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【年の差24歳婚】北岡悟 「格闘家と結婚」インタビュー

北岡悟、公開プロポーズのお相手は19歳! 年の差24歳婚に1万字で迫りました(聞き手/ジャン斉藤)

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――北岡さんが練習をされているロータス世田谷で八隅孝平さんの取材をしたときに、北岡さんと軽く立ち話になって。「そういえば43歳の北岡さんが19歳の方と結婚されることを深く取材されていないですよね?」と。

北岡 DEEPのオフィシャルYouTubeや、MMAPLANETの取材では軽く触れてるんですけどね。

――「年の差24歳の結婚」という面白いテーマをなぜどこも深掘りしないのかといえば、北岡さんが怖いんじゃないかと。「違います!」と言われそうで!

北岡 ああ、それはあるかもしれない(苦笑)。

――というわけで、他人のプライベートを土足で踏み荒らしがちなボクがやってきたわけですが、奥さんとなる天野心愛さんとは、どこで出会ったんですか?

北岡 出会いは横浜のパンクラスイズムですね。コロナ禍が終わりかけのときに入会してきたんですよ。

――北岡さんがやられているパンクラスイズム。

北岡 入会するきっかけが、2019年大晦日RIZINの前夜祭で『赤から』という鍋のイベントがあって。そこにボクがゲストで出てたんですよ。そうしたら、天野さんと天野さんのお母さんが……。

――奥さんのことは「天野さん」呼びなんですね。高田本部長はいまでも「向井!(亜紀)」ですけど(笑)。

北岡 いまのところは「天野さん」ですね。向こうも「北岡さん」ですけど。で、天野さんはお母さんとRIZINを観戦してて。お母さんも格闘技が好きなんですよね。

――お母さんは何歳なんですか?

北岡 お母さんは青木真也さんと同じ学年です。

――ということは40歳。北岡さんの3歳下!

北岡 『赤から』イベントに出てるボクを見かけて、お母さんがボクのインスタを確認して。その夜ぐらいにボクがインスタライブをやってたんですよ。そしたらボクが関内でジムをやっていることを把握して、天野家は関内が最寄駅だから、お母さんが「女子高生は入会してもよろしいですか?」みたいなコメントを書いてきて。天野さんは空手を小・中学とやって来て格闘技には興味があったし、MMAをやってみたいという気持ちがあったみたいなんですよね。

――だからRIZINも見に来ていた。

北岡 そのインスタライブは24時頃だったんで、ボクが「女子高生は寝る時間だから寝ましょう!」って言ったら、お母さんから「(私は)女子高生じゃないです!」という感じのリアクションがあって。こっちは顔が見えないし、わからないですからね。その半年後、コロナ禍の一番きついときが終わった直後に天野さんは入会してきました。

――おふたりが交際されるのは入会後からどれくらい経ってからなんですか?

北岡 交際するのは天野さんが高校卒業してからですよね。これが一番のポイントなんですよ。だから後ろめたさはないです!

――な、なるほど(笑)。

北岡 もちろん高校在学中にも一緒に出歩いたり、デートはしてたんですけど、そこはすべてお母さんに連絡して了解もらってました。

――好意を持ったのはどういうきっかけなんですか。

北岡 2人で出歩いてて、抜群に楽しかったからですね。それまでも道場の人たち、幾人かとご飯を食べたり、どこかで出歩いたりすることは、多少なりとはあったんですけど。 もちろんジムの代表だし、会員さんとのコミュニケーションを取るみたいなところはあるし、天野さんもそういうもののひとつだと思っていたとは言ってましたけど。

――けっこう年の差はあるじゃないですか。

北岡 そうですね。そこはボクよりも、それこそ天野さんのほうがいろいろ葛藤はあったのかもしれませんよね。「本当にいいのか」みたいな。

――それでいえば天野さんのご家族も驚かれますよね。

北岡 お母さんには、ちょうど今年の2月の試合(高野優樹戦)が終わったあとに「いまさらかもしれませんが、正式に交際するということでお願いします」と伝えました。お母さんからは「よろしくお願いします」と。

――「いまさら」ということは、それ以前からふたりは付き合ってることを知っていたわけですかね。

北岡 付き合ってるというか、男女として仲がよくなってきているってことはわかってたと思います。お母さんも学生結婚で、天野さんは長女なんですけど、お母さんが学生のときに天野さんを身ごもられたらしいんですよ。そういうご自分の経験があるのかもしれませんけど。ボクも年齢差があるからこそ、真剣に交際していくことを考えて接してはいました。だからボクの中では後ろめたさはないんですね。

――北岡さんは20歳近く歳の離れた方と交際するのは難しくなかったですか?

