半導体②APPLEやMicrosoftの自社生産

iPhone搭載の半導体の自社生産

半導体は、これまでは専業の巨大メーカー(Nvidia、Intel、Quallcom等)が最終製品の製造メーカーに卸すという方式が一般的でしたが、最近は、そうした最終製品(スマホやPC)を持つメーカー各社が自社開発することも増えています。

スマートフォン向け:2017年時点でAPPLEの半導体自社生産は報道されていた。

この時点で、iPhone X (2017年9月発売)のプロセッサーとして、SoC「A11 Bionic」を自社開発して搭載している。

これ以降、iPhoneのSoCは自社生産で、最新のiPhone12では、「 A14 Bionic」が搭載されている。もちろん、APPLEは設計のみで、生産は業界ダントツ1位のTSMC(台湾セミコンダクター)。


ちなみに、SoCとは。

SoC (System on a chip) は、スマホの心臓部、いわゆるプロセッサーに相当する部分。CPU、GPU、モデム等をパッケージした総体を指します。(↓がわかりやすい。私は今までCUPとSoCを混同していた…)


iPhone向け自社設計は2010年のA4の時点で既に実現

でも、APPLEは2010年のA4から、自前でSoC(この頃はPoPという呼称)を設計していたので、別に設計は今に始まったことではないような…。当時はサムスン電子が受託生産。


2020年6月~7月、内製化の話題が本格的に登場。

これは、MacBook(つまりPC)向けの半導体について、インテルから自社オリジナルのプロセッサーに切り替えるという一大NEWS。



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