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セゾン投信 相談室のツブヤキ第24回【火災保険料改定 13%料率up】

いつも相談室のツブヤキを読んでいただき、ありがとうございます。
セゾン顧客本位の相談室の前田です。

今回は2024年10月から火災保険料が改定されるということで、火災保険を取り上げたいと思います。火災保険は、ここ数年1〜2年ごとに改定が行われている状況ですが、今回の改定は全国平均で13%の料率アップになります。

今回の改定によって火災保険はどう変わるのか、またどのような保険料節約方法があるのか、お伝えします。


◆2024年火災保険改定の内容

火災保険の保険料は損害保険料率算出機構が算出する参考純率を参考に、各保険会社が決定します。今回の改定は2023年6月に機構が参考純率を13%引き上げることを発表したことを受けて、保険会社が保険料改定を行いました。

また、今回の改定では、料率に加えて水災に関する料率が5区分に細分化されます。水災とは洪水や土砂崩れ等による損害を言いますが、今まで水災料率は全国一律でした。今回の改定で地域によってリスクの差が設けられ、最も保険料が安い1等地から最も保険料が高い5等地まで5区分に分けられます。

この区分は市区町村単位で決められており、自宅の水災等地は、こちらの検索システムから確認できます。

◆各地域の改定率例

それでは、各地どの程度の値上がりになるのでしょうか。火災保険の改定率、水災等地別の改定率の一例として下記都道府県をピックアップしました。

M構造:コンクリート造などのマンション

T構造:耐火・準耐火の建築物、鉄骨造り建物など

H構造:非耐火などM・T構造以外の建物

出典:損害保険料率算出機構「2023年6月届出 火災保険参考純率改定 都道府県別等地別の改定率の例」より抽出

なお、保険料は上記の料率だけで決定されるわけではなく、経費なども含めて各保険会社が決定します。また、実際の保険料は築年数や広さなどによって変わります。

◆火災保険改定の背景

今回の改訂の背景にあるのは、大雨や台風などの自然災害の被害が大きいこと、住宅の老朽化への対応に係る材料費や人件費等修理費の高騰が背景にあります。自然災害については、地球温暖化の影響があると言われていますが、温暖化など気候変動が進むなら火災保険の値上がりは今後も続く可能性はありそうです。

◆火災保険の節約方法

今回の見直しは2024年10月以降からの契約に適用されるため、現在の契約に適用されるわけではありません。しかし、次回の更新からは値上げが適用されます。保険料を削減するには、補償内容を適切にする、過大な補償をつけているなら無駄な補償を外すことはもちろんですが、必要な補償まで削減してしまうのは危険です。

そこで、下記のポイントも考えてみてください。
・保険期間5年にする
現在の保険期間の最長は5年です。長期契約にすると保険料が割安になります。

・保険会社を比較する
更新の際は、他社の保険の見積もりもとってみましょう。一括見積もりサイトでアイスなどギフト券プレゼントキャンペーンを開催していることもあるので、比較して保険料の大きな節約にならなかったとしても、せめてお得感だけでも味わいましょう。

・免責金額を上げる
免責金額(自己負担額)を設定できる保険なら、免責金額を上げることで保険料を抑えることができます。ただし、保険事故が起きた際、自己負担が増えるため、免責金額を上げる際は注意が必要です。

◆火災保険の節約には限度がある

近年の自然災害の被害を考えると容易に補償内容を下げるのは非常に危険です。久々の保険の更新で保険料の高さにびっくりするかもしれませんが、火災保険は必要経費です。火災保険の出費がイタイと思ったら、火災保険以外の支出項目で節約をはかりましょう。

◆おまけ

SBI証券主催の資産運用フェス(9/8)にセゾン投信がブースを出展し、相談室の前田と増田が参加いたしました。
会場は文化祭のような雰囲気で賑わい、当社のブースにも非常に多くのお客さまにお立ち寄りいただきました。(全体の来場者数は約3,000人だったそうです)
ありがとうございました。

セゾン投信のチョクハンでお取引をしていただいているお客さまもいらっしゃったことが印象的で、今後の運用方針などについてのお話もさせていただきました。

フェスで見かけた場合には、ぜひお気軽にお声がけくださいね。

SBI証券 資産運用フェス セゾン投信ブース前にて 前田(左)と増田(右)

セゾン顧客本位の相談室
前田菜緒

セゾン顧客本位の相談室

セゾン投信公式noteに過去のアーカイブが掲載されています。ぜひそちらもご覧ください。

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