魔界倶楽部/柴田勝頼K-1参戦■長井満也インタビュー
UWFやリングス、K-1まで、様々なリングで戦ってきた長井満也インタビューシリーズ第10弾! 今回は魔界倶楽部/柴田勝頼K-1参戦の新日本プロレス編です (聞き手/ジャン斉藤)
――全日本プロレスにレギュラー参戦していた長井さんは2003年、新日本プロレスの魔界倶楽部入りしますね。
長井 当時新日本プロレスのブッカー的な役割をされていた上井(文彦)さんがきっかけですね。私が全日本にいたときにリングスの後輩だった成瀬(昌由)が新日本に出ていて。上井さんが成瀬に「長井を紹介してほしい」ということで。でも、前回お話した飯塚(高之)さんの件もあったんで、新日本さんと絡むことないと勝手に思ってたんですよね。
――全日本vs新日本の対抗戦でおふたりはシングルマッチで対戦されましたが、試合中のアクシデントで飯塚さんが失神。そのまま1年近く長期欠場になりましたね……。
長井 成瀬から「上井さんが会いたいと言っています」と連絡があったけど、最初は断ってたんですよ。でも何度か話があったので、成瀬の顔を立てるじゃないですけど、食事しましょうと。それでお会いしたのが一番最初なんですよね。
――どんなお話しをしてたんですか?
長井 もう他愛もないプロレスの話から始まって、上井さんのほうから「いま新日本プロレスで魔界倶楽部をやってるんだけど、魔界5号として加入して、柴田(勝頼)くんと破悧魔王'Zというチームを組んでもらえないか」と。あと因縁も活かして飯塚さんとのシングルマッチもやってもらいたいという話もされました。正直そういう話が来るとも思ってなかったんで、決断するのにけっこう時間かかったんですけど。ちょうどその頃の全日本には新日本から武藤(敬司)さんや小島(聡)さん、カシンさんが移籍されて。全日本の中の雰囲気が変わったんですよね。それまでは川田(利明)さんのパートナーをずっとやらさせてもらってたんですけど、川田さんもヒザのケガで長期欠場中。自分のポジションがけっこう宙ぶらりんな感じになってまして。だったら新日本に行くことでプロレスラーとしてのステージがまたひとつ上がるんじゃないですけど、何か違うことができるチャンスなのかなと思ったんですよね。
――武藤さんたちが移籍後、全日本の空気はそこまで変わったんですか?
長井 いや、全然変わりましたね。それがよかったのか悪かったのかはわからないですよ。
・新日本道場にリングスを見た
・柴田勝頼K-1参戦衝撃の裏側
・暗黒時代・新日本の給料
・はぐれもの集団・魔界倶楽部
・星野総裁に他のレスラーが嫉妬……まだまだ続く!
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