北岡 ……そこは大丈夫でしたね。それは大丈夫なんですよね。

――それは無理に合わせてるわけではない。

北岡 無理じゃないですよね。いまのジムに16歳のアマチュア選手の男の子がいるんですね。もちろん関係はジム代表と所属選手なんですけど、めちゃめちゃ楽しく会話できますからね。内心、どう思っているのかわかんないですけど(笑)。

――目上の人を立てる配慮はあるかもしれないけど。

北岡 その子も変わってるんだと思うんですよ。ボクのジムに入るわけだから、ノーマルじゃない(笑)。欠落してる人が多いですよね。

――だからわかりあえる?

北岡 うーん、わかりあえてるとは思わない。

――わかりあおうと努力しているところはある?

北岡 わかりあおうとしてるのかな。ちょっと疑問。

――天野さんはどうなんですか?

北岡 (すかさず)天野さんは違うと思います!

――ハハハハハハハハ! 即答(笑)。

北岡 わかりあえている、わかりあおうとしてる。

――彼女のどこが好きになったんですか?

北岡 いろいろですね。好きなところだらけではあります!

――まあ年齢差って周りが異様に気にするけども、同世代と結婚しても別れるときは別れますからね。

北岡 年齢差のせいで摩擦衝突が起きてることはないですよね。もしかしたらこれから出てきたりするのかもしれないけど、いまの時点では何も。

――交際を超えて、結婚まで進むことにはどういう思いがあるんですか?

北岡 ボクにとって真剣に交際するということは、そういう意味かなと。だからお母さんに報告したときに、結婚を考えていることを真剣に伝えました。

――天野さんはどうなんですかね?

北岡 天野さんも初めからそういうつもりだったと思っています。

――天野さんのお父さんはどういう反応だったんですかね。というかお母さんが40歳だとお父さんは……。

北岡 ボクと同じ学年です。

――な、なるほど!! 北岡さんは「お父さん」と呼ばなきゃいけないですね……。

北岡 天野さんのお父さんとは、天野さんがジム見学に来たときに一緒にいらっしゃってて、お会いしました。あと練習中に天野さんを骨折させてしまったことがあって。病院で診てもらったあとに、病院から天野さんの家に連れて行ったんですよ。そのときにもお会いしたことはあったんですけど。

――同学年のお父さんにはどういう結婚の挨拶をしたんですか?

北岡 家族LINEでリング上で公開プロポーズされたと知って。付き合ってることは知っていたんですけどね。ただ、付き合ってからプロポーズまでのあいだ、お父さんは天野さんとは口を聞いてなかったらしいんですよね。

――はっはー。

北岡 そのプロポーズがあったときは「おめでとう」という反応があったそうですし、そのあと天野さんとお父さんが久しぶりに話し合いました。そのときもNOというリアクションじゃなかったし、しかもそのあとボクと一対一で会ってくださり、そのうえでご承諾していただいたという。

――天野さんとお父さんとの話し合いは大事ですもんね。

北岡 ボクとの面談より、そっちのほうが大事だから。そもそもボクと付き合っていると知ったときもNOと言ってこなかったわけですよね。ただならぬ関係だとは思っていた……みたいな感じのリアクションだったらしいので。

――結婚を受け入れてくれる環境はあったから。7月のDEEPで勝ったあとのリングで公開プロポーズをしたわけですね。

北岡 リング上でのプロポーズはやりたいからやっただけですけどね(笑)。巻き込みつつ収拾はつけようと。

――北岡さんは前にも公開プロポーズをやって成功されてるじゃないですか。掘り起こすのもなんですけど。

【過去記事まるごとセット/2023年11月】
鈴木千裕、斎藤裕、長井満也、北岡悟、笹原圭一、太田真一郎、シュウ・ヒラタ、斎藤文彦ほか。コラムもたっぷり!

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