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【日記09】おしるこ、煙草、缶コーヒー

4泊5日のスノボ合宿が明日で終わる。行く前は「4万とか高すぎダル過ぎ」とかぐだぐだ抜かしてたけど、楽しかったなぁ。

いろいろ思い出あるけど、とりあえず担当指導員の休憩をとるタイミングがめちゃ良かったし、彼のウェアはバートンでもデサントでもなく、ミズノ。先輩と2人で「ミズノはきゅんとしますよねぇ」とか言って笑ってた。

そして指導員は「あぁ座りてぇ」ってタイミングで近くの休憩所に寄ってくれて「好きなもの買ってきな」とだけ言い俺らに2000円渡してくれてねぇ。

んで、缶コーヒーで1番美味しいと思う「金の微糖」を買ってベンチに腰掛け缶をカチッと開けて、濡れてふにゃふにゃになったアイスブラストに火を付けて、「あぁ火付かねぇ……」とか言ってグダグダ先輩と話してたり。

最後は、先生が「おしることケーキ、どっち食べたい?」と言って、即決でおしるこに。

おしるこ食べに店の中に入ると酔っ払ってふらふらのおっさんがいて俺たちに絡んできたのよね。

そんで、おっさんから逃げるように先輩と煙草を吸いに外へ出ると、先輩が「うっせえなぁオヤジ」と言ってて、まぁ良いじゃないんすか?(笑)となだめた。


何気ない良さの、連続だったわけ。

毎日ぬるっと起きて、昼は適当に遊んで、夜は飲んで、寝床についたらiPhoneに充電器を差し、アラームをセットして寝る。

そうやって毎日変わり映えのない時間を過ごしてるわけで、たまに「こんなことしてて意味あんの?」とかつい思っちゃう時がたまにあるのね。

でもそんな何気ない日常の中に起きる小さな変化や、周りの人のあったかい気遣い、青空、友達の卸したてのスニーカーをまじまじ見るとか、そんなことを1つずつ愛する気持ちを持って過ごすことは、きっと人生を豊かにしてくれるよ。

そんな新しい視座を与えてくれた4泊5日だった気がしてる。

んなこと考えてたらタモリの「意味なんてなくたっていいんだよ」って名言を思い出して、すげぇ腑に落ちたな。

おやすみなさい。



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