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エデン福岡初潜入レポ(10/26 えらてんバー)

えらてんさんって何者? エデンって何?

えらてんさんって何者なのか。
知らない人たちに向けて、12月16日に発売される著作から、著者紹介文を引用します(私が説明するより、その方が正確だと思いますので)。

1990年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。朝起きるのが苦手だったため、はじめから就職活動をせず、何の経験も計画もないまま、しょぼく起業。2015年10月、初の実店舗としてリサイクルショップを開店。その後、知人が廃業させる予定だった学習塾を受け継いだり、居抜き物件を借り、小さなバーをオープンさせたりするなどして、事業を拡大。その後、バーが人気を呼び、全国直営5店舗を構える。現在は、投資家、コンサルタントとしても活動し、しょぼい店舗の開業・運営を1年で10件以上手がける。

しょぼく起業って何ぞやな?
投資家、コンサルタントとして活動?
えらてんさんの活動が気になる人は、著作を買いましょ(ステマとか言わないでネ)

人気を呼んだバーとは、イベントバーエデンのことです。全国直営5店舗(東京、名古屋、大坂、京都、札幌)+新規開業2店舗(福岡、尾道)を構えます。

エデンには多種多様な人たちが集まります。それによって、独自のコミュニティが形成されています。
エデンでは、多種多様な人たちが主体的にバーテンとなって、その人たちの特色を活かしたイベントが毎回開催されます。
イベントは、「初見歓迎バー」「ボドゲバー」「ブスバー」「ごろごろするバー」「死にたいバー」などなど、日によって様々です。

エデンは、ルールさえ守れば、どんな人でも歓迎してくれる、世界一怪しい…ではなく、ゆるいバーです。
ただし、ルールを破ったら当然出禁です。大原則は、えらてんさんに逆らわないこと。えらてんさんが法であり、秩序であり、エデンで一番えらい人です。
こういうと、えらてんさんは怖い人のように思われるかもしれませんが、恥ずかしがり屋で緊張している私みたいな初見参加者の人にも、積極的に気さくに話しかけて下さる方です。
守るべきルールはどういうものがあるのかというと、ナンパやビジネスの勧誘といったこういはNGらしいです。つまり(えらてんさん基準の)迷惑行為は止めろということです。また、ルール違反の注意を受けたら、違反行為をすぐに止めさえすれば大丈夫だそうです。ちなみに宗教の勧誘はOKらしいです。

イベント参加者の方たちの話

・マツゲさん
長崎出身、福岡在住。エデン福岡の店長。

福岡には、つい最近移住してきたばかりだそうです(その前は熊本在住)。
熊本の大学で建築を専攻していたものの、挫折したとのことです。建築学科の課題に四日連続徹夜で取り組み、「これは続けていくのは無理だ」という気持ちになってしまったそうです。
単位が取れず、このままでは除籍扱いになってしまうということで、9月に退学。

エデン福岡は、えらてんバー開催時の10日前に、オープンしたばかりだそうです。今回は大人の事情で料理提供はなし(保健所関係)。
オープンしたばかりなのですが、バーテンをやりたいという人たちによって、既に翌月のイベントスケジュールまでも埋まっているという状態でした。すげー。
今回のイベント参加者一人に、りんたろうさんという方がいたのですが、りんたろうさんが、自身のステータスを活かしたイベント(手話バー)をやりたいと、店長のマツゲさんに話したところ、マツゲさん、OKと即決。すげー、これがエデンか。

エデン福岡を始めるまでの経緯について、まだ直接詳しくお話を聴くことが出来ていませんが、エデン福岡の元々のコンセプトは、アマチュアミュージシャン向けの「しょぼいミュージックカフェ」というものだそうです。
また、エデン福岡がある雑餉隈(ざっしょのくま)という地域は、祖父母世代の多い地域とのこと。エデン福岡に人を集めて、地域を盛り上げていくことも、やっていきたいそうです。
今後エデン福岡がどのようになっていくのか、楽しみです。


・居ぬ眼さん
宮崎出身で、福岡在住。本人曰く、引きこもりだそうです。
今回はえらてんさんがエデン福岡に来訪するということで、参加したそうです(えらてんさんとは、よくツイッターで絡んでおり、えらてんさんと実際に初めて会ったのは、エデン名古屋の起業家マッチングの時だそうです)。

居ぬ眼さんは、VTuberとして、活動しているそうです(チャンネルのリンクを貼ってよいのであれば、貼っておきます)。
居ぬ眼さんがVTuberとして活動する際に使用している3Dアバターは、ご自身でモデリングしたものだそうです。すげー。
製作環境が通常の(あるいは自作にカスタマイズした)デスクトップPCであるため、動画上の動作はかなり重たいとのことです。

