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日本のロボットはなぜ”犬型””猫型”が多いのか?

 日本は世界No.1の”親ロボット国”

欧米のロボットのデザインはGoogleHome,Alexa然り無機質なデザインが特徴的だ。それはロボットの語源に由来する。ロボット(robot)は、チェコ語のRobotaが由来だ。このRobotaとは、「強制労働させる」という意味だ。よって欧米においてロボットは、人間の奴隷のように強制労働をさせるイメージがついているのだ。

一方、日本では鉄腕アトム、ドラえもんなどといったサブカルチャーがロボットへの愛着を下支えし続けてきた。そのおかげでロボットは奴隷ではなくパートナーという印象が持たれている。家庭用ロボット開発の父と言われている大槻氏が開発に携わった犬型ロボットAIBOも生き物のように愛着を持って接して欲しいという理由があり犬の姿となった。

確かに、日本には上記にあるキャラクターのようにロボットは人間に友好的に描かれていることが多い。一方、欧米では例外はあれどリアルスティールやパシフィック・リムといった人間が操縦する(支配下に置いている)映画やブレードランナーなどAIのあり方などを問う内容の映画が多く、完全に友好的なキャラクターとしてロボットが描かれているものに私は出会ったことがない。

実際にもっと高度な技術を搭載した動物型ロボットが登場した時には、是非とも生活をともにしたいと思う。やはり人型というのは、私が人形嫌いなのもあるだろうが部屋の中にいられると落ち着かない。しかしGoogleHomeなどのスマートな機器は少し寂しさを感じる。そう考えるとやはり一番は動物型が大槻氏が言う通り動物型のロボットになってくる。今後、動物型ロボットがペット同然として道で散歩している光景を目の当たりにすると言う未来もあるかもしれない。