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【RIZINデビュー】強くてかわいくて極めれる17歳JK柔術家!!  須田萌里インタビュー

RIZIN沖縄で一本勝ちデビューした須田萌里インタビュー!!  強くてかわいくて極めれる17歳JK柔術家の素顔に迫ります!(聞き手/松下ミワ)

――今日は平日の真っ昼間ですけど、高校生の須田選手がこんなインタビューとか受けてて大丈夫なんでしょうか?

須田 ええっと、今日は試験休みなので大丈夫です(笑)。

――試験休み! そういえば、須田選手ってRIZIN.36の試合後はすぐ期末テストだったんですよね?

須田 そうなんですよ。というか、期末テストを休んで試合に出場しました。

――え! それは期末テストの時期を特別にずらしてもらったんですか?

須田 いや、期末テストは5日間あったんですけど、そのうち3日間は休んで、最後の2日間だけ受けました。なんか、点数が入るんですよ。見込み点みたいなのがあるので大丈夫なんです。

――そんな特別扱いが。ちなみに、残りの2日はなんの試験だったんでしょう?

須田 受けたのは現代文と、英語表現、数学Ⅱ、食材食文化の4つです。

――はー、大変そうですね。ちなみに、お父さんの須田智行選手がツイッターでつぶやいてましたけど、須田選手はけっこうクラスでもトップの成績だそうで。

須田 いやあ……そんなことないです(苦笑)。

――でも、せっかくの沖縄だったのに試験期間だとあんまり遊べなかったんですかね?

須田 いや、1日は遊べました。雨が降ってたんですけど、かりゆし水族館とか国際通りとか行きたいところには行けたので。

――じゃあ、修学旅行では沖縄に来られなかったそうですが、今回はご家族で満喫できた、と。

須田 そうですね。去年12月の竹林愛留選手との対戦が沖縄の修学旅行と被ったんですけど、そのときは試合することを選んで。でも、今回行けたのでよかったです。

――しかも、試合では白星まで獲得して。にっせー選手との対戦は1ラウンド一本勝ちで、やっぱり反響も大きいんじゃないですか?

須田 めっちゃ凄いです(笑)。いろんな人が自分のことを「凄い」と言ってくれてて、うれしいですね。DEEPに出てたときもそういう声はあったんですけど、なんかRIZINは規模とかも大きいし。

――試合の日はちょうどauの通信障害があって、メッセージを返すのも大変だったそうですね。

須田 そうなんです。私もauなんですけど、Wi-Fiがつながるところやったらちょくちょくメッセージが来るんですけど、外やったら全然ダメで。それで、つながった瞬間にめっちゃ来るから大変でした。

――それぐらい凄い試合だったというか。ゴング後は、まず前蹴りがいい感じでした。

須田 最初は前蹴りしかできなかったんですけど、あれは自分の好きなヤツなので。自分、もともと足癖が悪いんですけど(笑)、打撃はやりたくないから、とりあえず前蹴りで距離を取りたいなあと思って。それで出していたらけっこう使えるようになってきて。

――須田選手の前蹴りって首元に来るから強烈ですよね。そして、速攻でグラウンドに引き込んでいくという試合運びでした。

須田 柔術をやってるんですけど、もともとテイクダウンとかは苦手で倒せないんで。柔術みたいに組み付くことしかできなかったので。

――その後、にっせー選手はスタンドに戻しましたが、猪木アリ状態のときにグラウンドの須田選手が煽りの手招きするシーンがありました。高校生ファイターの須田選手がアレをやるというのは、なんかドキドキしましたよ。

須田 フフフフ……。あれは、お父さんに言われたんですけど、練習のときによくあの体制になってて、“ブラックパンサー”ベイノワ選手と弥益ドミネーター聡志選手の試合でアレをやって盛り上がってたみたいだったので。だから、お父さんから「あれ、やってや」みたいな。それが試合中に急に頭に思い浮かんだんで、やってやろうと思いました。

――凄い度胸です! ただ、柔術では下になるのは平気だと思うんですけど、MMAではかなりリスクがあるんじゃないですか?

須田 でも、パウンドを打たれないという練習をしているんですよ。下になって距離をとって。で、そこから極めにいくという練習をしているので、新しいスタイルとして認めてほしいです(笑)。

――いいですね、須田萌里スタイル(笑)。パウンドを打たせないというのは技術力でできるんですね。

須田 距離をとったり、いろいろ打たせない動きを細かくやってます。

――さらに、今回の試合も含めて須田選手は腕十字で極める試合が非常に多いですが、相手としては須田選手が十字が得意だとわかっていても抜けられない感じなんですね。

須田 ええっと、十字を取るためにいろいろ仕掛けたりしてて、十字を取りたいから「こっちに頭をずらさせたいな」とか、そういうのをいろいろ考えてやってると思います。

――今回のそうした試合運びは、須田選手としては何点の出来だったんでしょう?

須田 うーん、80点ぐらいですかね。1回目で引き込んだときにちゃんと引き込めなかったのと、そのときににっせー選手に立たれちゃったので。そこが悪かったかなと思います。

――そして、試合後のマイクも凄く堂々とされててカッコよかったです。

須田 そうですか? めっちゃ緊張してたんですけど(照れながら)。

――でも、須田選手っていつもニコニコしているから、緊張を感じさせないですよね?

須田 というか、笑ってないとやってられないので。

――ハハハハハハハ! じゃあ、物怖じしないタイプに見えるのも気のせいなんでしょうか。

須田 気のせいです(笑)。試合はいつも怖いし、ずっと慣れないし、緊張もしちゃうし。今回も、入場式から山本美憂さんとかが見えて「うわ!」と思って。めっちゃ会場も大きかったので、周りをなるべく見ないようにしていました。

――でも、逆に勝ったときはあの大会場は快感だったんじゃないですか?

須田 いやあ、逆に今回の沖縄は対戦相手のにっせー選手の地元やったから「応援してくれるかなあ」というのは心配で。でも、勝ったときに「ワーッ!」と沸いてくれたから、そこはたしかに気持ちよかったですね。

――ということは、結論として大会場のほうが好きですか?

須田 えー、どうだろう?(悩みながら)。でも、大きい会場は楽しかったしテンション上がりました。

――さらに、バックヤードでは平本蓮選手と同じ控室だったそうで。なんか、よけいなこと教えられたりしませんでした?

須田 ええっと、それは大丈夫だったんですけど、怖くて何も話せなかったです……。

――それは逆に安心しました(笑)。ところで、現役高校生ファイターであり、柔術の実力でMMAでも一気に駆け上がっている須田選手ですが、格闘技のキャリアはやはり柔術からということで。

須田 そうです。小学5年生からはじめました。

――それは、格闘家であるお父さん(スダコンガ)に誘われたんですかね?

須田 お父さんが新しくジムをつくることになって、最初は弟とお父さんが柔術をやってたんです。でも、自分も身体を動かすのが好きやから、自然とジムに行くようになって。それで柔術をやる流れになったという感じです。

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