また、テクノ系音楽の作曲もしているそうです。
作曲した音楽は、VTuberなどに提供しているとのこと。
また、過去には、10日間で24曲作曲するというセルフ企画に挑戦したこともあるそうです。そして見事達成、すげー。
しかし、その間ファボがなかったため、ゼロファボテクノオイルとあだ名が付けられ、一時期そのように名乗っていたそうです(名づけ主は、えらてんさん)。

居ぬ眼さんは、最近のVTuberトレンドや、ご自身が今後VTuberとしてやっていきたい活動について、話していました。
最近のVTuberトレンドについては、あるネットワークサービスを紹介してくださいました。VRChatです。
VRChatは、SNSのVR版ともいえるものです。登場人物としてのアバターだけでなく、舞台としてのステージをも、仮想空間にアップロード出来るとのこと。
VRChatを使えば、VTuber同士のオンライン上のオフ会(曰く、オンオフ会)を気軽に行えるとのことです。
実例として、蕎麦屋さんが、VRChatで仮想空間上にお店を構えて、VTuberのたまり場としているそうです。

居ぬ眼さんは、VRChatで、エデン福岡の内部を再現した、VRエデン福岡を作りたいと、熱く話していました。全国の人たちに、仮想空間上でエデンを体感した欲しいと、話していました(リアルポルカ箱を携えて)。


・かがやさん(名前間違っていたらゴメンナサイ)、早川さん
かがやさんは、九州の大学院生。研究分野はコンピュータグラフィックス(CG)。美大卒。
しょぼい一情報学徒の私は、かがやさんの研究内容について質問しました。

研究内容としては、描画対象(例えば布の編み込み)の形状バリエーションを増やすための、リアルタイムで形を自動生成するための、アルゴリズムを開発をしているそうです。
必要知識・技術は、曲線の数式化、交点検出、数値解析など。

また、CG(3Dモデリング)に関するソフトには、Maya、MAXといったものがあると、教えてくださいました(私はOpenCVも使うのではないかと思っていましたが、そうではないようです。OpenCVは画像処理に使用するPythonのライブラリです。私はCGと画像処理は同一のものとみなしていました)。

早川さんは、九州の大学一年生。機械工学専攻。
今回イベントに参加したのは、エデンは世界一ゆるいバーであるという話を聞いて、興味が湧いためだそうです。
他の参加者の方たちもそうなのですが、私みたいな如何にも怪しい社会不適合者(エデン界隈の中では、私みたいなのは、まだまだ雑魚であると思いますが)の話にも、耳を傾けてくださいました。

地元は熊本だそうで、中学時代にママチャリで熊本と天草の間120kmを往復したという話に、シンパシーを感じました(私も大学時代に、気づいたらママチャリで九州一周していました)。


・なにげさん、そんさん、雪原さん
なにげさんは、福岡在住の社会人。
えらてんさんのラジオをずっと愛聴してきたとのことで、イベント中は、えらてんさんにラジオの内容に関する話題を投げかけていました(それを受けて懐かしがる、えらてんさん)。
ただしROM専で、今までに絡みはしてなかったとのこと。

なにげさんは、「福岡にエデンが出来て嬉しい。エデンに遊びに行くためだけに東京に行くのは、地方民にとってはハードルが高いと感じていた」と話していました。

また、「働いていると、あぁ~、労働向いてねぇなぁ、と思う」とイベント中に、何度も話していました。

雪原さんは、熊本在住の社会人。学生時代は京都在住。
えらてんさんとは一度お会いしたことがあり、福岡にエデンが出来ると聞いて、今回のイベントに参加したとのこと。

休日は熊本大学の図書館によく足を運ぶそうです。
図書館で熊本大学の院生と知り合い、その繋がりで、熊本大学に在籍はしていないけど、熊本大学の哲学研究室に顔を出していた時期もあったそうです。

京都在住時代は、さくら荘というシェアハウスを拠点にしていたそうです。各地のシェアハウス的拠点との繋がりがあれば、泊まる場所には困らないとのこと。
祇園-或いは、「」-という京都にある面白いバーについても、教えてくださいました。

