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【2024.8】長期投資家としての真骨頂を


積立を継続する

 少し前まで好調に推移していた株式市場や為替市場が投資家の皆さまにとって好ましくない状況に転じています。いわゆる夏枯れ相場に突入し、秋ごろまではさえない状況が続くかもしれません。不安にならず、いまこそ長期積立投資家として胆力の見せどころと考えてください。

 愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶという名言がありますが、過去を振り返ってみても、地道に投資を継続してきた方、下げ局面で買いに向かう方が結果的に大きな果実を手にしてきた歴史に目を向けてください。これまで通り、淡々と積立を続けていくことが賢明な選択だったと、いずれ時間が経過すればわかるでしょう。

手元資金に余裕のある方がいらっしゃれば毎月の積立に加えてスポット購入を検討しても良いかもしれません。いまの下落を将来の喜びと捉えて行動できる長期投資家としての真骨頂をみせていきましょう。

リスクを見直す

 S&P500やオルカンなど指数に連動するインデックスが人気の昨今ですが、今回の下落を受けて価格変動のリスクを取り過ぎていたかもしれないと感じた方もいるでしょう。ご自身のリスク許容度を考える契機としてはいかがでしょうか。リスクを抑えた資産運用について考えてみましょう。

セゾン・グローバルバランスファンドは株式100%の運用と比較すると安定的で全世界の株式と先進国の国債で構成されています。株式以上に値動きが大きいという理由から新興国の債券や世界各国のREITは含みません。バランス型ファンドに求められることは安定的な運用であり、株式以上に値動きが大きい資産を含むことは適切ではないと考えているからです。

セゾン資産形成の達人ファンドも全世界株式を対象としたアクティブ運用ですが、全世界株式のインデックスより値動きが小さくなるように構成しています。アクティブ運用はインデックス運用よりも大きなリスクをとって大きなリターンを得る運用手法であるとの話を聞くことがありますが、それは半分正解で半分間違いです。インデックス運用よりも値動きが小さいアクティブ運用もあり、インデックス運用以外は全てアクティブ運用であるというのが正解です。

セゾン共創日本ファンドもTOPIXや日経平均株価と比較して値動きが小さくなるような運用を目指しています。徹底したボトムアップリサーチで持続的な価値向上を見込める企業を選定し、株価が妥当であるときに投資を行うことで、相場下落時には相対的に高い耐性を発揮することを期待しています。

適切なリスク量であることによって資産の成長と下落時の相対的な耐性の両立を図っているため、短期では他と比べて上昇が物足りない局面があるかもしれません。しかし私たちは、いつ、誰が、どのタイミングで始めても積立投資で長く継続できる、取り崩しステージに入っても資産寿命を長く保てる、そのような運用を目指しています。

アクティブ運用の強み

 アクティブ運用の魅力の1つとして、私たちの哲学や価値観を運用に反映できることが挙げられます。「やらないこと」を明確にすることも大切です。私たちは短期の相場予想は行わない一方、丁寧なリサーチによる将来の企業業績予想は行います。セゾン資産形成の達人ファンドが採用しているファンドでは、殺りく兵器に関連する企業、健康に害をおよぼすタバコ産業、アダルトビジネスを手掛ける企業などには投資しない方針を明確にしています。

運用成果だけでなく、結果に至る過程にもこだわることで私たちの価値観に沿う運用をしているファンドを探すこともアクティブ運用の特長です。私たちは今さえ良ければいい、売れたらいい、という投資信託は作りません。お客さまに「これだ!!」と自信を持って保有していただけるよう、長期積立に資するファンドを渾身の力で設定・運用しています。数ある投資信託から選ぶのが大変だという方のストレスに対する解決策を提供することもお客さまに対する責任として考え、3つのファンドを大切に運用してまいります。

海外ローコストインデックスファンドだけを買っていれば良いと流布している恣意的なメディア記事、SNS、YouTubeなどから影響を受けた投資初心者が、下がったら売るまたは買わない、上がったら相場を追いかけて買うという理性的ではない行動を選択して、一貫性ある投資行動ができていないことがみて取れます。

最後に9月7日は名古屋で1回目の「セゾン投信Meet UP !」を開催します。􀀃回目の東京で参加された方からはご好評をいただけたこと大変嬉しく思います。日頃は顔を出す機会が無い社員が会場でお待ちしています。社員だけでなくお客さま同士で交流できる機会でもあります。軽食とドリンクも楽しみに、チームセゾン投信に会いにきてください。※

(2024年7月31日)

※「セゾン投信Meet UP !」はご好評につき満員御礼で受付を終了しています。
7/27東京開催レポートはこちら!


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