。
日向坂はセンターだけに焦点が当たることは他のグループと比べ少なく感じる。割と満遍なくスポットライトが当たるグループだ。
センター小坂菜緒は日向坂らしさがない分、逆にまとまりがよく、ごちゃごちゃしないで丁度いい。平手の固定とは訳が違う。
映画を観て他にセンターが出来るのは現状、加藤史帆、渡邉美穂、大穴で丹生明里くらいかなと思った。
加藤史帆はグループをしっかり考え、メンバーそれぞれのことをしっかりと理解できる。渡邉美穂は当初の勢いがまた出れば総合的にセンターに選ばれてもおかしくはない。丹生明里は「日向坂らしさ」を兼ね備える人間、最近では責任感が増しているようにも感じ、今後さらに期待できる。
齊藤京子が時期センターという声も聞くことはあるが、映画を観てると正直ビジュアル担当なのかなって思った。
決してアンチというわけではない。彼女の性格はグループよりも自分というタイプなので日向坂にそういうセンターは似合わないと感じただけだ。
佐々木久美と小坂菜緒、この2人のフォーメーション移動は今後注目していきたい。キュンでこそ二列目だった久美だが、その後は三列目下手左端のポジション。全体を見るという意味合いもあると思うが、彼女自身だけのポテンシャルならフロントでもなんらおかしくない。彼女が動いた時は日向坂も動いた時。
小坂菜緒は不動のセンター、というよりセンターに立たないと逆に目立ってしまう存在。センターが喰われる可能性すらあるようなそんな人。だからこそセンターがもし変わるならそこに誰が立つのか。
ふと思ったが山口陽世とか面白いかもしれない、ダイナミックなポテンシャルを感じる彼女はすんなりとこなしそうだ。
まあそれはさておき、久美、小坂のポジションには今後も注視していきたい。
・今野さん
紅白発表のシーン。
今野さんから「浮き足立たないか心配だが、けやきから数えて3年間、よく頑張った」(簡易)
との発言があった。
プロデューサーとして、これ以上のない言葉だった。
日向坂は成長よりも先に結果が出てしまっている。こればかりは坂道グループの宿命だ。
紅白、東京ドームは正直日向坂だけの力ではなし得なかった舞台だ。
ただそれはメンバーも承知だろう。
今野さんはその事にも言及しつつ、「頑張った」との声を掛けれる、最高のプロデューサーで最高のモチベーターだなと感じた。
まとめ
総じて良い映画だった。
裏側は本来見せるべきではないかもしれないが、表があれば裏もある、裏を知ることで表をさらに深く知れる。そういった意味ではドキュメンタリー映画はあってもいい。
日向坂の説明書というノリでも見られるし、コアなファンでも楽しめる。
メンバーによってスポットライトの当たり方に偏りはあったが、それは見かけで、日向坂にスポットライトを当ててるに過ぎない。
次回作はまた違った色の、違った角度のスポットライトが日向坂に当たることになるだろう…。
今後の日向坂が更に楽しみになりました…!!
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