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【オリジナル対応デッキ解説】赤緑t青ノヴァ

※この記事は逆有料記事です。

 この度記事を発表するにあたって、逆有料記事という試みを行ってみています。本来の有料記事が記事を購入し、そこから情報を得て自身の構築やプレイに活かす物と定義します。
 対して本記事は、デッキリストやデッキ理念を無料で公開し、説明を行います。それを理解して実際に大会等で結果を残した人が、記事を購入していただけたら嬉しいと考えております。
 この記事がお役に立つことがございましたら是非、記事の購入を検討してみてください。

0.はじめに

 こんにちは。あーくん(@suiyotao)です。
 今回はマイケル(@Saizeriyaman)が作成し、結果を残した『赤緑t青ノヴァ』(以下『赤緑ノヴァ』)の解説記事となります。
 マイケルのnoteアカウントになりますが、本人が記事を書くより自分が書いたほうが言語化がスムーズだと判断されたため、今回はこの形式で書かせていただきます。この記事が参考になれば幸いです。

文字数の都合上、カード名を省略して書く場合が多いです。ご了承ください。
例:《王来英雄 モモキングRX》→《モモキングRX》

1.戦績

10/9(土)
【オリジナル】第26回プレミアムミックスCS
       taki(@taki_sweets)3位(9-4)
10/10(日)
【アドバンス】心斎橋CS
       マイケル(@Saizeriyaman)ベスト8(4-2)
10/14(木)
【オリジナル】やわたCSオリジナル
       マイケル(@Saizeriyaman)優勝(7-1)

2.2021/10/14(木)時点でのオリジナル環境

 大きく分けて以下の4グループであると認識しています。

1.《セガーレ》で時間を稼げるようになった『ジョー星ゼロルピア』。
2.『ジョー星ゼロルピア』と真っ向から勝負しつつ、その他様々な対面に有利な《シャッフ》《超英雄タイム》が多投された『シータノヴァ』。
3.『ジョー星ゼロルピア』『シータノヴァ』に対して優位なポジションにいる『赤単我我我』。
4.その他『5c』や『鬼羅.star』『マーシャル』といった、一芸があるデッキ群。

 『ジョー星ゼロルピア』と『シータノヴァ』の上位2デッキが環境を定義していると言える状態です。
 更に続く『赤単我我我』まで含めて考えると、これらのデッキは3tに強力な動きを起こせるデッキとして分類することが出来ます。
 王来環境の特徴として、様々なデッキが決して少なくない多色カードを採用している関係上、環境デッキのビックアクションは早期に4t、おおよそ5t目が目安となっています。上位デッキのどれもが3tに対応させる動きと安定した4t以降の動きを両立しており、そうでないデッキが第4のグループに分類されていると考えることが出来ます。

3.基本リスト

画像1

画像はDECK MAKERにて作成致しました。

メインデッキ
4 x “龍装”チュリス
4 x ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム
4 x 王来英雄 モモキングRX
1 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
1 x 生命と大地と轟破の決断
4 x 切札勝太&カツキング -熱血の物語-
4 x ボルシャック・モモキングNEX
4 x ボルシャック・栄光・ルピア
4 x メンデルスゾーン
3 x ボルシャック・ドギラゴン
2 x ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー
1 x メガ・マナロック・ドラゴン
4 x 蒼き守護神 ドギラゴン閃

vaultハッシュ
【45f02d214d8ec701b1101f29425a39f8】

4-1.基本理念

 《メンデルスゾーン》《栄光ルピア》《“龍装”チュリス》《決闘者チャージャー》と合計14枚採用している初動を駆使し、4tまでに安定して強力なドラゴンをプレイし、盤面で押し切って勝つことをコンセプトにしています。
 3~4tに押し付け力の高いビッグアクションが行える上位デッキの強みを持ちつつ、上位2デッキに対して安定してテンポ差を作り、勝ち切ることを目標として作成されました。

 また、多色カードを極力減らすことにより、序盤のハンドキープの懸念点である「手札の多色を早めに処理したい気持ち」と「《モモキングRX》のために多色を抱える行為」によって生まれるジレンマの解消を狙っています。これによりドローの受け入れを含めた4tまでの再現性が向上しています。

