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EXOとPENTAGONジノ

PENTAGONのジノくんは、私の中では折に触れふと思い出し考える人だ。

思い起こせばEXOがまだデビューする前、私がまだ新規のシャオルだった頃、S.M. The Ballad でジノくんを見かけてからヒョンたちに愛されまくってるジノくんが可愛すぎてどハマりしたのが最初だ。
可愛いお顔に本格派の渋い歌声。なんだこりゃって衝撃だった。
SHINeeではオニュペンだったんだけど、ジノくんの歌声にもガチで落ちた。
とはいえ、当時はまだ日本から練習生を追いかけるってのはあんまり現実的じゃなく、たまに上がってくる情報や動画を見るために検索しまくるのがやっとで、あとはひたすらデビューするのを待ちながら、『ジノくんのデビューを見届けるまでは死ねない!!』って鼻息荒く豪語していた。

そんな中ついにSMがボーイズグループをつくるってよ!って情報が出てきて、ジノくんktkr!ってワクワクしながらティーザーを見てたのに、待てど暮らせどジノくんが出てこない…(出てくるのはカイくんばっかり。某動画サイトで「#またお前KAI」ってタグつけられてた笑)。
これ(ギョンス)じゃないか、アレ(ベッキョン)じゃないか、と情報が錯綜する中、メンバーが出揃ったところで結局ジノくんの落選が確実になった。
当時の絶望たるや…
そして私はジノくんが選ばれなかったEXOのデビューには心惹かれることなくシャオルに戻っていったという経緯がある。

その後、色々あって結局2013年『狼と美女』で稲妻に打たれ怒涛の勢いでEXOに沼落ちしたんだけど、それでもやっぱりジノくんのことはずっと頭の片隅にあった。
なんなら、EXOを見るたびに気になったし納得がいかなかった。
EXOはEXOで誰かが欠けることは考えられなかったけど、それとは別の思考でジノくんがいないことが納得できなかった。
そしてまた思い出したように検索して…
ミュージカルやってんだ!とか喜んだりして…そんな複雑な日々だった。

で、今回何を書きたかったかと言うと、私の中の最大の疑問『なぜジノくんはEXOに入れなかったのか』という件。
これを書きたかったから久しぶりにnoteを開いた。

先日、EXOは10周年を迎えた。
あれから10年経ったのだ。
それでもその疑問は解決していないし、多分一生スッキリとした答えは出てこないと思う。
すべては憶測でしかないんだけど、久しぶりにまたちょっと考えたので書き記しておこうと思う。

(※ちなみにこれは、今のPENTAGONジノを否定するものじゃないことだけは分かってください。PENTAGONジノ大好き!)


さて、EXOのメンバー構成を考える時、まずは脳内にイスマン氏を召喚しなければいけない。
それから一人一人の個性を見て組み立てて行く作業になる。
今回、ジノくんはボーカルメインなのでボーカルラインを考えてみた。

で、おそらく確定路線だった部分としては、Kのセンターがカイくんであることと同時にMのセンターがルハンであること。
で、中華メンの中では一番ボーカルが安定していたので各グループ内2名のメインボーカルの内、Mの1人目はルハンで行くこと。この辺はおそらく確定路線だったと思う。
そうなると4人のメインボーカル枠の内残り3人分の枠を競いあっていたということになる。
(そもそも他にもメインボーカル候補がいたんじゃないかという話は、ここでは一旦置いておきます)

ギョンス、ジノ、そしてもう一人。

そんなときに、ベクチェンという奇跡が舞い降りてしまったら…

ジノの声は私の素人分析だとちょうどギョンスとベッキョンの中間みたいな位置付けで、ギョンスのようにユヨンジン仕込みのR&Bが得意で、ベッキョンのようにハスキーなパワフルさも兼ね備えている。
多分おそらく、ベクチェンをオーディションで見つけたとき、チェンはすぐにグループ入り候補に上がったのだと思う。
ギョンスやジノよりもハイトーンが得意で、チャンミンのように喉が強くて安定感があり、おそらくEXOに入れるボーカルとしては理想に近かったと思う。EXOのハイトーン担当といえばスホとシウミン、それからレイも若干。三人ともきれいな声ではあるけど、SMPをやるには決定的にパワフルさに欠ける。そしてチェンはそこを補うに最適だったと思う。
結果、デビュー前にもかかわらず、練習生生活が短いにもかかわらず、SBS歌謡祭の事務所総出のSMオーケストラでソロパートをもぎ取っていることからも想像ができる。

ということで、ギョンス、ジノ、そしてベッキョンの三人が残ったわけなんだけど、正直なところここから先は本当に考えても考えても決定的なことは見つからない。
憶測、もしくは希望的観測。
ジノくんに何かが欠けていたわけでは絶対にない。

SMがグループをつくるとき、練習生期間の長さよりもそのグループに合うかどうかを重視すると聞いたことがある。
だとしたら、きっとただそれだけだったのかもしれない。
グループに似合うかに合わないか。
NCTのジャニだってそう。
EXOにはジャニではなくセフンだったのだ。

同じオーディションで受かった練習生期間の短いベクチェンをそれぞれKMのメインボーカルに据えシンデレラストーリーを演出した可能性もあるし、ベクのタレント性を買った可能性もある。
ギョンスではなくジノだった場合、ベクのボーカルとでは喧嘩する可能性もあったのかもしれない。
確かに、ベクではなくジノだった場合、メンバー数の割にタレント性が弱い気はする。
そういう色々だったのかもしれない。

それでも、わたしはやっぱりジノがEXOに似合わなかったかと聞かれたら、ノーと答える。

チャニョルと仲良かったジノくん。
そんなケミもあったかもしれない世界線。
ベクチェンが揃った奇跡。
ドギョンスという才能。
一方で、抜けていった中華メンたち。

正解なんてないのかもしれないけど、私はやっぱりEXOのジノを見てみたかった。
そのくらいジノくんが好きだった。

ギョンスではなくジノだったら、チャニョルと歌ってたのはジノくんだったかもしれない。
ベクではなくジノだったら、ベクチェンのシンデレラストーリーじゃなくてニョルジノのケミだったかもしれない。
チェンではなくジノだったら、もっとR&Bゴリゴリの曲が多かったかもしれない。


正直な話、こんな話はTwitterでは出来ない。
誰かを落とすように取られかねないから。
今noteに書きながら、それでもちょっと誰かを不愉快にしてしまうかもしれないって怖いころもある。
PENTAGONのファンとか多分気分の悪い記事かもしれない。

でもちょっとここで、10年前たった今だからこそ10年前のショックさをちょっとだけ晴らしてみたくなった気持ちを分かってもらえたら嬉しい。
そして同じように思っていた人がいたらさらに嬉しく思うし、もしくはもっと明確な答えを持っている人がいたら聞かせて欲しいとも思う。

結局私は今でも折に触れ、隠れジノペンだと実感する。


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