【Pスタン】0点止めノキエル

 初の投稿になります。斎藤です。よろしくお願いします。
 今回は、タイトルにもあります通り、Pスタンのノキエルについて書きたいと思います。

 ・目次
・デッキレシピ
  ・採用理由
  

 早速レシピをどうぞ。
https://decklog.bushiroad.com/view/KB0Z

 やることはただ一つで、アラトロンサージェリィループというやつです。検索すれば出てくると思いますが一応解説すると、山一枚(なんでも良い)、ダメージにサージェリィA、アラトロンの後列にサージェリィB、もう片方の列にアタッカー+サージェリィCを配置し、以下のように解決します。
1 サージェリィブーストアラトロンでパンチ
2 サージェリィBのテキストを解決し、山に戻しダメージのサージェリィAを落として救援
3 この時、山2枚は片方がサージェリィであるため二分の一でアラトロンが起きます。
4 アラトロンのテキストで2 で落としたサージェリィAを蘇生
と動くとCB1でアラトロンの列が5kパンプしてまた殴れます。ここにウルティマを絡めるともう片方の前列のリアガードも3 で起きます。星トリガーを絡めると絡めた分だけ前列が星が増えてCBの限り殴り続けます。
 山残り一枚をサージェリィにするなんて無理やんと思う方もいらっしゃると思いますが、二面サージェリィをアラトロンの列からテキストを使うと二分の一でサージェリィが当たれば起きますし、起きないということは残り一枚はサージェリィで確定なのでそこまで難しくはないと思います。
 山を一枚にするためには、ターン開始時のドローで一枚、ウルティマの山からスペコするテキストで2枚、ウルティマのドライブで3枚キルターンに減らせるので、キルターン開始時に山が7枚あれば達成できます。

 レシピ見たら分かると思うんですけど、かつてのウルティマノキエルを改良した形になります。では採用理由について書いていきます。

 旧G3ノキエル


 かつてのノキエルを採用しています。スタンのノキエルも試しましたが、
 

・受ける札が増えないこと(=山を掘れないこと)
 ・超越をメインに据えるとバニラになること
 ・パワーが12kであること

から採用を見送りました。まず一つ目の受け札が増えないということは致命的で、単純に山を掘り尽くしてキルターンに入れないどころかキルターンまでの相手の攻撃を耐えられません。
 二つ目の超越をメインに据えるとバニラになることもネックで、基本的にこのデッキはラファエルに乗り続け点を回復し続けるデッキなので、超越時にバニラになるということはそれだけでウィークポイントとなります。極論スタンのノキエルじゃなくていいじゃんとなります。
 三つ目のパワーの問題も相手がフォースクランであれば超越せずに単騎で相手のvを叩き点を与えずドライブで山を掘ることが可能ですが、対アクセルやプロテクトクランではそれが出来ません。
 対して旧G3ノキエルであれば、受け札はダメージチェックなどで確保でき、またcipでもリソースを確保でき、相手ターン中もリソース確保できる点からバニラにもならず、パワーが11kであるため超越せず単騎で相手vに殴ることでドライブしながら点止めできます。
 相手vが11kなら点止めできねえじゃんって思う方もいらっしゃると思いますが、そのようなvは単純なカードパワーが低く、旧ノキエルのリソースで受け切れるので問題ないです。
 一応新G3ノキエルはライド時プロテクトを取ることができる点はありますが、それ以上に上記のデメリットが重くこちらになりました。4枚採用。

 熾天使ノキエル


 スタンのノキエルです。このカードの役割は、
 ・超越コストになれる点
 ・超越しないターンに出すことで、各種ノキエルを山から持って来れる点
・メインデッキに投入可能な5種目のノキエルである点(=旧G3ノキエルで回収できる絶対的なカードの量が増えてリソース確保、山を掘るスピードの向上)
の三つになります。一言でまとめると、旧G3ノキエルで回収できる超越コストで、各種ノキエルにも柔軟にアクセスできる札ですね。このカードが出る前は旧ナキールで超越コストを確保したりバトラブルエンジェルで耐えつつコスト確保なんてやってましたが時代は変わりましたね。山から置くノキエルはなんでもいいので、相手盤面を殲滅したいときは熾天使ノキエルテキストで熾天使ノキエルをダメに置いて旧G3ノキエルで回収するとアタッカー・超越コストを確保しながら面を広げることができます。こちらも4枚採用。

