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腎臓内科・透析医の働き方について

今回は当院で腎臓内科、透析センターを担当している30代女性のT先生に、当院への転職の背景、転職後の働き方などを聞いてみました。
当院での腎臓内科医、透析医としてのキャリアや、女性ならではのワークライフバランスなど、参考になればと思います。

― 当院に転職した背景は何ですか?

T:大学附属病院での初期研修後大学の医局へ入局、大学病院や関連病院で勤務していました。その間結婚し2回の産休育休を経て、仕事と家庭の両立のため実家の近くである水海道さくら病院へ転職しました。ちょうど卒後11年の時です。

― 今までと勤務の内容もだいぶ変わったと思いますが、不安はありましたか?

T:ずっと急性期病院で勤務をしていたため、急性期治療を終え自宅退院または転院をされた患者さんがどのような生活を送っているのか実際見る機会や、介護サービスの調整・他職種との連携などに直接携わる機会は少なく、転職直後は自分が亜急性期病院で適切な仕事ができるのか不安もありました。
ただ、さくら病院は医療・事務スタッフを含む全職員数が約150名とほとんどのスタッフと何かしらで関わることができ、転職当初も不慣れな私に皆フレンドリーに声をかけてくれました。そして徐々に地域医療とは何なのか、どのように他職種と連携をとっていけばよいのかを徐々に学びながら慣れていきました。

― T先生にとって、さくら病院で働く魅力はなんでしょうか?

T: さくら病院は県南でも数少ない急性期及び療養病床を持つ透析施設で、自立した外来透析患者から終末期の重症透析患者まで幅広い透析医療に関わることができます。また手技的なところでは自院でシャント造設・PTA・カテーテル挿入(短期・長期)を行うことができます。
 腎臓内科専門外来では腎不全保存期管理や透析導入、近隣病院からの腎機能障害やネフローゼ症候群などの腎炎合併等の紹介といった透析だけでなくこれまで急性期病院でも携わっていた分野の仕事にも関わることができます。

透析回診中の様子

― 今はどんな想いで仕事をしていますか?

T;今私は、病気を患いこれまで通りの生活ができなくなっても少しでも患者さんとその家族が「今日は幸せだったな」と感じてもらえる日が多くなるような医療を提供したいと思って仕事に携わっています。それは医師だけで達成できることではなく、他職種との連携を取っていくことが非常に重要であることを日々実感しています。皆で協力し合って仕事を成せたとき、とても達成感と充実感を感じています。

―最後に、今転職を検討している先生方にメッセージをお願いします

T:家事・育児・介護・自身の体調などで、急性期病院で朝から晩まで働くことは難しい…でも自分の経験や技術を生かしてまだまだ臨床現場で充実した仕事がしたい!!といった両立にお悩みでしたら、勤務体制やキャリア形成など細かい相談対応も可能です。
ぜひ一度見学に来てください。一緒に良い仕事をしましょう!!


スタッフみんなと嚥下職の勉強会の様子

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