 各種カードのくっつきを意識し、大きく分けて以下の3ルートからゲームを組み立てていきます。

1.《メンデルスゾーン》 →《モモキングRX》
2.《栄光ルピア》→《モモキングRX》or《モモキングNEX》
3.《“龍装”チュリス》→《ドギラゴン》

 1のルートは2や3のルートに繋がり、2のルートは更に展開を続ける事ができ、3のルートは1や2のルートに繋がる。といった具合に、各プランが相互に作用し合うため、ハンドの噛み合いが悪くなることは少ないです。
 特に《“龍装”チュリス》+《ドギラゴン》を成立させた次のターン、『シータノヴァ』では4マナのためアクションが薄くなりますが、こちらは《栄光ルピア》がヒットすれば6マナまで届くようになるためデッキ内でドルガンパッケージが浮いていた懸念点も改善されています。
 3ルートあるうちの2つが3tまでのアクションであることも見逃せません。

4-2.『シータノヴァ』との比較

優位点
・対面に寄らない初動を多数採用しているため、ゲームの再現性が高い。
・2t《メンデルスゾーン》によって3tから打点形成を行える。
・《モモキングRX》+《ボルシャック・ドギラゴン》によって一気に致死打点が組める。
・マナが伸びやすいため、《セガーレ》の影響を受けにくい。

劣化点
・《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》をメインプランに組み込めないためロングゲームが苦手。
・《シャッフ》《アルカディアス・モモキング》がないためロングゲームが苦手。
・《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》への耐性が低くなっている。

まとめ
 ロングゲーム、特にビッグマナ系統を相手にする際はサーチ性能やロック性能が高い『シータノヴァ』に軍配が上がると考えています。
 また、《テスタロッサ》を始めとした各種メタカードへの耐性も『シータノヴァ』の方が高くなっているため、純粋に上位関係のデッキというわけではありません。
 現在のオリジナルは環境が煮詰まったこと、上位デッキに序盤のテンポが非常に大事なことから『赤緑ノヴァ』のほうが明確に優位性を持っていると言えます。
 特に《メンデルスゾーン》の存在が圧倒的であり、3t《ドギラゴン》達成に必要なドラゴンが倍の枚数採用されていると考えて問題ないです。

5.採用カード解説

《メンデルスゾーン》《ボルシャック・栄光・ルピア》

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 同一コンセプトカードなのでまとめて解説。緑単色がデッキに1枚しか入っていない関係上、《カツキング》などが見えていない場合は概ねどちらかを埋めることになると思われます。
 基本的には《メンデルスゾーン》のプレイを優先して考えるのですが、対面や手札状況によっては《栄光ルピア》を優先することも多々あります。
 その際の判断基準ですが、手札に後続があるかどうかを大きなポイントとしています。具体的には《モモキングRX》《カツキング》のプレイが可能であれば《メンデルスゾーン》を優先します。
 そうでない場合かつ、《モモキングNEX》《ボルシャック・ドギラゴン》等の進化カードのプレイが見えている場合は《栄光ルピア》のプレイが優先されやすいです。また、後述しますが特定のデッキに対しては《栄光ルピア》のプレイを優先します。

 現環境では2コストのブーストカードがほとんど採用されていないことから、《メンデルスゾーン》をプレイした際に生まれるテンポ差は以前より大きく、先行の押し付けも後手捲りの性能も非常に高くなっております。

《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》

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 追加のブーストカード兼サーチカード。枚数から分かる通り上記の2種類よりプレイ優先度が低く、単色であることも踏まえて基本的には事故防止カードの意味合いが強いです。
 《超英雄タイム》や《ボルシャック・ドギラゴン》を手札に持っていることが重要な対面では積極的にプレイします。ヒット率は大体1~2枚です。

《王来英雄 モモキングRX》

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 デッキの潤滑油でありコンセプトカード。《メンデルスゾーン》とのくっつき、《ドギラゴン》と相互で補い合う踏み倒し、厚く採用されている進化クリーチャーへのアクセスと八面六臂の働きが期待できます。欠点のところでも書いたように、このデッキは《カツキング》のプレイがしにくくなっているので、このカードを中心にゲームメイクをすることを覚えておきましょう。
 再三コンセプトを語るようですが、《メンデルスゾーン》が絡むと《“龍装”チュリス》と同じく3tに着地することから、環境トップへの勝率を確かなものにしています。