 アラトロン


 救援効果でダメージゾーンから墓地に置かれたカードをCB1で呼び戻すテキストを持っています。これだけ聞くとそこまで強くないじゃんと思われる方もいらっしゃると思いますが、この札は後述するサージェリィと組み合わせてキルターンにウルティマの横で捻り続けることで真価を発揮します。詳しくはサージェリィで解説します。
 変わった使い方では、このテキストは相手ターン中も発動するので、スリエルで落としたサラフィエルを蘇生してやるとスリエルとサラフィエルで相手ターン中にも関わらず2回ダメージチェックができたりします。ウルティマでアクセスできる点、墓地に落ちても蘇生できる点から一枚あれば十分です。1枚採用。

 サラフィエル


 スタンのカードです。SB 1でダメージチェックできます。パンプテキストがあるので、キルターンには前述したアラトロンと並べて使いましょう。またダメージチェックで山を一枚掘ることができるので、キルターンに山が一枚多いなぁと思ったらこれで調整しましょう。あったら便利ですがなくても大丈夫なので1枚。

 旧G2ノキエル


 裏のカウンターを表にします。ラストは表のCBの数だけ打点が出ること、ノキエル名称なので最大枚数採用です。あとパワーが8kなので乗って点止めもできます。

 ラグエル(v)


 蘇生札です。墓地のアラトロンやサージェリィなどを蘇生します。ハギーテと組み合わせると5点時限定となりますが、ハギーテを捻り2回ダメージチェックを行い、その上にラグエルコールで墓地のハギーテを蘇生と繰り返すとラグエルの枚数×2枚ずつ山を高速で掘ることができます。デッキの安定性、再現性を高める札なので最大枚数採用しています。

 クリアビューエンジェル


 基本的にラストターンで用います。このテキストで墓地からベリフルメッズや旧G2ノキエルなどCBを使わずにダメージを表返せるカードを置き、表のダメージからベリフルメッズなどを出してやると疑似的にですがCBが一枚表返ります。2枚採用。

 ベリフルメッズエンジェル


 役割は旧G2ノキエルと同じです。あとはガード値が10kあるので耐久に一役買ってくれます。4枚採用。

 ハギーテ


 山を掘るカードです。1枚採用。前述した通りラグエルとの組み合わせが強力ですがあまり使わないのでスタンの15kシールドを持つバニラを入れてもいいですね。あとホワン

とか。除去を逸らせるコネル

とかでもいいですね。

 旧G1ノキエル


 引完全ではなくこちらの方を採用しています。引完全ではない理由は、
 ・引トリ自体がラストターンの山調整の難易度を上げる点
 ・相手ターン中に旧G3ノキエルと組み合わせて耐えるリソースを稼ぐことができる点
です。ガード値5kしかないが?と思われがちですが点を与えなければ相手はそこまでのパワーを出せないので5kで十分です。パワーも低いので乗って点止めもできます。熾天使ノキエルを用いれば山から直接サーチ、回収で一枚以上、次の相手ターンでこのカードを使い一枚以上、合計2枚以上山を掘ることができる点も勝利条件である山を掘ることに直結しています。4枚採用。

 イスラフィール


 所謂G完ガというやつです。4枚採用。通常の旧G3ノキエルを主軸に据えたデッキではガード時に救援を行えるドクトロイドレムノン

を採用しますが、
 ・この救援効果に頼らずとも山は十分に掘れる点
 ・ロングゲームかつ、ゲーム中耐え続けなければならないので、守護者をダメージに置いておくこと自体が難しい点
 ・ラストターンでは表のCBがあればある程打点が出る点
から、こちらを採用しました。乗って点止めもできる点もポイントが高いです。

