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平本蓮とRIZINの契約、井上直樹vs瀧澤謙太、PFLとベアナックルは美味しい■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。(この記事は7月3日にニコ生配信されたものを編集したものです)


――矢沢永吉の8・27国立競技場ライブチケットに当選したシュウさんは新型コロナ以降、ひさりぶりに日本に戻る予定でしたが、“大きな試合”が決まったことで来日取りやめとか。

シュウ はい。ついに「日本人初」なことが起きます。契約書にもサインしたんで、あとは正式発表を待つのみです。矢沢のコンサートのプレミアムシートをキャンセルしてでもいく価値があります(笑)。

――その発表はあらためて楽しみにするとして、きたるRIZIN.37ではシュウさんがマネジメントする井上直樹選手(vs瀧澤謙太)、佐々木憂流迦選手(vs中原由貴)の試合が決定しましたね。

シュウ 井上直樹選手は予定より早く日本に帰国しているので、最後の1ヵ月の調整は日本でやるんですけど、問題はセコンドに誰を送り込むか。本来ならメラブ・ドバリシビリの予定だったんですけど試合が決まっちゃったんでね。

――「どこでもメラブ」が(笑)。

シュウ で、アルジャメイン・スターリングも試合があるし、もう1人のコーチも考えたんですけど、ビザがどうなのか。だからちょっとまだ決まってないんですけど、もしかしたら“ボス”こと魅津希ちゃんを送り込むことになるかもしれないな、と。

――送り込むというか、普通に帰国じゃないですか(笑)。

シュウ いや、もうね、彼女はなかなか日本に帰りたがらないんですよ。いずれにしても、直樹選手はいい感じで調整できていると思うので。

――聞くところによると、井上選手自身は瀧澤戦はあまり気乗りしていないそうで。

シュウ うーん、とにかく彼は「強い選手とやりたい」と、そればっかりなんですよ。だからボクは冗談で「じゃあ、ステロイドをバンバン打ってるような選手が来てもいいの?」と言ったんですけど、「はい、試してみたいです」と(苦笑)。

――ハハハハハハハハ!

シュウ で、いまだから言えますけど、ジョン・ドットソンとか名前は出てたんですよね。彼はベアナックルかどこかに取られちゃいましたけど。

――おお、元UFCファイターのドットソンと井上直樹は観たいですね。ただ、RIZINという興行的に瀧澤選手のほうが絶対にいいんでしょうけど。

シュウ そりゃそうですよ。ボクがRIZINスタッフだったらドットソンって「誰が知ってるんだ?」という感じじゃないですか。だから、普通は昨年のバンタム級グランプリで上位陣だった朝倉海選手や瀧澤選手と戦うのが話題になると思うんですけど、直樹選手はビックリするぐらいそういうこと考えてないんです。ですから、本人が乗り気じゃないというのは決して瀧澤選手に失礼な感じではなく、ただ鈍感で「強いヤツとやって上がっていきたい」ということしか考えてないんですよね。

――それはそれで愛すべき姿勢だと思いますけど(笑)。次の話題ですが、シュウさんがマネジメントしている平本蓮選手MMA初勝利おめでとうございます!

シュウ ホッとしました(笑)。彼も含め、周りの人も全員ね。

――試合後、平本選手とは何かお話はされたんですか?

シュウ 話はしてないけど、LINEでのやりとりはしまして。本人も明かしてましたけど、平本くんは練習で右の拳をケガしてたんで、試合中もちょっと違和感がある戦い方でしたけど、怪物くん(鈴木博昭)が思ったよりも殴りに徹してくれたので。というか、序盤にテイクダウンを取れなかったから諦めたんだとは思うんですけど、どうしてもキックボクサー出身のふたりですから、ああいったスタンドでの展開になっちゃったんでしょうね。

――大きな勝利だったとはいえ、やはり取り組むべきことも見えてきたというか。

シュウ まあ、それははじめから見えていて、いろいろとあるんですけど、そのうちの一つは相手との距離ですよね。前回の鈴木千裕戦は、初っ端一発いいの喰らってやや焦ったのか、若干距離が近すぎて、まだキックボクサーみたいなスタンスでしたけど、今回はMMA用のスタンスで戦えたからよかったんじゃないかなと思います。

――いずれにしても1勝を挙げたことで、引き続きRIZINで試合を重ねていくということでよろしいんでしょうか?

シュウ じつは、RIZINさんとは3試合契約で3試合終わったんですよ。だから、これから新しい契約の話をしないといけないんですけど、基本的には本人はRIZINでやりたいと思うんですよね。

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