《ボルシャック・モモキングNEX》
《ボルシャック・ドギラゴン》

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 一見役割が違うように思えますが、このデッキの《ボルシャック・ドギラゴン》は攻めのカードのため同じ括りとして解説します。
 基本的には《モモキングRX》からの踏み倒しを狙い、そうでない場合も《栄光ルピア》や《スーパーヒーロー》から進化し、《モモキングNEX》の効果や革命チェンジを駆使して盤面を整えます。
 特に《栄光ルピア》を《ボルシャック・ドギラゴン》に進化させて革命チェンジする動きは頻出であり、《栄光ルピア》をチェンジ元に変えるカードという認識を持つとデッキの動きがわかりやすいかもしれません。

《生命と大地と轟破の決断》

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 普通に使用しても非常に強力なカードですが、特に意識するべきは3つ目の効果です。大体の場合は2つ目の効果と合わせて《モモキングRX》+《進化クリーチャー》+3000パンプ、アンタップキラー付与のコンボを狙います。
 これにより《グレイトフル・ベン》の13000ラインを超え、ブロッカーやEXライフといった環境のクリーチャートリガーを踏んでアタックすることが可能になり、結果としてかなり広い範囲のトリガーをケアすることができるようになります。
 この実質的なトリガーケアが非常に強力であり、特に《シャッフ》や《アルカディアス・モモキング》といったフィニッシャーを使用できないこのデッキでは、数少ない確実性の高いフィニッシュ手段であることを忘れないようにしましょう。
 そのため、長期戦かつ《ネイチャー》の有無で勝率が大幅に変化する『4cディスペクター』などのデッキには《メンデルスゾーン》ではなく《栄光ルピア》のプレイを優先し、このカードを墓地に落とさないようにしましょう。

 これは『シータノヴァ』でも同じことが言えますが、山札を1周以上させるゲームが訪れることは珍しくないので、長引きそうな時はできる限りマナからプレイし、1ゲーム中に複数回この呪文を唱えるようにしましょう。

《メガ・マナロック・ドラゴン》

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 深いことは考えず、出したら大体勝ちます。《ジョー星》のイメージで『ジョー星ゼロルピア』に一見効果が薄く思えるのですが、実際はマナに5色あることも多く《ジョー星》の着地前や剥がした隙にプレイできると笑顔が止まりません。
 ブーストカードの性質上、大体の試合では4tに6マナあるため、いつ引いてもプレイに組み込みやすいです。

《“龍装”チュリス》
《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》
《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
《蒼き守護神 ドギラゴン閃》

 一般的な『RXノヴァ』系統のデッキに採用されているカードなので割愛します。
 他の『RXノヴァ』と比較すると、6マナ域での《スーパーヒーロー》プレイがスムーズに行えます。面を処理したり進化元にしましょう。

6.採用候補カード解説

《禁断竜王 Vol-Val-8》

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 出たら強いカード筆頭。多色なので採用枚数を増やすほど3.4tのメインムーブが通しにくくなりますが、その分《カツキング》のプレイしやすさも上がるため、自身の性能と合わせてロングゲームに強くなります。
 ブーストカードが複数絡む場合は9マナ達成も遠くないため素出しが現実的なこと、《モモキングNEX》から早期に捲れる可能性もあることからプレイはしやすく、着地した場合は一気にゲームを掌握することが可能です。
 地味に《ボルシャック・ドギラゴン》の当たりなのも高ポイント。

《超戦龍覇 モルトNEXT》

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 アドバンス構築に対応させるなら採用されるカード。豊富なブースト、《モモキングNEX》による踏み倒し、5枚積まれている革命チェンジ。あらゆる要素が噛み合うことで簡単に人が消し飛びます。

7.不採用カード解説

《アルカディアス・モモキング》

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 構築理念にも記載しましたが、多色なのがハンドキープをする上でネックになります。主なプレイ方法は《モモキングRX》からの踏み倒しになるため、序盤のハンドを圧迫すること。ミラー系統に先4でプレイする際には《モモキングNEX》の圧力でも十分であること。《栄光ルピア》からの進化をメインプランと捉えているため、踏み倒し前提のカードは非常に取り回しが悪いこと。以上の理由から採用が見送られています。

