アキちゃん
今回もまた負けてしまった文學界新人賞。
その受賞作『アキちゃん』を読みました。
面白い!
もう、出だしから引き込まれます。
謎の負のオーラにやられます。
アキちゃんがどれぐらい嫌いかを延々と説明してくれて、そのエネルギーに圧倒されながらも前のめりになります。
少女のみずみずしい感性と感情の起伏が丁寧に、それでいて迷いなく描かれています。
後半にはちょっとした仕掛けがあるんですが、これに関しては「ん~」とちょっと考えてしまいました。
こんな仕掛けなくても充分良い作品なのに、と思いました。
まあ、ただ、そら負けますわ、と。
まだまだやんけ、と改めて思いました。
書きたいものは枯渇しないですけど、もう少し技術も構成も上向かないとね。
コロナで暇なうちになにをやるかですね。
では、また。
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