 旧G0ノキエル


 スタンドトリガーのノキエルです。役割は旧G2ノキエルやベリフルメッズなどと同じです。ノキエル名称なので4枚採用したいですが一枚を星に譲り3枚採用となってます。

 サージェリィエンジェル


 アラトロンと組み合わせて用います。3枚あれば動くので3枚で。もう一枚の枠を星トリガーに譲っています。

 星トリガー
 5枚です。前は4枚で回してましたがウルティマで山上に仕込めないことが多く一枚増やしました。5枚中4枚は超越コストになれるトリガー

です。あとの1枚はお好きにどうぞ。

 ドクトロイドリフロス


 強すぎて未だに制限解除されないカードです。かつてはこのカードを4枚採用することで無限にダメージゾーンにカードを置くことができ、それによってパワーアップするユニットのパワーが無限になったりしてました。このデッキではそのような極悪非道札ではなく、ダメージの星トリガーを山に返しつつ、CBを回復するカードとして採用しています。1枚までしか採用できません。

 ラビエル

 CBを作るため採用です。2枚採用。

 サニースマイルエンジェル(v)


スタンのヒールトリガーです。パンプ値が高いので2枚採用。 
fvは旧G3ノキエルに何としてでも乗らなければならないのでサーモメーターエンジェル

を採用しています。本当はスタンのfvを採用したいのですが、そうするとスタンのナキールを採用しなければならず、枠的、予算的な都合で見送りとなりました。
 
 Gゾーン
 ラファエル


 クソ遅延カードです。点を回復します。それだけですが、できることはCB、旧G3ノキエルで札を増やす機会の確保など意外に多いです。やはりテキストの短いカードは強いですね。4枚採用。

 ラファエルミトラ


 2点回復します。ラファエルと異なり初回から撃てるので、序盤ガバ受けして旧G3ノキエルでリソース稼いで回復したりできますが、基本はリソースが潤沢にある中盤以降に乗ります。1枚採用。

 ガヴリールエデン


 救援効果を撃てます。それだけです。ほぼほぼ乗らないのでこの枠を2枚目以降のラファエルミトラに譲ってもいいかもですね。2枚採用。

 ノキエル


 乗りません。ラファエルミトラで表返します。1枚採用。
 
 バササエル


 Gゾーンが3枚以上で6点まで、5枚以上で7点まで受けられるようになるカードです。特に表の枚数が5枚以上の時が非常に強力で、実質2点回復しつつ、ラストターンのウルティマの出力を伸ばせます。1枚採用。

 スリエル


 相手ターン中に救援でリソース確保+山を掘るカードです。それ以外特にいうことなし。3枚採用。

 ラクトーム


 手札交換しつつ山を掘れます。1枚採用。

 エレレート


 表のダメージ枚数分シールドが増えます。以前は最大35kシールドでしたが、バササエルで受けられる点を増やしてやると最大で45kのシールド値を発揮できます。表のGゾーンを稼ぐカードとして見ても優秀で、表3枚からこれで守り次の超越でバササエルに乗ると7点まで受けられるようになります。バササエルでさまざまな観点からパワーアップしたカードと言えます。2枚採用。

 プレイの方針
 このデッキは得手不得手が非常にはっきりしています。苦手とするデッキタイプは主に3点で、
 ・相手ターン中にこちらのリアガードを焼ける、あるいは呪縛するなどしてこちらの妨害ができるクラン(かげろう、なるかみ、グランブルー、リンクジョーカーなど)
・点に動きを依存しないクラン(ギアクロニクル、なるかみなど)
 ・ヒートエレメンタルホワン、ボーボなど、自分で点を確保できるデッキ(Pの現環境でいえばヌエダイオーなど)
 これらの3点を満たさないクラン、デッキタイプであればほぼほぼ互角以上に戦えます。逆にこれらのクラン、デッキタイプを相手にすると虐殺されます。
 プレイの方針としては、とにかく点を止めます。殴れる横のリアガードがあれば殴ってドライブしますし、殴れないなら殴りません。そのためリソースは旧G3ノキエルが生み出す分とターン開始時のドローがメインとなってしまいますが、相手は点がないので強い動きができずにバニラビートをするしかないので比較的楽に耐えられると思います。

 ひたすら耐えるデッキであるため、アグロデッキばかり触っている人には向かないかもしれませんが、動きとしては非常に強力で安定しているのでよかったら試してみてください。

 それでは。


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