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アイルランドで見たコーナー・マクレガー■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回も12000字で語ります(この記事はニコ生配信されたものを編集したものです)

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――ロック様ことドゥエイン・ジョンソンが伝説のMMAファイター、マーク・ケアーを演じる映画ですけど、日本人格闘家も出演するということでシュウさんも関わってるんですよね。

シュウ どこまで話せるかはわからないですけど、ドゥエイン・ジョンソンとエミリー・ブラントが出るってことは皆さん知ってますよね。

――エミリー・ブラントはケアーの恋人役ですね。あとベラトールのライアン・ベイダーがマーク・コールマン役、ボクシング世界ヘビー級王者ウシクがイゴール・ボブチャンチン役とか。

シュウ そのマーク・ケアーが転落するきっかけはPRIDE GPじゃないですか。

――コールマンが優勝したGPですね。ケアーは藤田和之にアップセットの判定負け。

シュウ そのへんをかなり詳しく描くらしくて、当時の選手や関係者役のオーディションが行なわれたんですよね。皆さんが知っている日本人格闘家が某日本人選手役で決まりました。

――おお、やっぱり日本人選手は日本人が演じるわけですね。

シュウ 榊原さん役以外は決まってるんじゃないかなと思います。

――榊原さん役があるのは驚きですよね(笑)。まだ決まらないということは、けっこう重要な役なんですかね。

シュウ 重要かどうかはわからないですけど、どんな役柄にもオーディションはあるじゃないですか。たとえば古くは『ブラック・レイン』の佐藤役で最後まで残ったのは松田優作、ショーケン(萩原健一)だったりとか。最近ヒットした真田広之主演の『SHOGUN 将軍』も最後はオーディションで決められるんですけど、名のある俳優さんが受けてるんですよね。

――榊原さん役も有名どころが受けている可能性があるってことですね。

シュウ 大谷翔平と『SHOGUN 将軍』のおかげもあると思うんですけども、ハリウッドでは日本関連のプロジェクトがどんどん進められていて。韓国とか他の国のエンターテイメントもちょっと落ち着いてきて、また日本への関心が戻ってきてると思うんですけど。PRIDE関連のドキュメンタリー番組の制作も始まっていたり、ケアーの映画もそうですけど、1~2年後にはいろいろと発表されると思いますね。やっぱりPRIDEはあんだけ人気があって、世界一の団体だったのに、あっという間になくなってしまったじゃないですか。そこはドラマチックですよね。あとですね、現在PRIDEの映像ライブラリーを持っているのがディズニーなんですよ。ESPNはディズニー傘下じゃないですか。それもありESPNでも2年後オンエア・配信でPRIDEを取り上げるドキュメンタリーの制作がもう決定しているんです。

――2年後!(笑)。じっくり制作するんですねぇ。

シュウ そのプロデューサー2人とは、先月会いました。2人ともニューヨーク在住なんで。すでにESPNからは正式なゴーサインも出て予算も決まっているんで、いまはリサーチ段階だそうです。撮影に入る前に1年半ぐらいかけてみっちりといろんな人たちに会い、リサーチをして、誰に出て語ってもらうか決めるということなんです。「かなり力を入れているな」と感じました。

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