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【2024.7】長期投資仲間へのメッセージ

セゾン投信株式会社

第19期がスタート

　2024年6月28日、当社の第18期定時株主総会が開催され、その後の取締役会を経て、第19期の経営体制が決定されましたことを皆さまにご報告申し上げます。

　私は取締役に再任され、代表取締役としては2020年から数えて5期目に入りました。

近年、人々の資産運用を取り巻く環境は大きく変わりました。NISAやiDeCoの改正もあり、今後ますます生涯投資の世界へ参加する人が増えていくと考えています。

創業来大切にしているセゾン投信の理念や運用哲学は一切ぶれることなく、同時に一人でも多くの方々が生涯投資を全うできるように、より一層精進しますことを皆さまに対してお約束します。

そのためにいつもアクセル全開ですが、私を含むスタッフ全員が成長することでセゾン投信全体の出力向上を実現します。

執行役員制度の導入

　19期より執行役員制度を導入することも決定いたしました。
経営の意思決定と業務執行を分離しコーポレートガバナンスを強化するだけでなく、それぞれの役割や責任を明確化することで決定から実行までのスピード向上を実現することを目的としています。

私がセゾン投信へ入社した2018年10月1日と比べてみても、純資産総額は2,434億円から8,695億円（2024年6月28日現在）となり、スタッフ数も30名程度から90名を超える規模になりました。
運用、情報発信、サービス、法令および制度対応など質や量の向上に必要なこと、手掛けること、求められることが格段に増えました。

より強固な企業運営の基盤確立には、当制度の導入が必要であると取締役会で判断したものです。

  皆さまの生涯投資の一翼を担う運用担当の執行役員には、長年当社の運用を担ってきた瀬下哲雄が選任されました。彼が運用する2本の投資信託だけでなく、当社が設定・運用する3本全ての投資信託を運用強化するべく今まで以上に力を振るってもらいます。

  事業部門とコーポレート部門については、私と常勤取締役である杉本洋の2名が業務執行の責任を担います。

杉本は今年1月にリリースした新システムやアプリのプロジェクトだけでなく、これまでにも各種大型案件を強力なリーダーシップと強い責任感のもとに進めてきました。

杉本も瀬下もセゾン投信には欠かせない重要な存在です。3人で力を合わせて皆さまの幸せに繋がる業務執行に努めますし、今後も体制や運営方法を適宜見直しながら更に進化してまいります。

業界を取り巻く環境

　投資信託協会が2024年6月13日に公表した資料によりますと2024年5月の国内公募株式投資信託（ETF除く）は12か月連続で資金流入超となりました。

また人気の海外株式インデックスファンドは2024年2～4月まで3か月連続で資金流入が減少していましたが、5月は増加に転じました。

昨年から続くNISA改正の盛り上がりにより投資信託全体への資金流入は続いているものの、海外株式インデックスファンドへの資金動向を見てみると株式相場の上げ下げによって一喜一憂した人が多い印象です。

海外ローコストインデックスファンドだけを買っていれば良いと流布している恣意的なメディア記事、SNS、YouTubeなどから影響を受けた投資初心者が、下がったら売るまたは買わない、上がったら相場を追いかけて買うという理性的ではない行動を選択して、一貫性ある投資行動ができていないことがみて取れます。

資産形成期から取り崩し期までを含む生涯投資は、常に資金を運用の波に乗せ続けること、運用の世界に留めておくことが大切です。

僅か数日間でもその世界から離れてしまうと、その数日間で相場は大きな上昇を迎えることがあり、その上昇の恩恵を受ける機会を逃すと将来に向かって重大な影響を及ぼします。

これは過去の検証データを確認しても明らかです。良い結果は正しい運用と正しい投資行動が相まってこそ享受できるものです。

セゾン投信はこの大切な2つのピースを提供できるよう良質な運用、情報発信、サービス提供を行ってまいります。
（2024年7月1日）

  • この資料は、セゾン投信の役職員ならびに関係者の方々から皆様へ、「メッセージ」の発信を目的として作成したものであり、勧誘を目的とした、セゾン投信の提供する「販売用資料」ではありません。また、金融商品取引法に基づく、開示書類でもありません。したがって投資信託の購入、売却、あるいは保有を推奨するものではありません。

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