8-1.各対面のポイント

 上位2デッキの勝ちパターンを整理し、そこに解説を合わせる形を取っていきます。その他対面に関しては一旦割愛させていただきます。場合によっては随時更新します。

 調整段階の勝率についての注釈
 先手後手固定なしでお互いに勝ちパターンを模索しながら行っています。
 そのため、情報が整理されてから改めて結果を取った場合、この数字に近いものにならない場合がございます。予めご了承ください。

8-2.対『ジョー星ゼロルピア』

調整段階での勝率70%(30-13)
CSでの勝率100%(7-0)

『赤緑ノヴァ』の勝ちパターン


1-a.『ジョー星ゼロルピア』側が4マナまでの段階で《ドギラゴン》が走り、ボード処理もコンボも間に合わず打点が貫通。
2-a.《ジョー星》《セガーレ》といったカードに対し《超英雄タイム》《カツキング》等のメタカードを合わせてリソース勝ち。
3-a.相手のクリーチャーが並んだところに《モモキングRX》+《ボルシャック・ドギラゴン》のコンボをぶつけ、複数回アタックでダイレクトアタックを狙う。

『ジョー星ゼロルピア』の勝ちパターン

1-b.『赤緑ノヴァ』側の打点が整い切る前にリソースを稼ぎ、チェインコンボに突入。
2-b.《ジョー星》や《セガーレ》を貼って時間を稼ぎ、メタカードとしてプレイした《ジョー星》を生かしてコンボに突入。
3-b.早期展開から4t前後の《ゲンムエンペラー》を着地させ、横の小型と合わせて超過打点を形成。

 《超英雄タイム》が4枚標準搭載の現環境では、『ジョー星ゼロルピア』側は出来る限り1-bの勝ち筋を目指したいですが、ドルガンパッケージに加え、《メンデルスゾーン》とそこから繋がる3t《モモキングRX》の展開がそのプランを咎めます。
 マナが伸びるため《セガーレ》も基本的にはクリティカルになりづらく、総じて『シータノヴァ』の勝ちパターンを通しやすく、負けパターンが通りにくいイメージを持っていただけるとわかりやすいかと思います。
 3-bのプランも『赤緑ノヴァ』側のブーストが絡んでいたら《スーパーヒーロー》が間に合い、小型クリーチャーが破壊されるため決定打になりにくいです。
 『赤緑ノヴァ』側は《ジョー星》さえプレイさなければ《モモキングRX》+《ボルシャック・ドギラゴン》の存在もあり、どこからでも打点を作れる事が多いです。

 逆に『ジョー星ゼロルピア』側のプレイですが、剥がされることは覚悟して、普段よりも《ジョー星》をプレイする優先度を上げましょう。《カツキング》をキープしにくいことや《モモキングNEX》からの展開が止まることもあり、剥がされなかった場合の勝率は『シータノヴァ』と対面しているときより高いです。

8-3.対『シータノヴァ』

調整段階での勝率71%(10-4)
CSでの勝率50%(3-3)

『赤緑ノヴァ』の勝ちパターン

1-c.《メンデルスゾーン》を使ったテンポ勝ち。
2-c.ドルガンパッケージによるテンポ勝ち。

『シータノヴァ』の勝ちパターン

1-d.早期の《アルカディアス・モモキング》着地による制圧勝ち。
2-d.ドルガンパッケージによるテンポ勝ち。

 前提として《カツキング》の差からリソース勝負は基本的に勝てません。同じく《カツキング》の差から後半の盤面勝負も分が悪いです。つまり試合が長引けば長引くほど『シータノヴァ』が有利になっていく構造のマッチアップです。
 しかし、そもそもこの対戦は先に《アルカディアス・モモキング》を立てて制圧することや、ドルガンパッケージで走り切ることを狙う、テンポゲームの側面が非常に大きいです。

