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【令和のカート・アングル】太田忍「井上直樹は本物、朝倉海は人気先行」

井上直樹戦が決定した太田忍インタビュー!(聞き手/ジャン斉藤)

金原正徳「クレベル戦が決まってから対策を練るレベルでやってない」

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――いまSNSで最も注目されている太田選手ですけど、アンチからの反応にストレスはないんですか?

太田 いや、全然。ボクはけっこう楽しんでますね。SNSはフィクションじゃないけど、プロモーションだとしか思っていないです。

――以前太田選手をインタビューしたときも、SNSを使って遊んでる感じは伝わってきましたけど。

太田 そうですね。ただ、ボクはリアルなことしか言わないんで。思ってないことを言ってしまったら、そのギャップで自分が自分じゃなくなってしまうんですよね。

――本当の自分を見失ってしまうってことですね。

太田 ボクは思ったことしか言わないし、ウソは言わないから。ボクの言ってることにフェイクはないです。表に出せない情報は出さないようにしているし、「ここまでなら言っていいだろうな」ってところのギリギリを攻めてるんで。まだ言いたいことはいっぱいあるんですよ(笑)。

――あれでギリギリなんですか!

太田 全然ギリギリじゃないですか。これを言ったらダメだろうってことは言ってないんで。もっとありますよ。朝倉海選手に関しては、もっと言いたいことがいっぱいありますよ。言わないだけです(笑)。

――なるほど(笑)。そのかいあってなのか、本人を目の前にしてアレですけど、ホントにアンチが増えたなあと。

太田 ハハハハハハハ。

――でも、現代のスターってアンチも動員しないと成立しないと思ってるんですよね。

太田 自分で言うのもなんですけど、ボクの場合はアンチが先行してますよね(笑)。

――アンチ先行型!

太田 まあツイッターはアンチの声が目立つところもあるんですけど。ボクのツイッターのインプレッションは1日平均200万、いいときは500万くらいあるんですよ。でも、フォロワー2万人もいないんですよ。

――フォロワー2万人でインプレッション平均200万!収益化したほうがいいんじゃないですかね(笑)。

太田 あ、おととい収益化しました(笑)。フォロワーのわりにはインプレッションが多いのは「アイツはムカつくからフォローはしない」ということもあるんでしょうね。だって100万人フォローがいても、そこまでいかない場合もあるじゃないですか。

――あと内容的にリポストしたくなるというか。太田選手自身もヒール人気が高まってる実感はあるんですね。

太田 ボクが思うようにアンチが反応してくれて、ボクが思うように盛り上がってくれてるところはありますね。

――それは太田選手からすれば狙ってるってことですね?

太田 ですね。コメントがいっぱい来たら、それに広告がつきますから。

――いくら作戦といえ、アンチの声は心に変に染み込んでこないですか?

太田 だって、たかが文字じゃないですか。最近「チー牛」って言葉を覚えたんですけど、アイツらは「チー牛」なんですよ。

――メッチャクチャ言いますね!(笑)。

太田 だってアイツらは面と向かったら何も言えないですよ。要は「格闘技をやってない平本(蓮)くん」みたいな奴なんですよ。平本くんは格闘技をやってて自分で表現してるし、SNSでもちゃんと表に出て戦ってますから、強い人間だと思います。でも、自分のことを平本蓮だと勘違いしたい人たちがウジャウジャいるわけですよ。

――「なりきり平本蓮」がたくさんいると。

太田 ボクのアンチは平本くんのキッズですよ。最近は朝倉海選手のファンも取り込んでるんですけど。

――「ファンも取り込んでる」という言い方なんですね(笑)。

太田 がんがん取り込んでますね(笑)。

――そこはきたるRIZINの王座獲得へのプロモーション込みで盛り上げてるところもあるんですかね?

太田 まあなんだかんだ数字は求められるところもあると思ってるんで。ボクは(堀口)恭司さん、扇久保(博正)さんみたいに強さを求めてますけど、まだ実績がともなってない段階。そういう数字も必要なのかなと思います。いま勝ってますけど、たかが2連勝なので。ただキャラをつくってるわけじゃないですよね。思ってることを普通に言ってるだけで。

――数字のために自分のキャラを偽ってるわけではないと。

太田 ボクの言ってることを理解できない低能な奴らがワーワー騒いでるだけですよ。

――気になったのは、いまの段階でまだ実績がないと自分でも思ってるんですか?

太田 まだ実績はないです。実際そんな強い選手と戦ってないですし、ここからが本物だと思いますよ。元谷(友貴)さんや所(英男)さんとか強い選手とやってますけど、それ以外はとくに実績がある選手と戦ってないし。過大評価を受けてる選手とはやってますけどね。

――倉本一真選手や瀧澤謙太選手は国内団体のチャンピオンクラスですよね。

太田 あ、倉本選手は強い選手だと思います。ああいうかたちになりましたけど、3ラウンドになったらわからないかなと思ってました。試合前から緊張もしましたし。

――じゃあ瀧澤選手は違うんですか?

太田 120%負けない。負けてからもワーワー言ってるから気持ち悪いなって思ってます、いまだに。いろいろ言ってもいいけど、何千回何万回やっても結果は同じだよと。むしろケージでやったら、あんなもんじゃ済まないですよ。

――で、今度は井上直樹戦。本物がやってくる感じですか。

太田 本物ですねぇ。井上直樹選手はマジで本物だと思ってます。朝倉海選手に関しては周りの作り上げたフィクションだと思ってます。

――でも、太田選手に勝った元谷選手をKOしてますよね。

太田 まあある程度実力はありますけど、実力より知名度や人気が先に行っちゃってるじゃないですか。実際にボクが朝倉海とやったら負けないですよ。あとほら、朝倉海は井上直樹から逃げてるじゃないですか。同じ階級で何年もずっといるのにやらないっておかしくないですか?

――まあ、マッチメイクにはめぐり合わせもあるってことで!

太田 いやいや、オファーしてるって聞きますよ、ホントに。聞いた話なので真実はわからないですけどね。なんで井上直樹とやらないんですかね。

・井上直樹の弱点
・大晦日はアーチュレッタvs朝倉海だから◯◯と遊ぶ
・元谷友貴のリベンジは
・MMAとドーピング……などなどこのあとも続く

【過去記事まるごとセット/2023年9月】
金原正徳、福田龍彌、水垣偉弥、長井満也、太田忍、サーバル、高橋“SUBMISSION”雄己、シュウ・ヒラタ、タケ ダイグウジ、高木三四郎 & 松澤チョロ ほか。コラムもたっぷり!

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