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磯部師範がニコニコ語るクレベル・コイケの恐ろしさ

クレベル・コイケの脇でニコニコ笑っている磯部師範インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)

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磯部 自分を取材するなんてマニアックすぎますよ。

――選手本人よりも選手の近くにいる人のほうがじつは詳しいんじゃないか……って思ってるので問題ないです! 磯部師範はクレベルがYouTubeで誰かに酷いことを言ってる横でニコニコ笑ってる印象がありますね。

磯部 あれね、だいぶカットされてますけどね。だいぶマイルドにして配信してますね(笑)。

――あれでマイルド・コイケ! 磯部師範が笑ってることで中和されてるんじゃないかなって。

磯部 いやあ、けっこう炎上するし、コメントを見ると自分にまで飛び火されて困っちゃいますけど(苦笑)。俺はただ隣で頷いてるだけなんですけどね。

――ああ、気持ちはよくわかります。ボクも取材で頷いてるだけなんですけど、「◯◯と一緒に悪口を言ってる!」と思われがちで(笑)。

磯部 あのYouTubeってクレベル本人は遅刻してくるし、収録時間は長いし、自分にはまったくメリットないんですよね。でも、呼ばれるんですよ(笑)。

――磯部師範は重要な存在なんだと思いますよ。脇で笑ってることで冗談っぽく見えるっていうか。まあ冗談に見えない人がほとんどだから炎上するんですけど(笑)。

磯部 サトシからも呼ばれるんですよね。あんまり格闘技に詳しくないし、RIZINの選手とかも細かく知らないのに。

――柔術は黒帯だけど。

磯部 にわかですね。ボンサイ以外の試合にはあまり興味がないので。

――それなのに呼ばれるってことは信頼されてるってことですね。

磯部 いやあ、どうなんですかね。

――クレベルとの初対面はどういう感じだったんですか?

磯部 自分はもともと浜松の他の柔術ジムにいて、ボンサイに移籍してきたんですよね。ボンサイの存在を知ったのは、柔術の試合に出ると毎回優勝してるチームがあって。それがボンサイ柔術だったんです。

――それはいつぐらいのお話なんですか。

磯部 もう20年ぐらい前のことですね。

――というと2000年代前半ですね。

磯部 自分が習ってた先生や知り合いの先生もめちゃくちゃ強いのに、ボンサイに負けてしまって。よくよく聞いたら浜松にあって、坂本(健)さんとは昔一緒に練習してたんです。

――ボンサイ柔術をサポートしてきた坂本さん。

磯部 当時のジムには10年いたので、そこをひと区切りにして、憧れのボンサイに行ってみようと。坂本さんからも「働いてみないか」と誘われたところもあったので。ボンサイ移籍の練習2日目にクレベルに初めて会ったんですけど、いきなりめちゃくちゃ絡んでくるんですよ(笑)。

――その頃のクレベルってまだ10代ですよね

磯部 たぶん10代ですね。練習後にハイテンションで絡んできて、嫌がる自分を周りが見て笑うという。会ったその日にGパンの上からお尻を噛まれましたね(笑)。

――どういうことですか!?(笑)。

磯部 まあ笑いが取れてるから、これはこれでいいのかなと。ボンサイって敷居の高い柔術ジムだったから、坂本社長は自分が受け入れられるか心配してたんですよね。2日目にクレベルに絡まれたり、お尻を噛まれる姿を見て安心したそうですけど(笑)。

――ハハハハハハ!

磯部 自分からすれば「初対面でこんなことする人いるの?」ってビックリしましたけど。

――クレベルって誰でもかまわず、イタズラっぽく絡んでいくイメージがあるんですけど。

磯部 相手の雰囲気を見ますけどね。そのへんは世渡り上手で……いや、世渡り上手なのかどうかわからない(笑)。

――たしかに上手ではなさそう(笑)。

磯部 人懐っこすぎるんですよね。他のジムの人間でも普通に絡んでいきますから。自分がジムのメンバーとけっこう仲良くやり取りしてたから、クレベルから「コイツなら、いじっても大丈夫だろう」と思われたのかもしれないですね。それからボクもドキドキしましたよ。社長に「今日クレベル来るんですか?」って聞いたら、社長もちょっと意地悪で濁すんですよね。そうするとシャワールームからニヤニヤしたクレベルが登場して……

――ハハハハハハハ!

磯部 「今日もとんでもない1日がまた始まるんだな……」って(笑)。

――当時だから許されたイタズラもあったと思うんですけど。

【過去記事まるごとセット/2023年12月】
平本丈、川名雄生、新居すぐる、弥益ドミネーター聡志、磯部師範、松澤チョロ×松本晃市郎、シュウ・ヒラタ、小佐野景浩ほか。コラムもたっぷり!

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