 相手が《“龍装”チュリス》ー《ドギラゴン》の4枚-5枚+《火の子》ー《5コストドラゴン》の4枚-9枚の足回りでテンポゲームを挑んでくるのに対して、こちらは同じ枚数のドルガンパッケージ+コンセプトにもある通り10枚あるブーストカードで応戦します。
 その中でも《メンデルスゾーン》は概ね《“龍装”チュリス》といえるテンポ差を生むことを考えると、差し合いに負けるイメージはあまり浮かばないと思います。
 また、『赤緑ノヴァ』側は先後問わずプレイできるカードが多いのに対して、『シータノヴァ』側は先手の《ノメノン》は腐り、後手の《火の子》はテンポ負けが目立つようになるなど、様々な要求値から『赤緑ノヴァ』が有利だと言えます。

 また、『赤緑ノヴァ』はマナが伸びやすく、6マナ以降は《3コストのクリーチャー》+《“龍装”チュリス》で《アルカディアス・モモキング》のロックを簡単に抜けることが出来るため、1-dの制圧プランも効力が低くなっています。

 逆に『シータノヴァ』側は1-dの制圧プランが突破されやすく、ブーストの打ち合いにも基本勝てないので、最初からロングゲームを狙うよりはトリガーの《カツキング》をある程度割り切って2-dのプランを取るほうが勝率が出やすいです。
 『赤緑ノヴァ』側は手札から《カツキング》をプレイすることが困難であるため、先立てした《ドギラゴン閃》の場持ちは非常に良いです。

 最も多い勝ちパターンは3tに《ドギラゴン閃》からの《ノメノン》を展開し盾を4枚詰めることです。これにより《モモキングRX》+《ボルシャック・ドギラゴン》でも触ることの出来ない盤面が形成できます。
 このまま盤面が綺麗に残るなら次のターンに再度《“龍装”チュリス》を召喚し、《ノメノン》で最後の盾をブレイクすることで《カツキング》を踏んでも13000ダイレクト宣言まで持っていけます。

 また、最初の3点で《カツキング》を踏んだとしても《ノメノン》で相打ちができるため致命傷になりにくいです。進化先のない《モモキングRX》でギャンブルするくらいなら《ノメノン》を信じましょう。
 ロックが抜けやすいとはいえども、3tに着地させる《アルカディアス・モモキング》はもちろん決定打になり得ます。
 仮に『赤緑ノヴァ』の立ち上がりが遅かった場合はしっかりボードを構築して、確実に詰めることをオススメします。

9.終わりに

 今回は逆有料記事という初めての試みに挑戦したため、ある程度細かい部分まで解説させていただきました。皆様の参考になれば幸いです。

 ご意見、ご質問などございましたらTwitterにてマイケル(@Saizeriyaman)かあーくん(@suiyotao)にダイレクトメッセージをお送りください。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

関係者紹介
 当記事は発案者、執筆者、入賞者とそれぞれ別の人が関わっているため、全員一律で紹介させていただきます。

マイケル(@Saizeriyaman)
 DMの競技プレイヤーの中でおそらく最も能動的に《ボルシャック・ドギラゴン》をプレイし続けた人物。今回のデッキの発案者であり、同時に逆有料記事の発案者でもある。でも記事はあーくんに書かせてる。
 最早《ボルシャック・ドギラゴン》は当たっても外れても楽しいらしく、当たってはニコニコ。外しても「これなんよな~」とか言ってニコニコだとかなんとか。

あーくん(@suiyotao)
 スパー相手として調整後、強みを理解した状態でCSの当日枠に向かったが、2/17の抽選を通せずにそのまま帰ってきた。《ボルシャック・モモキングNEX》を持っておらず、出場しようとしていたショップでは売り切れていたため、出場できたとしてもどうするつもりだったのか自分でもわかっていない。なんなら未だに持っていない。
 マイケルに「結果出したら記事書いて~」と言われ「いいよ〜」と安請け合いしていたが、マイケル本人が即日結果を残したため、大急ぎでこの記事を書いた。

taki(@taki_sweets)
 構築の相談とかプレイの相談をしていたら翌日にこっそり使って勝ってた。デッキ提出の際はデッキ名に『シータノヴァ』って書いて運営の集計をすり抜けてたらしい。大会当日は《生命と大地と轟破の決断》や《メガ・マナロック・ドラゴン》といったズルカードをふんだんに使用しご機嫌のまま《デドダム》を2枚獲得。
 最近vaultで自身最高レートを更新したが、そちらはアドバンスがメインのため主な使用デッキは『ジョー星ゼロルピア』。なんなん?

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