そんさんは福岡在住の社会人。サラリーマン。
えらてんさんに興味を持ったきっかけは、えらてんさんのブログの生活保護支援記事だそうです。

学生時代は朝起きるのが辛い民(曰く9時に起きるとか無理)だったとのことで、サラリーマンになってから矯正するのが大変だったそうです。

そんさんとのやり取りの中で、印象に残っているやり取りがあります。
そんさんから年齢不詳感のある怪しい大学生である私の在籍大学を尋ねられました。私は在籍大学を答えました。
そんさんは、「その大学、おちたなぁ」とおっしゃいました。
私は、「そりゃまぁ、自分のような留年を繰り返している社会不適合者のアッパラパーさえ在籍出来ているのだから、大学としては地に堕ちたようなもんだよナ」と答えました。すると、そんさん、
「違う、そうじゃない。大学落ちた。自分が君のいる大学受けたけど、不合格だったってこと。…えらい卑屈だね」
これでも、マシになったほうですョ。


・いまむさん、ぐんじさん
イベント終盤に私がちょっとだけお話し出来た、お二人です。

いまむさん、ぐんじさん、居ぬ眼さんの3人は、音楽関係で繋がりがある人たちです(3人とも昔からの友達)
音楽活動としては、ギター・鍵盤ハーモニカ・ベースなどで、即興演奏をされたりするそうです。いつか私もリコーダーでセッションしたいです(「いつか」とか言う奴は、いつまで経ってもしないものだと思います)。

いまむさんとのやり取りで印象に残っているのは、経理関係の間違いで給料の過払いが発生した結果、今、前の会社から20万の支払いを要求されているという話です。

ぐんじさんは和装でイベントに参加していました。普段から和装だそうです。趣味なんだとか。

ぐんじさんは、えらてんさんのことについては全然知らなかったらしく、勇さんに連れられてイベントに参加したそうです。
イベントの感想をぐんじさんに尋ねてみたところ、エデンで誰もがバーテンを出来るというシステム、それによってコミュニティが形成されているのが、面白いとのことです。今までに見たことのない世界であるとのこと。


・えらてんさん

今回のイベントの主役。エデンで一番えらい人。朝起きれないタイプ。
慶応卒。よく、早稲田感があると言われるそうです。早稲田の政治経済学部は受験科目に国語が必要なので受けなかったとのこと。慶応の受験科目は数英でよいそうです。
慶応の入学式時点で、「場違いなところに来てしまった」というお気持ちを抱かれ、また、「就職せずに食っていこう」という御決意をなされたそうです。

私はえらてんさんに、エデンはどのようにして生まれたのかお尋ねしました。曰く、店舗を借りてボーっとしていた頃にコンサルの友人に店舗を貸してみたら、気づいたらエデンになっていたそうです。
初めのうちの月の売り上げは6000、次に6000円に――という感じだったそうですが、ある時、月の売上が100万を越えたそうです。2017年、有名ツイッタラーが集合した時であるとのこと。他にも、エデンやご自身にまつわる様々なエピソード話してくださいました。

えらてんさんのお話の中で、私がとりわけ印象に残っているのは、これからは、Youtuberというパフォーマのみならず、動画編集という裏方の仕事の需要もまた高まっていくであろうというお話です。
インターネットコンテンツの発達によって、今後は出版業界の衰退は避けられない。しかしながら、いつの時代においても、人がスキャンダルを知りたいという気持ちについては、衰えることがないとのこと。
また、多くの人は、文書は読まず(読めず)、動画コンテンツを好んで見るものであるとのこと。
動画編集における基本基礎であり重要な点は、
・動画内のテロップは1行にする
・「あー」「えー」といった言葉は、動画編集で必ずカットする
・簡単なBGMや効果音
言うまでもなく、サムネイルと動画構成が重要であるとのこと。

前述のとおり、12月16日に、著作「ショボい起業で生きていく」の出版が決定しました(この日時点ではまだオフレコ)。
現状では、Youtuberは社会的地位が低く、あまり人に会えないとのこと。
ベストセラー作家になることで、様々な人に会えるチャンスが生まれる、そうすれば、えらてんチャンネルに様々な人を呼べるとのこと。
曰く、チャンネルのために、書籍出版した。目標売上10万部。買おうネ。

ツーショット撮って貰っちゃった、キャッ♥
近い未来(現在進行形)のベストセラー作家様との貴重なツーショット♥



感想(当時を思い出しつつ)

人見知りの恥ずかしがり屋のため、緊張して店内に忍び込みましたが、皆さんとても話しやすい方たちで安心しました。
今後エデン福岡界隈に、どのようなイベントやコミュニティが発生していくのか、楽しみです。写真は当時の様子。

私も、エデン福岡界隈に少しずつ馴染んでいきつつ、何か面白いことをやっていけたらと思います。

――と、2018年12月20日、エデン福岡にて、ゲームミュージックバーを開催しながら記述しております。21:00時点でお客さんゼロ\(^o^)/

#イベントバーエデン #エデン福岡 #えらいてんちょう #えらてんバー

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