それでも経済は回る
お金がない。
織田裕二もびっくりするぐらいお金がない。
そんなこんなでこのコロナ禍で今バイトを3つ掛け持ちしてて、そのひとつが仲のいい芸人に紹介で入れてもらった六本木のバーのバイト。
お母さん、18で田舎を出て早14年。あずさはとうとう六本木に辿り着きましたよ。
でもこのバイト、まじで何の実にもならない感がえぐい。
金だけは持ってるクソみたいなおっさんが金に物言わせてクソ生意気なキャバ嬢連れて飲みに来るばっかなんだもの。まじでしょうもない。愛想笑いフルマックス全開。がんばれ私の表情筋。
みんな同じような今流行りのJポップをヘッタクソなカラオケで歌って、テキーラ飲んでシャンパン飲んで全部ゲロ吐いて帰る。それか今日セックス出来る女見繕って消えていく。キモいおっさんがそれも出来ずに店員にからんでくる。
おい、頼むからそれ一回分の金を私にくれよ。今月住んでるアパートの更新料払わなきゃいけないんだよ。頼むよ。
くっそおもんない人間がくっそおもんないことしてる空間に6時間ぐらいいると早くここが私のアナザースカイ杉並区に帰りたくて仕方なくなるんだけど、たまーにスガシカオの『黄金の月』を歌い出す女の子とかいるからそういうときは感動しちゃう。いいねー!名曲だよねー!おい何これ知らねーみたいな白けた顔してんじゃねぇよそこのクソキャバ嬢。30すぎてもそれできると思うなよ。
私もいつか忘れらんねえよ歌ってやろうと思ってます。
そもそもバイトしなくていいようになりたいです。お笑い頑張ろ。
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