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木村ミノル無限地獄

この記事は木村ミノルのドーピング会見を語ったDropkickニコ生配信を大胆に編集したものです(語り・ジャン斉藤)

【再掲載】初心者に優しい「MMAとドーピング」講座■タケ ダイグウジ

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木村ミノル選手のドーピング報告記者会見に行ってきたんですけど、会見場所がなんとジャニーズ事務所の隣のビル。会見前からいろいろと意味深だったんですよ! おまけに行きも帰りもエレベーターで木村ミノル選手とたまたま一緒で。行きも帰りもドキドキしちゃいましたね……。

今回のドーピング報告会見での榊原さんや木村選手の話を聞くかぎり、いままでDropkickで取り扱ってきた選手や関係者の証言どおりの実態でした。ただ、オフィシャルとして発表されたインパクトは大きいし、団体の代表と、ドーピング陽性反応者が揃って記者会見に出てくることって、おそらくスポーツ界においていままでなかったと思うんですよね。そこまでするほど注目度の高い事案だったともいえます。

クロの報告だった場合、木村ミノル選手は最悪、出席しないまであるかなって考えてたんですよね。おそらく「ドーピング結果報告の記者会見に出席しなければいけない」なんて契約はしてないはず。だからって表に出てきた木村選手がえらいとは思わないですけど、日本の場合はアメリカのように第三者機関のアスレチック・コミッションがないし、作れないから独自のシステム構築が求められる。資金面や契約形態の問題もあって完全なシステムではないからこそ、団体代表と陽性反応者が一緒に記者会見に出てきて説明が求められるという前代未聞の出来事に繋がったんだと思います。システムがあれば北米と同じように「こういうペナルティを与えます」と紙切れ1枚で終わりですよ。

ちなみにUFC史上初の薬物検査による王座剥奪をされたジョシュ・バーネットがちょうどノアに参戦していたという……。ジョシュとドーピングの話はややこしくて長くなるのでまた別の機会にしますが、今回はこれまでのMMAとドーピングの歴史を交えながら解説していこうと思います。

【過去記事まるごとセット/2023年9月】
金原正徳、福田龍彌、水垣偉弥、長井満也、太田忍、サーバル、高橋“SUBMISSION”雄己、シュウ・ヒラタ、タケ ダイグウジ、高木三四郎 & 松澤チョロ ほか。コラムもたっぷり!

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